お 手 紙 の お は な し 。
初めて入った雑貨屋さんで
小花柄のレターセットを買った。
友人に手紙を返すためだった。
お会計をしてもらっている時、
店員さんが声をかけてくれた。
「お手紙、お好きですか?」
私はもちろん、好きだと答えた。
すると、店員さんが
お手紙交換リレーについて教えてくれた。
『知らない誰かさんとのお手紙交換』
①特定の相手を決めずに手紙を書く。
②とある郵便局宛に送る。
③そこで自由にシャッフルされる。
④誰かが書いてくれたお手紙が届く。
雑貨屋さんで参加券を買うと、
その郵便局の住所が書かれた
宛名のシールがもらえるらしい。
話を聞いただけで、心がわくわくした。
つい先日、本で読んだ内容に似ている!
「水曜日の手紙」という本。
(すごく素敵な本なのでぜひ読んで欲しい。)
本の世界と現実の世界が
繋がったような感じがして、嬉しかった。
*
何について書こうか
ちょっと迷った。
何かを宣言してみようか、
思いきり夢を語ってみようか、
今悩んでいることを正直に書いてみようか、、
相手が分からないとなると
案外迷う。
結局のところ、私は
「お気に入りの本」について書くことにした。
手紙で多くのことを伝えるのは、難しい。
この手紙が届いてよかった、と
心に残ってくれるようなことを書くのは、
もっともっと難しい。
それならば素敵な本を紹介し、
手紙を受け取った人が本を通じて
少しでも素敵な時間を
過ごしてくれたら嬉しいと思った。
おすすめしたのは
「静かな雨」という、宮下奈都さんの本。
やさしく、せつなく、読みやすい作品。
記憶が一日しか持たない女の子と
それを支える男の子の物語で、
愛おしくなるような透き通った恋。
多くの人に届いて欲しい作品だ。
私の手紙は誰の元へ届いているだろうか。
その人が本を手に取っていてくれたら
とっても、うれしいな☺️
*
そしてこの間、お手紙が届いた。
このことについてはまた今度、
noteに書かせてもらおうと思う。
これからもあたたかい記事をお届けします🕊🤍🌿