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雪 雪 雪 彼らにとっては日常で そこにあっても、見えないもの 雪 雪 雪 つい足跡を、残し…
青と空気の壁が春の僕を撃ち殺した。遠近を忘れてしまうようなどす黒い葉緑体が、二滴ほど、雫…
ヒトの心情は、光の多寡による。 烏が啼くのは夕方で、その時の太陽は怒号を放ちながら姿を隠…
例えば世にも恐ろしい深淵の傍に立つ僕に、君がその手を差し伸べなかったならば、僕の君への信…
自分以外のあらゆる詩人が嫌いだ。 奴らは随分美しい言葉ばかり使うし、まるで海のような深い…
水に拒まれて、泳げなくなってしまった、それでも空は、いつまでも見捨てないでいた。下に落ち…
しやぼん玉のやうな 見目だけ煌びやかな 薄汚れた浅ましさを それでも貴方は、 一切を憚らずに仰るので 如何なものかと、 思う次第で御座います。 貴方の生涯を、 正に世界そのものを、 まるで木ッ端を 鉋にかけるが如く すり減らして往くので 名声が故に削る程かと 思つては嘲笑つてゐるのです。 さても、私にや分かるまいと、 とは思い候えども、 ひやうふつと吹いてしまえば 泡沫のように消えるのに 不思議なもんもあるもんだと、 そう思うばかりで御座います。 人は皆、その球を見るので
あの日、確かに見失った青。 が、目の前の分厚い現実の向こうに、 ある気がしたから。 立ち止…
君は何も言わなかった。 君の人生の苦しみを、一つ一つより合わせて糸にして、悲しみと一緒に…
空を、あなた、眺めたことがありますか。 その美しき真円を、あなた、感じたことがありますか…
人々の激流も 縦横に広がる 布地のようで 本よりも 空気を読むのが 得意なようで 誰もが誰…
ぐちゃぐちゃにかき混ぜた卵黄を 中途半端な体温であっためた その色が気に入ったから夕暮れに…