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つむぎ徒然

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「つむぎ」徒然エッセイ。上映会やイベントの様子や、新しい出会い、胸に残った言葉、大切にしたいなと思っていること、などなど。
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記事一覧

「ただ、そばにいる」こと

「ただ、そばにいる」こと

「私はからっぽだし、なにもない。みんなのためにできることもない。でも、そばにいたい。ただ、それだけでここに来ました。」

 上映会準備のために、会場のサンパルネのカフェであつまっていた年末のこと。はじめて参加してくれた彼女から、こんな言葉が出た。

 思わず「そんなことないですよ、あれも、これもできてるし、助かってますよ。」なんて声をかけそうになり、そこで「はっ」と、その言葉を飲み込んだ。必要なの

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人と人が「ラベル」をこえて出逢う

人と人が「ラベル」をこえて出逢う

久しぶりの投稿になってしまいましたが、今日はsocial work stationつむぎのコンセプト「ラベルをこえて出逢う」について書いてみたいと思います。

このコンセプトの大元になったのは、ソーシャルワークのグローバル定義の原則のなかにある「人間の内在的価値と尊厳の尊重」という言葉です。ちょっと小難しい言葉ですが「内在的価値」とは、条件をつけずに、その人の存在する価値を見出すこと。頑張っている

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social work station つむぎ

social work station つむぎ

まちの中でソーシャルワーク
2021年の夏にはじめた活動です

すべての人が大切にされる社会のためにこころやからだの不調がある時に医療や福祉のケアを受けるだけでなくふつうに暮らしまちの人と一緒に楽しみ誰かから必要とされる場を持てるように人と人がラベルを超えて「わたし」と「あなた」で出逢える場がまちの中にたくさんあるように

自己紹介と「つむぎ」に至る道のり

 はじめまして、外山愛です。都内の精神

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あんしんして、弱みも強みも活かせる

あんしんして、弱みも強みも活かせる

「あんしんして、弱みも強みも活かせる」 そんな場が広がっていくといいな、と思いながら「つむぎ」の仲間と上映会のをすすめてきました。準備しながら、みんなに共有した言葉をここに残しておきます。

自分をゆるしてあげる

 何かに挑戦しようとした時に、足がすくんでしまう理由はなんだろう?力を発揮すると「調子に乗ってる」と冷めた目で見られる、失敗したら「ほら、やっぱり」と、あきれられる…そんな不安に駆られ

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つむぎの活動 ①自主上映

つむぎの活動 ①自主上映

前回記事では「ソーシャルワークは個人と環境の相互に作用しあう接点に介入する」と書きました。今日は、活動の中身について書きたいと思います。

 つむぎでは、いろんなジャンルのドキュメンタリー映画の自主上映を開催する予定です。社会や自分のあり方について考えるきっかけをくれて、地平線を広げてくれる、そんな映画を、東村山で。

 どうしたら「ラベルを超えて人と人が出逢う」きっかけを作っていくことができる

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