異常者(頑固者)がロードバイクをオーバーホールするとこうなる■2024年04月02日更新
広島県広島市にある『動く自転車屋』『自転車の便利屋』サイクルサービストグトのnoteをご覧いただきありがとうございます。
こんにちは、アシスタントJです。
当店のオーバーホール作業の記事は
「サケのツマミになる!」
と喜ばれています。
そんな大袈裟なと思いつつ、私もオーバーホール記事を書いてみたところ、ちょっとわかる気がしました。
もちろん、作業自体はノーリー店長による仕事です。
というわけで今回は自他共に認める異常者(私に言わせれば頑固者)であるノーリー店長(以下、店長)による【ANCHOR】(アンカー)のクロモリ・ロードバイクのオーバーホール作業という名の『頑固者 vs 頑固な汚れ』の戦いの様子をお届けします。
写真多すぎです(汗)
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■びふぉー
まずはお預かり時点での車体の状態です↓
通勤でほぼ毎日使っているそうで、バーテープも劣化しています。
ハンドルバーのクランプも気になるところです。
塗装の劣化もありそうですが、汚れはなるべく落とすつもりです。
打ち合わせの時点でチェーン伸びが1%以上だったので要交換という話でまとまっています。
チェーンリングは再利用するとして、カセットスプロケットもチェーンと共に要交換です。
リアリフレクター兼リアライトですが、取り付け方法が良くない状態だったので修正予定です。
はたしてシートポストは無事でしょうか?
リアディレイラーの動きは悪くないですが、全体的に汚れが蓄積しているためかプーリーの動きも気になります。
ヘッドパーツは開けてみないとわかりませんが、ハンドル操作でも少しだけゴリゴリ感がありました。
直前の雨の影響もあってか、ブレーキの『ゴリジャリ感』が気になります。
ブラケットカバーはユーザーさんがご自身で購入したものの、品番を間違えたそうでフィットしません。
すでに改めて当店にてご注文を承っております。
ドライブ側はもちろんですが、ノンドライブ側も雨のせいか汚れがたまっています。
簡易スタンド用のホルダーです。
これもキレイにしていきます。
各種ワイヤー類はできれば再利用予定ですが、一旦抜いてみないとわかりません。
破れや剥がれ等の劣化は見受けられますが、お気に入りのサドルとのことで再利用予定です。
リムのブレーキエリアまで汚れています。
今回はブレーキエリアの摩耗も確認できたため、ユーザーさんとの話し合いの結果、ホイールは前後とも交換することになりました。
【BRIDGESTONE】のロード用フレームというえば『マジョーラ』っぽいカラーのイメージが強いです。
見る角度によって色が変わるという、非常にオシャレなカラーリングだと思います。
■下洗い・完全分解・フレームの下処理工程
サイクルサービス・トグトでは洗車のご依頼も増えてきたため、洗車の新兵器を用意しました。
最初に車体全体を軽く下洗いします。
普通の洗車でもやる作業です。
すでにパッと見ではキレイになりました。
お持ち込みのハンドルバー(今回の作業で使用予定)もついでに洗います。
下洗い作業が済んだらフレーム単体にするため、各パーツを外していきます。
下洗いだけでは古いグリスの汚れは落とせません。
また、掃除道具が届かない部分も多いので、そういう所にある汚れはまだ残ります。
『ゴリジャリ』感があるのはブレーキ本体の汚れが原因である可能性が高いです。
レバーのブレーキワイヤー出口には粘土のような汚れが蓄積しています。
そして本来あるべきボルト(ビス)が片方にはありませんでした。
この小さいボルトが無いとスモールパーツを固定できませんが、ブラケットカバーが簡易的にストッパーの役割を果たしてくれていたようです。
特殊なボルトですが当店に在庫があったので、すぐに対応できました。
シフトアウターケーブル受けも分解します。
開けてみると台座が錆びていました。
105グレードのアウターチェーンリングは強度と軽さとコストのバランスを最適化するためか、フィンのような形状になっています。
ここに汚れがたまりやすく、メンテナンス性はイマイチです。
『高性能をお手頃価格で!』
(※ただしそのためにはこまめに掃除してね)
ということでしょう。
徹底洗浄していきますが、クランクセットの場合はこれでもまだまだ下洗いです。
チェーンリングを含め、クランクセットを外してスペースが確保できたので、ボトムブラケット(BB)まわりを再び入念に洗っていきます。
クロモリ(鉄)製フレームなので懸念していたシートポストの固着は大丈夫でした。
過剰なグリスによる影響か、粘土のような汚れが蓄積していました。
後ほど分解して徹底洗浄していきます。
あれだけ洗ったのに、チェーンステーの汚れはまだ落ちません。
何度も何度も洗わなければならないのはそのためでもあります。
そしてBBが固着しているのか、なかなか外れません。
フロントフォークとヘッドパーツもサビによってなかなか抜けない状態です。
ヘッドパーツをなんとか外せました。
BBもどうにか外すことに成功しました。
スリーブも大変なことになっています。
金属の破片を含むサビ汚れがドロドロになっています。
ヘッドパーツは比較的マシな状態です。
ヘッドカップ(上ワンと下ワン)もまだ使えそうな気がします。
念のためヘッドカップも抜いてみると、錆びていました。
ここは仕方が無い部分ですが、店長には対策方法があるそうです。
ブレーキシューの付近は油汚れとはまた違う『ブレーキダスト』という汚れが溜まります。
フロントフォークも下洗いから本格洗浄に移ります。
ディレイラーハンガーの再タッピングです。
各部の再タッピングをすることで、サビによって落ちたネジの精度が良くなり、今後の組み付けや部品交換作業等がやりやすくなります。
タッピングツールが届く範囲は全て行います。
ユーザーさんが自分でカスタマイズする際にも役立ちます。
手間が発生する分、費用もかかりますが、メカニックにとってもユーザーさんにとってもメリットがある作業です。
予めBBシェルをブラッシングしてある程度のサビは落とせました。
その上でBBシェルも再タッピングします。
ネジ山がとても良い状態になりました。
こうして見ると、改めてJIS規格BBっていいですね。
さらにフェイシングも行います。
平面度を上げることでアウトボードタイプBBの組み付けで隙間をできるだけ無くし、水の浸入を防ぐ狙いがあります。
フロントフォークもフレームも何度洗剤で洗ったことか…。
経年劣化もある塗装をできるだけ傷めないようにしつつ、可能な限り汚れを落とすという作業は店長曰く、
「簡単そうに見えるけど、実はそれなりに神経を使う工程。」
だそうです。
ようやく納得のいく仕上がりになりました。
水垢が残ると台無しになりかねないので、素早く拭き上げをしなければなりません。
さらにエアーコンプレッサーを使って、パイプ内部にもできるだけ水滴が残らないように水滴を飛ばしていきます。
フレームを乾かしたら、グリスをパイプ内に噴射します。
こうすることで、パイプ内部のサビ発生を遅らせることができます。
■各パーツ分解洗浄・下処理工程
ここから各パーツをさらに分解して徹底洗浄と下処理をしていきます。
ここに掲載している写真だけではなく、実際にはまだまだ多くの工程があり、全ては掲載しきれません。
ヘッドパーツを洗浄し、ベアリングリテーナーのサビもできるだけ除去します。
これらの部品を1点1点洗浄してそれぞれに適切な下処理をしていきます。
レバーもできるだけキレイにして、適切な下処理をしています。
ST-5800のレバーにはST-6800のブラケットカバーが使えます。
共通で使えるのはユーザーさんにとって嬉しい仕様ですよね。
ブラケットカバーを装着し、レバーまわりはひとまず解決です。
この後、なかなか落ちなかった汚れもできるだけ落としています。
シフトケーブルガイドやスタンドホルダー等も分解洗浄しています。
ダウンチューブのシフトアウター受けも分解・洗浄の対象です。
もちろん、長持ちさせるための下処理もしています。
リアライトは組み付け方を誤っていたので、掃除ついでに修正しました。
意外と見落としがちなのがシートポスト(特にヤグラ部分)の汚れです。
過剰な油分が砂や埃を吸着し、それが蓄積して粘土のような汚れになります。
頑固な汚れも時間をかけてしっかり落としました。
ヤグラ部分だけでも洗浄液が透明からこんなに黒くなりました。
ブレーキシューは前後で減り具合が異なっていました。
片方は新品に交換となります。
片方はまだまだ減っていなかったですが、カスが溜まっています。
再利用するブレーキシューは徹底洗浄です。
白い泡が黒く変色しなくなるまで洗浄していきます。
メーカー公式によると、分解してOKなのはここまでです。
展開図にもこれより先の分解はありません。
なので、一旦この状態でブレーキ本体も徹底的に洗浄します。
それでも『ゴリジャリ感』が残っていたので、店長はさらに分解を進めます。
本来は分解してはいけないとされているので、ユーザーさんはマネしないようにお願いします。
店長はBR-5800のオーバーホール作業の経験をたくさん積んで学んできたからできることです。
特に厄介なのがこのベアリングです。
ベアリングがサビによって欠損することもあります。
そして無くしやすいので、紛失せずに作業ができる環境も必要です。
限界突破と言えるくらいの分解をすることで、究極の洗浄ができます。
公式展開図に無いスモールパーツは販売されていませんので、ここから先の分解で判明した不具合があれば、ブレーキ本体の買い替えが必要です。
店長はユーザーさんからヒアリングした使用環境や実物の状態次第でベアリングの下処理方法を決めるそうです。
今回は粘度の低いグリスで仕上げることになりました。
ベアリングがギリギリ生きていて良かったです。
こういう下処理を経て、ブレーキが元に戻りました。
新品のような動きになりましたが、もちろん新品ではありません。
オーバーホール前の動きと、オーバーホール後の動きの違いは素人でもわかるほどでした。
この時点でブレーキ本体の『ゴリジャリ感』は全くありません。
左クランクも完全分解・洗浄しています。
右クランクとチェーンリングも分解し、本格洗浄の準備完了です。
ペダル受け部分も抜かり無く洗浄します。
しばらく洗浄していないチェーンリングの汚れも店長と同じくらい頑固です。
頑固者 vs 頑固な汚れ(チェーンリングステージ)の戦いは頑固者(店長)の勝利で幕を閉じました。
素手で触っても手が汚れません。
BBも『ゴリジャリ感』がありました。
原因となる砂の吸着汚れをウエスとニードルでこそげ取ります。
店長によると、分解・洗浄・下処理・組み直しで良くなる物と悪化するものがあるそうで、このBBは過剰な分解は禁物だそうです。
それでもキレイになり、『ゴリジャリ感』は無くなりました。
適切な下処理は行います。
どこまで分解するかの判断は確かに難しいなと思いました。
フロントディレイラーも入念に洗浄しています。
適切な下処理も済みました。
リアディレイラーの汚れもなかなか頑固そうです。
ライナーは破れていました。
寿命ですね。
プーリーには糸状のゴミが絡まっていました。
さらに分解を進めます。
洗浄・下処理が済んだら組み直しです。
各部品をできるだけ長持ちさせましょう。
適材適所そして適量が大切です。
リアディレイラーもかなりキレイになりました。
さらに細かい部分も掃除します。
前後ともディレイラーの準備ができました。
■車輪の作業
今回はチューブのみ再利用でホイール(リムフラップ付き)とタイヤ、カセットスプロケットは新品になります。
700C対応リムブレーキ仕様の補修用ホイールとしても人気のあるホイールがこちらの【P&P COMPONENTS】WH-A1800Rです。
破格の安さですが、新品でも下処理をしておくことで快適にお使いいただけます。
この製品に限らず多くのホイールに言えることですが、製造段階でのバリ等がリムウォール内部に残っており、それが原因で異音を発生させます。
当店で販売するホイールはできるだけそういうバリ等を取り除いているため、同じ製品でも快適性が違います。
また、新品なので通常は入荷した状態のまま販売されますが、頑固な店長は少しでも良い状態にしようとします。
新品入荷状態のハブベアリングです。
この価格帯で他のホイールと比べるとマシですが、やはりグリスが足りないような気がします。
せっかくグリスを注ぎ足すならということで、新品のハブなのにオーバーホール作業をしちゃいます。
標準のグリスもキレイさっぱり除去されました。
【SHIMANO】プレミアムグリスを注入し直します。
グリスの量の差も明らかです。
そこへベアリングを戻します。
ハブ軸も簡単には錆びさせません。
パーツをしっかり戻していきます。
利益度外視でグリスを惜しみません。
店長曰く
「余ったグリスは拭き取ればOK!
足りないよりは断然いいでしょう。
このほうが長持ちするし。」
そこから丁寧に玉当たり調整を行います。
とても1万円未満のホイールとは思えないほど軽快に転がるようになりました。
新品より性能がよくなることもあるんですね。
同じホイールでも『どこで買っても同じ』ではありませんでした。
ホイールの中心を確認しています。
新品でも輸送中の衝撃等によってセンターがズレたりフレが出たりします。
一見、問題が無いリムフラップですが、店長としては気になる部分があるそうです。
ハサミで整えました。
適切に処理してリムフラップを戻します。
タイヤサイドのヒゲ抜き作業です。
製造段階で生じるものだそうですが、フレームやフォーク等によってはこのヒゲが当たり、異音の原因になることがあります。
地味な作業ですが、快適性を高めるためにやっておくと良いそうです。
タイヤは【SCHWALBE】MARATHONです。
圧倒的な耐パンク性能と長寿命を誇り、自転車で日本一周や世界一周等の旅をするサイクリストからも非常に高い評価を得ています。
リアもフロントと同じ作業です。
下処理は本当に大切だと思いました。
店長が『異常者』だと言われる理由のひとつがカセットスプロケットの取り付けです。
物理的に不可能な場合を除き、わざわざスペーサーの刻印の位置まで合わせます。
性能には全く関係も無いし、組み付けたら見えない部分なのに、こんなところにまでこだわるのがトグト流だそうです。
マネ…したい人はどうぞ。
ロックリングにも固着防止のグリスを塗ってあります。
これで車輪の作業は完了です。
■組み直し作業
フレーム単体から自転車になるように組み立てていきます。
その前に、フロントフォークの下処理の様子を掲載し忘れていました。
せっかくここまで分解したいので、コラムのサビをどうにかしたいですね。
サビ除去剤を使ってゴシゴシ磨きます。
サビがかなり無くなりました。
触ってみるとコラム上部の気になった段差も滑らかになりました。
フォーククラウンを取り付けて、改めて組立準備完了です。
フレーム内部にはグリスを注入して下処理をしてありますが、ヘッドカップ圧入部分には特殊なグリスを使います。
ヘッドカップ圧入完了です。
ベアリング接触部分にはプレミアムグリスを惜しみなく使います。
そう簡単には錆びさせません。
きっちりとグリスを詰め込んだので、グリスが少しはみ出ます。
これは拭き取るので問題ありません。
ヘッドパーツのロゴの位置も気にしながら組んでいきます。
この時点ではステムもまだ仮止めです。
クロモリフレームのシートポストは固着しやすいので、固着防止用にグリスをしっかり使います。
シートポスト固定用のボルト・ナットにも下処理済みです。
BBシェルには水に強い特殊なグリスを使います。
これで次回のBB脱着はスムーズにいってくれるでしょう。
ディレイラーハンガーの芯出し作業です。
ここまで済んだら車輪を一旦外してフレームとフォークをコーティングします。
リアブレーキと後輪の取り付けです。
ハンドルやレバーも取り付けます。
塗装の劣化こそありますが、クランクセットもキレイになりました。
ケーブルガイドとライナー管は再利用します。
ダウンチューブのアクセサリーやシフトアウター受けの取り付けです。
リアディレイラーが付いてロードバイクらしくなってきました。
フロントディレイラーもいい感じにとりつけます。
各種ワイヤー類は新品に交換することになりました。
ブレーキインナーワイヤーにも下処理をしています。
各種アウターケーブルはブルーを選択されました。
チェーンは【KMC】の限定色です。
ブレーキ、ディレイラーの大まかな調整を済ませ、各種ワイヤー類の初期伸びをできるだけ取り除いています。
バーテープを巻く下準備です。
フィニッシングテープにも剥がれにくくするための下処理をしています。
ペダルを取り付け、ブレーキや変速の最終調整をして、ついに完成です!
■完成しました
昼間に見るとより一層美しく見えると思いますが、納車まで時間が足りなかったので夜に撮影しています。
まずは離れたところからの全体写真です。
ブラケットカバーも無事に解決しました。
ST-5800のブラケットカバーも品薄状態なので、該当品番をお使いのユーザーさんはお早めに購入しておくことをおすすめします。
透明のラップはフィニッシングテープの貼り付きを良くするための処理です。
細かい部分ですが、ヘッドパーツのロゴの位置にも気を遣っています。
コラムシムの割れ目も同様です。
ブレーキのタッチは思わず笑ってしまうほど、劇的に良くなりました。
ワイヤー類も決して高価なものではありませんが、それでも信じられない程動きが軽快です。
必要な時にはシフトアウターケーブル受けのアジャスターもスムーズに動いてくれます。
スパンスパン動くだけでなく、プーリーの回転も良くなっています。
フロントディレイラーもトリムがしっかりと効くようになりました。
ペダルの回転も良好です。
限定色のチェーンが車体色にとても合っています。
リアライトは適切に組み直し、車体の右後方からの視認性を高めました。
サドル高さは特に変えていません。
安価でありながら、店長によるチューニングのおかげで良く回るホイールになりました。
WH-A1800Rは補修用にもオススメですが、リアのOLDは135mmではなく130mmなので、車種によっては使えません。
ご注意下さい。
サイクルサービス・トグトではもはや当たり前ですが、タイヤのロゴ(ラベル)とバルブの位置をしっかりと合わせています。
これは性能というより、見た目を良くするためです。
■ノーリー店長は本当に異常者だったけど…
『変態』『変人』『異常者』『バカ』『アホ』『社会不適合者』『頑固職人』等、様々な称号を持っている店長ですが、実は柔軟な考えを持つタイプの職人です。
仕事ぶりを見ていたら、大切な愛車はこういう人に任せたいなと思います。
頑固とは言っても、ユーザーさんが気持ちよく愛車に乗れるようにするために妥協しないという意味であって、決して排他的な意味ではありません。
フルオーバーホールとなるとどのショップでもそれなりの支出が発生し、それは当店でも同じです。
しかし、かけたコストに見合う以上の仕事をする職人なので、ユーザーさんにとっても損は無いと思います。
実車を見せていただきながら、ユーザーさんの希望や予算等をしっかりヒアリングし、それに対して最適な提案をしています。
長期的に見るとフルオーバーホールしておくのが経済的ではありますが、例えば『ブレーキだけ』とか『ホイールだけ』とかの『部分オーバーホール』も可能です。
部分オーバーホールも製品の仕様や状態によって料金が異なるのは同じですが、事前に現物を見てヒアリングをしてお見積もりをお伝えします。
安心して当店へご相談下さい。