サワアキラ

一橋大学経済学部卒、1986(昭和61)年、東京都庁入都。 総務局人事部人事課長、知事本局計画調整部長、中央卸売市場次長、選挙管理委員会事務局長などを歴任。 2020年3月「築地と豊洲」を出版後、小池百合子都知事からクビを宣告される。 現在YouTubeで活動中。

サワアキラ

一橋大学経済学部卒、1986(昭和61)年、東京都庁入都。 総務局人事部人事課長、知事本局計画調整部長、中央卸売市場次長、選挙管理委員会事務局長などを歴任。 2020年3月「築地と豊洲」を出版後、小池百合子都知事からクビを宣告される。 現在YouTubeで活動中。

    最近の記事

    「子供月5千円給付」をめぐる小池知事の詭弁を暴く

     新年早々、「毎月5千円を所得制限なしで18歳までの子供に給付」との小池知事のサプライズ表明が波紋を呼んでいます。なぜ、このタイミングでこの内容? すべては岸田政権の「異次元の少子化対策」の向こうを張って国に先制攻撃を仕掛けたという側面を十分に押さえた上で、週末6日に開催された定例記者会見での小池知事自身による説明を深掘りしてみたいと思います。 罰ゲーム?  所得制限なしでの給付に関して小池知事はこう言っています。「共働きで一生懸命働いて税金を納める人が給付の対象にならない

      • 小池知事肝いり「シン・トセイ」全職員アンケートの回答率が10%だそうで・・・

         毎年12月中旬、都職員はどこかウキウキしているものです。なぜなら、10日に冬のボーナスが支給され、15日に給与振り込みと続くからです。それに、この時期にはすでに都議会定例会も閉会しています。頭を悩ませることがほとんどありません。  ところが今、都庁、なかでも本庁の職場はドヨーンとした雰囲気に覆われているといいます。 回答期限を延期  まずは、表題の「シン・トセイ」アンケートについてです。  そもそもシン・トセイと言われても、都職員でなければ誰も理解できないでしょうが、コレ

        • 都庁の局長級がこの10年で1.5倍に増加を報じた「都政新報」に拍手!!

           先週11月11日(金)発行の都政新報は久しぶりにスパイスが効いていました。1面のコラム欄「都政の東西」で、都庁の局長級が2012年には60人弱だったのが今や1.5倍に増加していることを正面切って取り上げています。題して「トップヘビー」。いつから都庁は頭でっかちな組織になったのかと疑問を呈したのです。 局長ポスト大盤振る舞い  「知事周辺が使い勝手のいい幹部を登用。少し知事マターで頑張ると、すぐに引き上げてしまう。」との都幹部のコメントも伝えています。  つまり、小池知事に

          • 「泣いて馬謖を斬」れないのは誰か? ~韓国・梨泰院事故にからめて、石原元知事と小池知事を無理矢理こじつけて比較してみた~

            責任回避が透けて見える韓国の誤用例  久しぶりに「泣いて馬謖を斬る」という言葉を耳にしました。  この言葉が飛び出したのは、11月1日、韓国の警察トップがソウルの梨泰院で発生した事故に関して開いた謝罪会見でのことです。韓国でも三国志の故事を引用するのかと改めて感じ入ると同時に、このお方、言葉の使い方をそもそも間違っているぞと思いました。 (因みに、「泣いて馬謖を斬る」は、秩序や規律を保つためにはたとえ信頼する部下や身内であっても厳しく処分・処罰することのたとえです。)  な

            大学生に「太陽光パネル設置義務化」の是非を聞いてみたら意外な結果が・・・

             10月18日、都内のある大学で行政分野を学ぶ60名ほどの学生を前に話をする機会がありました。外部講師を招いての連続講座の一環ということで、午後5時過ぎから8時半過ぎまでの2コマ続きの長丁場。『東京都庁 ~誰も知らない「巨大地方政府」の内側』と題して正味3時間超、立ちっぱなし喋りっぱなしでホトホト疲れました。  話の内容は、アカデミックな講義というより雑談・雑学を交えての小池都政批判(?)が中心。有り体に言えば、筆者のYouTube動画をマイルドにして一般化した感じです。そ

            都庁では小池知事の「提灯持ち」記者が大活躍してます(笑)

             大手メディアの報道に接していると、「あれ?」と思うことが時々あります。あるメディアが他社より異様に早く報道したり異様に詳しかったりということです。  それがフェアな競争によってなされているなら何の問題もありませんが、たいていの場合(いや、ほとんどの場合)、権力側と特定のメディア(というか特定の記者)がつるんで情報を操った結果とみるべきです。  都庁も例外ではありません。特に小池知事の特定メディアとの癒着は目に余るものがあります。新型コロナの感染者数、あるいはモニタリング会

            小池知事が放置、テレワークによる「新型サービス残業」が都庁で拡大中!?

             9月17日(土)の午後のことです。YouTubeの生配信のテスト配信中、ある視聴者の方からこんな趣旨のコメントをいただきました。 「都庁で職員がテレワークをした場合、残業代がつかないのはおかしいのではないか・・・・」 なんちゃってテレワークの横行  都庁のテレワークに関して、筆者はこれまでも「なんちゃってテレワーク」の問題などを指摘してきました。  この「なんちゃって・・・・」とは、小池知事の方針でテレワークの実績を求められた職員が仕方なく午前中だけ自宅でテレワークを形式

            都庁官僚の小池知事への「媚びへつらい」が透けて見える補正予算案の言葉遣い

             9月9日、小池知事は令和4年度9月の補正予算案を発表しました。6千億円規模の大型補正です。項目として、脱炭素への取組みや物価高騰対策、新型コロナ対策などが並んでいます。現下の状況に対する迅速な対応にも見える内容ではありますが、見過ごしてはいけないのは、その第一項目の言葉遣いです。  「HTT・脱炭素化の強化」  出た!いきなりHTT。小池知事の会見で使用されるパネルにも林修氏が出演するテレビCMにも登場するHTTですが、その正確な意味(H:減らす T:作る T:貯める)を

            都・産業労働局が屋形船の燃料に”ユーグレナ”(ミドリムシ)を採用する件

             いつもは小池知事や都政のことをケチョンケチョンにこき下ろしている筆者ですが、今回はちょっと趣向を変えて、東京都のバイオ燃料普及の取組みについてお話しします。  東京都産業労働局は、「9月6日から1週間程度、隅田川の屋形船をバイオ燃料で運行する」と発表しました。このバイオ燃料はミドリムシ(学名ユーグレナ)を主原料とするもので、(株)ユーグレナが提供します。ユーグレナと言えば、数十種類の栄養素を持つ健康食品として耳にしたことがある人もいらっしゃると思います。あのユーグレナです

            「基礎疾患ない10歳未満女児死亡」ニュースに見る”報道の文脈”の危うさについて

             先週金曜(8月26日)、MXテレビは午後8時のトップニュースで「速報 コロナ感染し容体急変 基礎疾患ない10歳未満女児が死亡」と報じた。その後、このニュース番組はコロナの感染状況と全数把握に関する話題へと移っていった。  MXテレビは東京のローカル局である。当然、小池知事の動向をメインに伝えた。小池知事は「都は一人一人患者を大事にする観点から当面、発生届は現在の運用を続ける」と発言。国の全数把握見直しの方針に対して「現場を混乱させないで」と強く釘を刺した。  さて、この一

            統一教会問題、小池知事は「しめたっ」と感じている

             統一教会問題の根は、まだまだ深い感じですね。今は、主に自民党を中心に国会議員がメディアのターゲットになっていますが、夏休みが明けて9月、全国の地方議会が定例会を開催する時期に筆者は注目しています。その時、統一教会と地方議員の関係が各地域でさらに顕在化するかもしれない。あと1か月あまり、世論の関心が継続していればという条件付きではありますが。  では、都議会はどうなのか。なにしろ時の人・萩生田政調会長は元都議会議員(2001年からの1期だけですが)、関係を持っている(持ってい

            駆逐艦涼月を救った男・國場勇~甥の松山達司氏によって明らかになったある歴史の真実について~【後編】國場勇とは誰か 涼月と沖縄を結ぶ糸

            前編より続く https://note.com/tocho_watchtv/n/nf0e088440a7d     遺骨  松山氏は一昨年、定年退職した。本腰を入れて伯父・國場勇氏の遺骨を探そうとした矢先、新型コロナの感染が日本列島を襲った。独自調査の開始は1年半後ろにずれ込んだ。  令和3(2021)年12月3日、松山氏が最初に向かったのは佐世保東山海軍墓地だった。小高い山の斜面全体が墓地として整備され、ひときわ高くそびえる「大東亜戦争戦没者慰霊塔」をはじめ、至る所に慰霊碑

            駆逐艦涼月を救った男・國場勇 ~甥の松山達司氏によって明らかになったある歴史の真実について~ 【前編】

            (以下の記述は、松山達司氏のご好意により筆者が提供を受けた手記や情報などに筆者自身の体験を重ね合わせて再構成したものである。)     「軍艦防波堤を語る会」へ  令和4(2022)年4月3日、筆者は北九州空港からタクシーを飛ばしていた。行く先は、北九州市若松地区の旧古河鉱業若松ビル。毎年この時期に開催される「軍艦防波堤を語る会」に出席するためである。  響灘に面した埋め立て地には、旧日本海軍の3隻の駆逐艦が眠っている。大正年間に活躍した柳(やなぎ)、そして太平洋戦争時の最新

            小池知事の都職員「総動員」計画が暴走中です

             7月の最終週のある日、ニュース番組を見ていると、私が現役時代に部下だった職員の顔が大写しになりました。あれ、何やってるの?  場所は新宿駅南口の甲州街道沿い、8名ほどの都職員が横一列に並び、コロナ感染拡大予防を呼びかけているニュース映像の一コマです。感染対策の徹底のフリップを持つ職員、ハンドマイクで声高に訴える職員、さらには道行く人にマスクを配布する職員まで。  今さらマスクかよ、と思わず失笑してしまいましたが、そもそもこの空騒ぎはいったい何なのか。感染者数が連日、過去最

            「ラジオ体操」は五輪レガシーだって小池知事が言ってますけど、そんな訳ありません

             今の都政では、小池知事に言われれば、都庁職員は文句一つ言わずに何でもやります、やらされます。  例えば・・・・。  8月25日月曜日、都庁舎にラジオ体操第一の音楽が流れました。勤務中の職員はしばし仕事の手を止めて立ち上がりリズムに乗って体を動かしまていした。  その様子を映し出すニュース映像を見ると、体操をする職員一人ひとりから、やらされてる感、イヤイヤ感がひしひしと伝わってきます。「なんでこなこと、やらなきゃいけないの?」というアホらしさが全身からほとばしるラジオ体操。見

            第7波突入の今、都庁は”カンシ”の真っ最中

             先日、都庁職員で”カンシ”の1次合格者に話を聞く機会がありました。今は面接の準備に余念がないとのこと。  ご承知のように都庁には2度の昇任試験があります。入都後約5年で受験資格を得る主任試験と、その後経験を積んだ後に受けられる管理職試験です。この管理職試験を略してカンシ(管試)と言い慣わしています。都庁業界用語の一つです。  1次は筆記試験、この段階で約1.3倍に絞り込まれます。その後、8月の上旬に2回の面接があります。今年度は1回目の面接がオンライン形式で、2回目の面接が