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ボードゲーム採用のすすめ

たまにはnoteのお題記事も書いてみようと思い「おすすめのボードゲーム」について採用目線で記事を書かせて頂きます。私個人的にボードゲームの開発も行っておりますのでゲーム採用に興味お持ちの方おられましたらご連絡下さいませ。

まずボードゲームとはどういうものを指すのかと言いますと、将棋や麻雀、人生ゲーム、オセロ等をはじめとする紙や駒を使って卓上で遊ぶもの全般を「ボードゲーム」と呼びます。最近は東急ハンズやヨドバシカメラ等でも見かけるようになってきて、最近はボードゲームカフェ等も増えてきたことで徐々に認知度が上がってきています。
有名どころで言うと「カタン」や「ドミニオン」最近バラエティでとりあげられていた「ito」や「チャオチャオ」なんかがあると思います。コロナ以降あまりできていませんが私は趣味として多数の方にボードゲームを紹介して一緒に遊んで頂く中で非常に人の性格の根っこの部分が出てくるものだと感じ採用面でも活用できると感じており実際導入している企業も多いと聞いています。
今回はどういった点から採用にボードゲームがお勧めなのかを書かせて頂きます。


1.「話を聞く姿勢」を見ることができる

これはゲームを始める前の時点の話ですが、ルール説明をしっかり聞いているかということで話を聞く姿勢を見ることができます。説明会などでの話を聞いているかどうかでもある程度みることができるとは思いますが、実際にどの程度理解しているのかはわかりません。

それに対しゲームをするとなれば説明されたルールを正しく理解していなければその後の進行に問題が発生します。ゲームを進める中でその人の理解度が確認できるとともに、ルール説明の時点でわかっていないことをちゃんと質問できる人かどうかも見ることができます。個人的にはこの「わかっていないことをわかってないと言える」というのが非常に重要ではないかと考えています。

誰しもが多少なりもつ「こんなことをわかっていないと知られたら頭が悪いと思われるんじゃないか」という小さなプライドに捕らわれず、業務の遂行のために必要な情報をそろえた上で取り組むという姿勢を垣間見ることができます。また他の人が質問したことと同じことを聞いてくる人もいたりして、主催者の話は聞いているが周りのメンバーの話は聞いていないというパターンもありその辺りに実際に一緒に仕事をした場合の人となりが出ると思います。


2.「行動原理」を見ることができる

2つ目はゲームを通してその人が何を大切にして行動する人なのかを見ることができると考えています。もちろん選考なので大体の場合においては勝った方がいい評価を得る可能性は高いのでそのように動くのですが、それにも人柄が出てきます。例えば勝つために人の邪魔を積極的にする人なのか、要領よく人が争っているところを出し抜いて漁夫の利を得られる人なのか、または黙々と目立たず地道に勝つための道筋を立てることができる人なのかという姿で非常に性格がでます。他にもお金を使って何かを購入するようなゲームであればその人が貯めて貯めて一気に使うタイプなのか手元にあるだけとりあえず使っていくタイプなのか等も見ることができます。


また、ゲームの勝敗とかかわらないところで言うと自分でロジックを組み立ててゴールまでを見据えてから動くタイプなのか、「これをやったらどうなるだろう?」という好奇心で動くタイプなのか等も見ることができます。また自分が勝つかどうかというのも大切ですが全員が楽しくプレイできているかを大事にする方もいます。こういった姿は面接等では見抜くことができない一面なので、重要な判断材料とできるのではないかと思います。


3.「周囲への気配り」を見ることができる

上記の行動原理とも通じるところですが、全員でゲームを行うという都合上自分が勝つということも重要ですがそれと同じくらい全員が滞りなくゲームを進められるかという点も重要です。ルールの理解度が足りない人や誤っている人がいればさりげなくフォローし、他の人が勝つために貪欲すぎて全体の空気が悪くなってしまっている際にバランスをとる気遣いを見せられるかどうかという点を見ることができます。

会社という組織の中で仕事をする上では自分だけが良ければいいという考えでは組織である意味がありませんし、面接などで成果を出した経験を聞いたとしてもそれが独りよがりなものなのか全員で協力して得たものなのかはわかりません。そのためにこういったチームで何かをするという作業を経験してもらうことでその後の選考での受け答えとの整合性を確認することもできます。


4.「共感能力」について見ることができる

これは行うゲームによって異なりますが、ゲームによっては共感力が試されるものも多くあります。例えばあるお題に対して他の人が何を答えるのかを当てるようなゲームや他の人と被らない答えを書くようなゲームです。
その際重要になってくるのは論理性などよりも一般的な感覚をもっているかどうかや感覚的なずれを修正する能力があるかどうかです。

そういった能力は仕事をする上で重要な割に実際に仕事をしてみないとわからないことが多いです。大きな枠で言えば「コミュニケーション能力」ということになるかもしれませんが、自分の言っていることを意図の通りに理解させることができる。もし間違っていた場合それを察知して言い直すことができる能力というのは仕事をする上で非常に重要になってきます。面接でももちろんそういった点を垣間見ることはできますが、事前の準備がない自然な状態でのその人の姿というのはゲームという流れの中で見ることができるのではないかと思っています。


以上の点から採用へボードゲームを取り入れることをおすすめしています。今はご時世的にグループワーク等での採用も難しいかもしれませんが、その辺りが解禁された際にはぜひ取り入れて頂きたいと思います。

ボードゲーム採用についてはどうぞお気軽にご連絡下さいませ。

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