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10 自由に生きる―タイ仏教僧として―
先ほど、自由になるにしたがって「世界から受ける影響力がだんだん減ってくる」という旨のことを述べましたが、 それは、私たちの発する言葉にも如実に表れてきます。
まず、「何々のせいで、こうなっちゃった」というのは、まだ世界の下僕の段階に留まっている人の言い回しです。 「凡夫話法」と言ってもいいかもしれません。
次に、「何々だけど、こうなれた」と語る人は、世界からの影響にただ翻弄されたり、溺れ
5 自由に生きる―タイ仏教僧として―
話は戻りますが、スタディ・ツアーの後、タイとのご縁ができまして、大学卒業後、タイの大学院に留学する機会を得ました。そこでは、タイの農村開発問題を研究しました。日本でも近代化の過程で公害の問題などが起こりましたが、タイでも同様、都市のスラム問題や農村の疲弊、貧富の格差が広がるなど、近代化の過程で様々な問題が生じてきていました。
そうした問題を解決しようと、タイでは「開発僧」と呼ばれる僧侶たちの
4 自由に生きる―タイ仏教僧として―
ここからは私の来し方を振り返ってみたりしながら、本日の講演テーマ、「自由に生きる」についてお話してまいりたいと思います。
私自身、大学時代に社会問題に関心を持ち、国内の様々なボランティア活動や発展途上国支援のNGO活動に携わ ってまいりました。特にアジアの貧困問題に深く関心を抱き、フィリピンやタイなど発展途上国支援の活動に取り組んできました。そのうちに現地を自分の目で見たいという気持ちが起こっ
3 自由に生きる―タイ仏教僧として―
これは、部屋の中で勉強している様子ですね。最近になってやっと通信環境も整ってきて、携帯の電波をテザリングして、ネットにつなぐことが可能です。
こちらは、村人に瞑想を教えているシーンです。蓮池の上に小屋が建っていて、そこで心地よい風に吹かれながら 瞑想しています。
これは、村人のお家に行って、悩みごとの相談に乗っているシーンですね。悩み相談もお坊さんの大事なお役目の ひとつです。
これは
7 新井英樹・入江喜和 画業30周年原画展トークショー 有楽町編(終)
司会:新井さんは?
新井:描く場がある限りは、描きたいことが分からないっていう事は一応今まで30年間無かったので、人に会ってたり外見てたり何かしたらアレも描きたいコレも描きたいってなっちゃうんで。
せっかく昨日一昨日の今日なんであの…公益性の問題 が今…あの映画『宮本から君へ』で言われてるんですけど、まあ、何だろうゴタゴタして3ヶ月持たなかったTwitter で、俺結構ヒントを並べたんで裏
6 新井英樹・入江喜和 画業30周年原画展トークショー 有楽町編
司会:『宮本から君へ』のコンビニ版を出す時に、表紙の絵を欲しいってもらいに行く時とかスゲー怖かったんですけど。やっと一枚出てきてヤッターと思ったら、写真…当時で言うとまだ資料写真を撮ってプリントして保管してた時だったんで、それを探すのが非常に嫌でしたね。
新井:もう、地獄でしたね。『ザ・ワールド・イズ・マイン』が終わった時に写真がすごい枚数あって。一番地獄だったのが3.11の地震があった時に