都庁では小池知事の「提灯持ち」記者が大活躍してます(笑)

サワアキラ

 大手メディアの報道に接していると、「あれ?」と思うことが時々あります。あるメディアが他社より異様に早く報道したり異様に詳しかったりということです。
 それがフェアな競争によってなされているなら何の問題もありませんが、たいていの場合(いや、ほとんどの場合)、権力側と特定のメディア(というか特定の記者)がつるんで情報を操った結果とみるべきです。

 都庁も例外ではありません。特に小池知事の特定メディアとの癒着は目に余るものがあります。新型コロナの感染者数、あるいはモニタリング会議で配付される資料が事前に特定の記者に漏れている。他社はしぶしぶ後追い取材でフォローせざるを得ない。もちろん他社にとって、小池知事と「あの」記者がベタベタの関係にあることなど周知の事実ですが、あからさまに抗議はできない。指をくわえて見ているしかない。

 小池知事は一期目の当初から、若い女性の記者を取り込むことに躍起でした。毎週金曜午後の定例記者会見で、意図的に女性記者からの質問を誘導し、優しく微笑みながら返答していました。これにコロッと騙された何人かの若手女性記者がその後、「提灯持ち」記者になっていきます。
 そして今、その筆頭がFテレビの某記者だということは都庁内では知る人ぞ知る話です。
 
 この記者は小池知事の海外出張にもよく同行しています。小池知事は海外出張に同行する記者の数が少ないと途端に不機嫌になります。
 9月のニューヨーク訪問の際も、当初の予定ではマイアミの展示会を視察するだけだったのが、それではどのメディアもついてこないということで、急きょニューヨークを追加した。ところが、コロナ全数把握見直しの余波でマイアミが日程的に無理になって直前に中止、後から付け足したオマケ部分のニューヨーク訪問だけが残った。なんじゃこりゃ。
 事ほどさように本末転倒の海外出張だったわけですが、件の記者はホイホイ同行して小池さんの寵愛を受けています。

 少し前の話になりますが、小池知事一期目の市場移転問題では、S新聞、Y新聞が小池知事のお気に入りでした。市場移転問題に深く関わっていた筆者は、こうした知事御用達のメディアに何度も煮え湯を飲まされました。
 知事を含めてごく少人数の場で報告を上げた翌日の朝刊に、なぜか厳秘で報告した具体的な数値が掲載されたことなど、一度ならずありました。当時の情報リークのルートは主に3つ。小池知事が直接リークする場合のほか、特別秘書経由、そして当時の側近経由の3ルートです。

 それが今や、全体の奉仕者であるべき役人(小池さんに気に入られて出世階段を一気に駆け上がっているような局長級)までもが情報漏洩に手を染めている。政治家の習いとしてメディアとの裏の付き合いはあるにしても、公務員である都幹部職員が積極的にこれに加担してしまっては、もうお仕舞い、世も末です。都庁の現状は、都庁全体が情報操作の魔窟と化していると言っても過言ではありません。

 私たちは日々、こうした提灯持ち記者や提灯持ち幹部職員を経由した情報をシャワーのように浴びせられています。だからこそ、小池知事の情報発信にはくれぐれもご注意を。
 簡単な事例で申し上げると、小池知事はよくイベント開催の発表を得意げに行います。表面的には「ああ、いいことだ。たのしそうだし」で終わってしまいますが、発表する側には必ず意図がある。なぜこの時期に発表なのか、なぜこの内容なのか、税金を使ってやるべきものなのかなど、よくよく考えないといけない。
 ぼーっとしていると情報操作の網に絡め取られて、正常な判断力を奪われてしまいますから。

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