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自由に生きる ―タイ仏経僧として― プラユキ・ナラテボー

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2018/10/19第一九回日蓮宗教化研究所発表大会で行われたプラユキ・ナラテボー師(タイ仏教僧侶)「自由に生きる―タイ仏教僧として―」の特別発表が日蓮宗現代教化研究所から刊行さ… もっと読む
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記事一覧

11 自由に生きる―タイ仏教僧として―

 法華経といえば、私、観音様が大好きなのです。著書の中でも公言しています。法華経では、観…

10 自由に生きる―タイ仏教僧として―

 先ほど、自由になるにしたがって「世界から受ける影響力がだんだん減ってくる」という旨のこ…

9 自由に生きる―タイ仏教僧として―

 ところで最近、こうした心の良き変化を求めて瞑想やマインドフルネスを実践する人たちがどん…

8 自由に生きる―タイ仏教僧として―

 このあたりの機序をもう少し詳しく説明しておきたいと思います。  例えば、「怒りは悪」と…

7 自由に生きる―タイ仏教僧として―

 スカトー寺にも、噂を聞きつけて日本人がやってくるようになりました。最初はスタディ・ツア…

6 自由に生きる―タイ仏教僧として―

 そうそう、日蓮宗では「法華経」をはじめとした三部経典を所依の経典としていますよね。その…

5 自由に生きる―タイ仏教僧として―

 話は戻りますが、スタディ・ツアーの後、タイとのご縁ができまして、大学卒業後、タイの大学院に留学する機会を得ました。そこでは、タイの農村開発問題を研究しました。日本でも近代化の過程で公害の問題などが起こりましたが、タイでも同様、都市のスラム問題や農村の疲弊、貧富の格差が広がるなど、近代化の過程で様々な問題が生じてきていました。  そうした問題を解決しようと、タイでは「開発僧」と呼ばれる僧侶たちの一群が現れ、仏教精神を基盤として、貧困解消をはじめ、様々な社会問題解決のための活

4 自由に生きる―タイ仏教僧として―

 ここからは私の来し方を振り返ってみたりしながら、本日の講演テーマ、「自由に生きる」につ…

3 自由に生きる―タイ仏教僧として―

 これは、部屋の中で勉強している様子ですね。最近になってやっと通信環境も整ってきて、携…

2 自由に生きる―タイ仏教僧として―

 そして次は、村のシーンですね。村にオートバイや軽トラでやってくる行商の人がいて、いわ…

1 自由に生きる―タイ仏教僧として―

日蓮宗現代教化研究所「教化学研究10 抜刷」、「教化学研究10」2019.3 より転載  特別発表…