Suicaとデジタル通貨、連結へ!

3メガバンクとJR東日本は、デジタル通貨や電子マネーの相互利用の検討を始める。暗号資産交換のディーカレットが事務局となり、連携に向けた協議会を立ち上げる。

キャッシュレス決済が世界で拡大する中、日本は後塵を拝している。そこで、約8000万枚が発行されているJR東日本のSuicaに目を付けた。駅構内のNEWDEYSを始めとする小売店において、デジタル通貨が利用できるようにすることで、デジタル通貨やキャッシュレス化の普及促進を図る狙いがあるといえる。

ただ、課題もある。マネーロンダリングだ。マネーロンダリングは、不正に取得した金を、複数の口座間で転々と移転することで、出所を分からなくする手法で、資金洗浄とも言われる。つまり、デジタル通貨や電子マネーが預金口座と双方に繋がれば、資金洗浄の機会を増やすことになる。

ただ、資金洗浄で、仮想通貨が使われる割合は一割にも満たないという報告がある。デジタル通貨やキャッシュレスの普及が振るわない状態を脱却するためには、ある程度のリスクを承知して、新たな取り組みを実行していく必要があるだろう。

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