都庁の局長級がこの10年で1.5倍に増加を報じた「都政新報」に拍手!!

 先週11月11日(金)発行の都政新報は久しぶりにスパイスが効いていました。1面のコラム欄「都政の東西」で、都庁の局長級が2012年には60人弱だったのが今や1.5倍に増加していることを正面切って取り上げています。題して「トップヘビー」。いつから都庁は頭でっかちな組織になったのかと疑問を呈したのです。

局長ポスト大盤振る舞い
 「知事周辺が使い勝手のいい幹部を登用。少し知事マターで頑張ると、すぐに引き上げてしまう。」との都幹部のコメントも伝えています。
 つまり、小池知事に気に入られようと目先の手柄しか考えない幹部職員が増大、小池知事お気に入りの職員はあっという間に出世して、その結果、局長ポストの大盤振る舞いが発生したというわけです。一方で、派手なパフォーマンスだけがもてはやされ、肝心の都民目線の仕事がなおざりになっている事実も忘れてはいけません。

イエスマンだらけ
 
この異常とも言える事態については、筆者も今年4月と1年半前の2回、YouTube動画で指摘させていただきました。今や小池知事の周辺はイエスマンだらけになっています。しかも、筆者の知る限り、その多くがパワハラ系の資質を持った管理職・・・・。一般職員はたまったものではありません。

『局長増えすぎ問題 若手の芽が潰されています』
都庁の局長の数が4年間で13%増えている件について
https://studio.youtube.com/video/VOevvgS5WAE/edit

『うわ・・・・都庁の局長、多すぎ・・・・?』
5年間で局長級ポストが22増?小池さんの企みとは...
https://studio.youtube.com/video/ba8SYn2-HZU/edit

 組織論の初歩として、過度な論功行賞的人事を続ける組織はいずれ機能しなくなります。管理職は上のご機嫌伺いしかしなくなると同時に、職員間には不公平感、不平等感がまん延します。都庁は正にそうした状況に陥っています。すべては小池知事が招いた悪政と言わざるを得ません。

 くだんのコラムはこう締めくくっています。
「御家人に所領を安堵したツケは、幕府の人事行政のゆがみとなって表れてくる。」
 その通りというか、ゆがみに留まってくれればまだ良いのですが。。。

 ちなみに、都政新報とは都庁職員をはじめ都内の自治体職員向けに発行されている専門紙です。
 2年前のこと。都政に批判的な記事を掲載されることに腹を立てた小池知事が、都の外郭団体からの当紙への広告を一斉に禁止しました。表向きは外郭団体の支出を適正化するという理由でしたが、メディアを兵糧攻めにしようという魂胆はミエミエでした。それ以降、現在でも都の外郭団体からの広告掲載はありません。小池知事の底意地の悪さを象徴する出来事です。

2020年12月18日公開
『小池都知事が新聞社潰し!?』
【緊急】小池都知事がある新聞社を潰そうとしていますhttps://studio.youtube.com/video/aFPQUCyBAH8/edit
 




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