ジャッキーです!

在日コリアン4世。東京生まれ札幌育ち。高校卒業後ロンドンに行き英語の代わりに韓国語を学…

ジャッキーです!

在日コリアン4世。東京生まれ札幌育ち。高校卒業後ロンドンに行き英語の代わりに韓国語を学ぶ。それを契機に韓国上陸。韓国で大学を卒業後フリーランサーとして働いていたら急遽法律が変わり徴兵。人生山あり谷ありだけど、どんな時も楽しむ心、感謝する心を忘れず生きて行こう!

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除隊

先週の土曜日に以前よりも健康な姿で無事除隊しました。 “もう?”笑 時間が過ぎるのは本当に早いです。 入隊したのが昨日みたいなのに、気がついたら除隊です。 “前を見たら遠いですが、振り返るってみると一瞬です” 大学生活も、20代も(韓国では既に30)、軍務もあっという間に過ぎ去りました。 “人生も同じなのかな~?” みたいなこと考えながら、時間の大切さを改めて感じました。 いくら頑張って生きても後々後悔するのが人じゃないでしょうか? 様々な後悔があると思いますが、

    • 親切力

      僕は知り合いと一緒に石垣島に行ったのだが、ペンションの近くに店がなかったため、晩飯を食べることができなかった。翌日、僕たちは市内で食料を大量に購入しペンションに戻ったのだが、スペインから来た旅行者がいた。可哀想なことに彼らも昨日の僕たちと同じ状況だった。僕は彼らに近づき一緒にご飯食べようと誘い、BBQをしながら楽しい時を送った。 僕が彼らを助けたのには理由があった。 2015年、僕は ‘サンティアゴの道’を歩くためスペインに行った。マドリード空港から汽車に乗り出発地まで行

      • 本当のお金持ち

        徳州駅の前にホテルがあった。 僕たちは、ホテルなら両替してくれるかもしれないという1%の希望を持って行ってみた。 結果は “NO” だった。 これから、どうしようか考えていたら… ある人が後ろから英語で話しかけてきた。 北京から出張に来た人だった。 “お困りですか?” 僕たちの状況について正直に話したら、その方は “自分が中国のお金に換えてあげるよ”と言ってくれた。どれだけ感謝だったことか… 空から天使が舞い降りてきたと思った。 そのホテルは激高だったので、ホテルの

        • 見知らぬ土地での助け手

          僕たちは若い夫婦が運営する小さなゲストハウスに泊まった。 人柄も、価格も、施設もベリーグッドだった。 僕たちは青島を観光したら、その次は北京に行く予定だった。しかし、青島から直接北京に行くよりも、徳州という都市に行き、そこで北京行きのチケットを新しく購入した方が安いという話を聞き、大して考えもせずに徳州に行くことにした。 チケット購入までは良かったのだが、気が付いたら残金が62元(千円?)しかなかった。 徳州行きの汽車は翌朝だったため、ゲストハウスでもう1泊しなきゃだめ

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        • 깨달음
          15本
        • 여행
          14本

        記事

          僕らは若い

          若さはそれだけで才能です。 しかし、どんなに良いものを持っていたとしても、その価値を知らずに、使わなかったとしたら、どれだけもったいないでしょうか? 若さには無限の可能性があります。 若いので、後先考えずに挑戦しやすいです。 若いので、一度転んでも再び立ち上がりやすいです。 若いので、周囲に迷惑をかけても許されやすいです。 少なくとも僕はそうでした。 6年前、僕は世界旅行を始めました。当時を振り返ってみると、信じれないほど無泡泡でした。 “無計画が俺の計画だ”と言

          世界にタダはない

          突然 ‘250万ウォン’(25万円)が入金された。 一瞬 “なんだこれは?”と思ったが、すぐに奨学金が間違って入金されたことに気がづいた。僕は担当者に連絡し、来学期は休学するので奨学金をもらう資格がないことを告げた。 しかし、予期せぬ出来事が起こった。 奨学金は前学期 ‘250万ウォン’ 来学期 ‘250万ウォン’ を支給するので、もしも休学する場合、来学期の奨学金はもらえないが、前学期の奨学金はもらえるということだった。 ... ... ... 僕は、来学期に通

          世界にタダはない

          挑戦するには

          世界旅行は幼い頃からの夢だった。 僕は大学で ‘政治外交’を専攻したが、いくら本を読んでも実感が湧かなかった。 そのためか、勉強をすればするほど、間接的に世界と接するよりも、直接的に世界と触れ合いたいという思いが強くなった。 初めから世界旅行を計画したわけではなかった。最初はワーキングホリデーでオーストラリアに行き、英語を学び、新しい文化を経験し、お金も貯めるつもりだった。 それでワーキングホリデーでオーストラリアに行っていた知り合いのお兄さんに連絡してみた。 色んな

          父の後ろ姿

          僕は ‘世界旅行’を決心し、その想いを両親に伝えた。両親は僕が世界旅行をすることを、あまり良く思っていなかった。 しかし “子供に勝つ親はいない”という言葉のように、両親は僕の旅を認めてくれた。明安はいくら反対しても結局行く子だから最初から気分良く送り出そうという理由からだった。 世界旅行に出発する直前、父が仕事のため韓国に来た。僕は父と何日間行動を共にし、最後の日に父をバスターミナルまで見送った。別れのあいさつをし、父はバスに向かい歩いていった。父の後ろ姿を見た瞬間、目

          変化の始まり

          すべきだろうか? すべきでないだろうか? やりたいことが出来た時に、直ぐに行動に移すことができたらどれだけ良いだろうか? しかし、口で言うほど簡単ではないはずです。考えと行動の間に見えない壁が存在するからです。 お金、経験不足、時間、周囲の視線、失敗に対する恐怖など、あらゆる種類の壁があるでしょう。 世界旅行に旅立つ前の僕の心情もそうでした。世界旅行は小さな頃からの夢でしたが、いきなり、そのようなチャンスが巡ってきたので、直ぐに決心することは出来ませんでした。しかし、普

          涙の訳

          あの時流した涙は、僕の頭に今でも生々しく残っている。忘れられない ‘2002年5月20日 月曜日’。小学5年生の時の出来事だ。 僕は両親と一緒に姉の高校の卒業式に参加するためアメリカに行く予定だった。当時の僕は、パスポートとチケットさえあればアメリカに行くことができると思っていた。パスポートはあるし、チケットも購入したということで、ワクワク感マックスだった。しかし、問題が起きた。 ビザだ。 911テロ後、ビザを取得するのが困難になったのだ。両親のビザは無事取れたのに、僕

          変化の鍵

          自分が合わせるよりも自分に合わせることを望み 自分が近づくよりも自分に近づくことを望み 自分が賞賛するよりも自分に賞賛することを望んでいた。 人は利己的な存在だ。 自分は変わろうとしないのに相手を変えようとする。 いくら待っても相手は変わらない。 相手を変える方法は ‘自分を変えること’だ。 相手に望む変化を自分が実践しよう。 自分の変化が相手を変えるはずだ。 自分に合わせることを望むのなら自分が合わせ 自分に近づくことを望むのなら自分が近づき、 自分に賞賛することを

          一緒にする喜び

          何をするかよりも、誰と一緒にするか。 何を見るかよりも、誰と一緒に見るか。 何を食べるかよりも、誰と一緒に食べるか。 1人で、することも出来る。 しかし、一緒にするから出来ることもある。 1人で、見ることも出来る。 しかし、1人で見たら必ず誰かと一緒に見たくなる。 1人で、食べることも出来る。 しかし、1人で食べる和牛よりも一緒に食べる焼き鳥のほうが美味しい。 一緒にいれる時間を大切にしよう。 一緒に見れる喜びを思いっきり味わおう。 一緒に食べれる幸せを相手に伝えよう

          一緒にする喜び

          心の倉庫

          僕たちは、今すぐに使わない物を倉庫の中に保管します。しかし、物が多くなるにつれ、初めの内は整理されていた倉庫が少しずつ、どこに何があるかも分からないほど、無秩序な場所に変わっていきます。 僕は最近、ある倉庫の大掃除をしました。物は多いが整理はゼロ、カビの臭いが倉庫全体を覆う最悪の状態でした。正直、見て見ぬフリをするつもりでしたが、自分がしなかったら誰もしないと思い覚悟を決め掃除を始めました。 腰は痛いは喉は痛いは全身激痛でしたが、少しずつキレイになっていく倉庫を見ながら、

          休息の時

          忙しさは、人の心を食べる怪物だ。 自身を振り返れないようにするからだ。 現代社会は忙しすぎる。 忙しく生きることが、まるで美徳であるかのように。 ‘忙’という漢字は ‘心’と ‘亡’という字から成り立っている。忙しさは心を亡くしている状態、すなわち心の余裕がない状態を意味している。 忙しさは人を走らせる。いくら体力のある人でも、ずっと走り続けたら身体が疲れてしまう。しかし、もしもそのような状態にあっても止まらずに走り続けたらどうなるだろうか? 倒れて怪我するはずだ。

          不安から抜け出すためには...

          僕は、大学初の夏休みを利用し、故郷 ‘北海道’の東側から西側まで ‘約400km’の道のりを自転車で旅した。その道の途中に ‘4km’程度のトンネルがあったのだが、僕はトンネルを走りながら少しずつ不安になった。トンネルが長いため、進んでも進んでも出口が見えなかったからだ。 ある哲学者は “人は生まれつき不安な存在である”と言ったが、人は出口が見えない時、つまり、進むべき道が定まらない時に不安になるのではないだろうか? 21世紀は、以前とは比較できないほど急速に変化している

          不安から抜け出すためには...

          [日本縦断] 目足耳口手

          “暗く困難な時こそ、光を感じるのに最適な時である” 僕は ‘岩手県’を通り過ぎていた。福岡から始めた自転車の旅はラストスパート。あと数日で目的地に到着するという希望と、疲れた身体が葛藤したのをよく覚えている。 その日は、雨が降ったり止んだりを繰り返す、そんな日だった。涼しいのは良かったが、太陽が見えず暗かったため、僕もその影響を受けたようだ。身体も心も無気力状態だった。その日の目的地まで行ける気がしなかった。この辺で宿を探そうと何度思ったことか。しかし ‘1人の方’

          [日本縦断] 目足耳口手