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1年目が私の助手に就くの巻③最強Z世代、大女優の前で。。

こんにちは、つばさです。
4月から早くも社会人2年目に入り、新卒の1年目ことC子が私の助手に就くことになりました。
①②は下から⬇︎⬇︎⬇︎

始める3日目


そんなこんなで迎えた3日目。
この日は1日オフィスワーク。
私も自分の案件の細かいタスクが溜まっており、いくつか複数のタスクを朝からC子に任せた。
元々、研修を担当していた人事からの引き継ぎ資料で、「彼女は優秀で、飲み込みが早い」というコメントがあった通り、
一度教えればなんとなーく自分で応用してタスクをこなせているなと感じれた。
また、初めて教えた事は、必ずすぐにメモをとっており、「めっちゃまじめやな!」と単純に感心してしまった。

一年目あるある



しかし、一点、気になることが。
彼女は午後になっても僕に言ってこないのだ。
何を?
完了報告だ。
かなり多くのタスクを朝一に一気に任せたが、午後になっても報告が一度もなく、見るたびに違う仕事をしていた。
なんなら、お願いしていたこととは関係ない経費精算の作業を行なっていたり。。
私も一年目の頃散々言われていたが、、、
報連相がないのだ。
自分が上の立場になって、初めて先輩の気持ちがわかった。
1年目あるある。
こっちが気になってしまうし、もし仮に僕のタスクがまだ溜まっていて、彼女の手が空いたならすぐに次のタスクを任せたい。
そんな思いがありつつ、夕方前あたりに「今どんな感じー?」と聞くと、
帰ってきた答えは、
「まだ終わってないです!」。
おっと、まじか。全部中途半端で1個も終わってなかった。
終わってないことは1年目のまじの最初だから全然いい。
が、明らかに夕方までに2、3個は終わる内容だ。
もし進め方がわからないなら途中で質問をして欲しかったし、
これまでの今日の時間がすごくもったいないなと。
そんなことをなんとなく彼女に話したところ、
「以後気をつけます、!」と反省の姿勢を見せてくれたので、少し一安心。

4日目

C子の助手1週間生活も残り2日。
4日目は、2人でcm撮影現場へ。
内容は、誰もが知るドラマの主演も数多く務める20代女優が出演するコスメcm。
この案件は、5年目の先輩社員がメインで担当しており、そのお手伝いとして行った。
と言っても、僕は自分の案件の打ち合わせが立て込んでおり、
zoomの合間合間で、現場に顔を出し、状況を把握しながらC子のケアをしていた。
ところが僕がzoomの間に問題は起きた。

大女優様様ですから



女優のマネージャーが何か我々の待機場所に来て、額に皺を寄せ何か言っているのだ。
急いでzoomを終わらし、向かうと訳はこうだった。
C子が小道具担当をしていたのだが、女優に素手でしかも片手で渡したと。
普通のことのように見えるが、これが意外と問題なのだ。
この業界柄、女優や出演者に対しては最大限配慮をしていますよ〜と見せなくてはならない。
今回でいうと、小道具を直接出演者に渡すとき、両手に商品が汚れないよう、指紋がつかないよう手袋をし、両手で「〇〇です、よろしくお願いします」と言ったりするのだ。
バカみたいな話だし、必ずしもこうしなければならないなんて事はないが、案外重要視される事なのだ。
その役割をしていたことに気づかなかった私や、ちゃんとやり方を伝えてなかった先輩も悪いが、、、、
先輩によるとC子はいかにも「いけます私できます」感で自ら志願してくれたため、大丈夫なのだと勘違いしてしまったと。
私はその場面にいなかったからわからないが、その先輩はかなり後輩に手厚くサポートするタイプなので、その彼女が何も教えてなかったとは到底思えない。
彼女の元気で肝の座った感じ、そして報連相や自ら質問をしてこない点などその全てが今回のことに繋がったのではと、
私の中でどこか納得がいってしまった。
結局、女優本人はもちろんなんとも思ってないし、気にしてもなさそうだったので良かったが、
こんな些細なことで仕事が飛んだり、次回は別の広告会社にしますといったことになりかねない業界だ。
その責任をC子に背負う覚悟があるのかと問うまではいかないものの、、
1年目。学生と社会人の間にいるようなものだ。
少しずつ、学んでいってほしいな・・化けていってほしいな、、と妹を見てるような気分になったつばさでした。

次回に続く


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