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悲観的

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苦しさ
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2023年5月の記事一覧

幾度声

幾度声

努力は孤独を生んだ。

誰かのために命を捧げて生きられたら、
そう思って頑張った。

たけど頑張れば頑張るだけ、
生活も、音楽も、楽しさも、
あなたは1人でも大丈夫だよね。って周りの人たちは離れていった。

本当は頑張ってもそんなに力も幸もついてないのに。

僕は見栄を張ってしまうから。虚栄。

周りが僕を必要としていないのではなくて、
僕が周りを必要としていないように見えてしまったのかもしれない

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何事もなく回る回る

何事もなく回る回る

月も雲もひとつもなくても、
それでも空に向かって歌う毎日。

僕はそれで空が微笑んでくれる気がして

その時間が好きだった。
それだけだった。

でもある日僕は突然に声に力がなくなって、
声を出すだけで咳が止まらなくなった。

歌いたい。あのワンフレーズだけでも、
と思ったとしても、
その短い1小節ですら気持ちよく歌えない。

だんだんと咳の回数が増えるたび、喉の奥で血の味がした。

それはまるで

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今日だけは死への文句

今日だけは死への文句

今日、帰り道、そして思い出して今。
涙がすーぅっと、ぽたりぽたりと、なった。

”死”について考えていたからだと思う。

自分が二十歳になってから。とっくに人生の半分の感覚を超えて(ジャネーの法則的なそれだっけ?)、
成人として生きていくようになってから、
自分がいつまで生きるのかということが気になりはじめた。

もちろん死ぬということについて考えるのはもっともっと前からあったと思う。

ニュー

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雑踏

「お客さんたちを集めてこれを売ること、今までの先人たちも凄かったんだからすごく価値のあるものなのよ。」

「でも仮に出ていくなら次の人見つけて現状復帰して退去ね。」

来る前よりも美しくを求められる場所にいるのね。
これは言われたこともない、けど聞こえてくる。

もちろん自分たちがこうしてやってることの価値も崇高さもわかってる。
それすぎるが故かもしれない。

みんなが、ほんとごめんね私○○あるか

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