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このちんこおいくらですか⁇

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私の名前はちひろ。平仮名で『ちひろ』 "男になる" そう決めたあの日から、もぉ随分たった。 いろんな事があったっけ、、 産まれた頃の記憶は、当然ない。 だから覚えている所から遡…
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2020年1月の記事一覧

7の巻『初デート①』

7の巻『初デート①』

たくやくんの告白から2数ヶ月が過ぎようとしていた。

特に、何の進展も無かった。
いつも通り学校に行って、休み時間お喋りする。
代わり映えのしない毎日。

違う......
違う………全然違う‼︎
私の想像していた恋愛とはまるで違う。

2人っきりで一緒に帰って

帰り道に手なんか繋がれたりして

心臓が爆発するぐらいドキドキして

急にチューなんかされちゃったりして

一つ一つの仕

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6の巻『恋愛ビギナー』

6の巻『恋愛ビギナー』

私が小学校5年の頃。

私の周りでは、"恋バナ"が盛んに行われていた。
私は話しを聞く専門。

〇〇ちゃんが〇〇くんを好きだの、
〇〇くんに告白されたなど
好きな人が学校にいると
学校に来る楽しみが増えると盛り上がっていた。
そんなお花畑にいる子たちの話しを
私は羨ましく思いながら聞いていた。

そんな、ある日の事。
私は同じクラスの男の子から呼び出しをくらった。
たくやくん(仮名)だ。

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5の巻『はじめまして』

5の巻『はじめまして』

待ちに待った日がやって来た。
2月。妹が産まれた。

"はじめまして"
今日から貴方のおねぇーちゃんです。

嬉しかった。私より何倍も小さい妹を
初めて抱っこした時は、緊張と興奮で
両手が震えていたのを覚えている。

ミルクをやったり、オムツを変えたり、
おねぇーちゃんぽい事を
母の見様見真似で一生懸命やった。

確か、妹が2歳ぐらいの頃だったっけな。
ひたすらおままごとに付き合わされた。

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4の巻『〇〇になるってよ』

4の巻『〇〇になるってよ』

当時私は、8歳。

休日、まだ寒い季節だったなー…
お昼過ぎに起きて、
いつも通りコタツでゴロゴロしていた。

そこへ、母登場。
なんだかその日はやたら母のテンションが高かった。

"ちーちゃんに報告がありまーす!"

私はTVに夢中で、片耳で母の話を聞いていた。

"ちーちゃん、おねぇーちゃんになるってよ"

え?一瞬私の時が止まった。
え?!もう一度聞き返す。

"ちーちゃん、お

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3の巻『神頼み』

3の巻『神頼み』

**私は日頃から、男の子に間違われる事が多かった。服装もボーイッシュな格好が多く、髪型もショートカットだったからだろうか。**

私は、めんどくさかった。
『男の子?』
『や、女の子です』
『あっ、ごめんなさいねー』
っていう、一連の流れ。

女子トイレに入ってても、
女子更衣室にいても。

感じる、、
あの人多分、言ってくるな感。
凄い見てるなー。
あー、近づいてきたー。
はい、来た。

毎回こ

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2の巻『赤れんじゃーになりたい。』

2の巻『赤れんじゃーになりたい。』

**私はキリスト教の幼稚園に通っていた。朝から夕方まで、お祈り。
昼食前もマリア様に向かってお祈り。**

その日々で僅かな記憶だけど、この事は覚えている。
"自分達の将来を想像して、
自分のなりたいモノの絵を書いてみよう"
皆も一度は、書かされた事があると思う。

私は何の迷いも無く、赤れんじゃーの絵を書いた。
当時、日曜の朝9時頃だったかに放送されていた
ヒーロー戦隊者の主人公。
画用紙いっぱ

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1の巻『過去と現在』

1の巻『過去と現在』

**産まれた頃の記憶は、当然ない。だから覚えている所から遡って、
私(過去)から僕(現在)のお話。**

私の名前はちひろ。平仮名で『ちひろ』
いわさきちひろの書いた絵に出てくるような、
優しい子に育って欲しいと、母がつけてくれた。
父の意見が通れば、名前は『翔』になっていた。
でも母は、断固として『ちひろ』にすると譲らなかったらしい。

私は、父、母、父方のお爺ちゃんと暮らしていた。
夫婦仲は良

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