受験生こそ片づけをしてほしい理由
中学受験が終わったので、片づけのことも、書いていこうかなと思います。
勉強と片づけって、一見まったく違うトピックに思えるけど、通じている部分もけっこうある。その点に触れながら、書いていければ。
今回のテーマは服。
その前に、
わがやのルール
ルール…といっても、別に紙に書いて壁に貼っているわけでもなく、なんとなくそういうことに落ち着いたという、暗黙の了解のようなもの。
わがやは基本的には、下記の条件を満たしてそれぞれのモノを持っています。
①必要最低限
②自分で管理
「①必要最低限」というのは「ミニマリスト」「少なく!」ということではなく、それぞれが思う「必要最低限」。たとえば、私はスキーは得意ではないので、ブーツ・板・ストックは1セットだけ。一方の夫は、板もストックも複数持っていて使い分けています。
「②自分で管理」というのは、文字通り、自分で管理できる量・収納にするということ。わがやでは子供達が、自分達のモノについて「ママ~、あれどこ~?」と、私に聞くことはありません。個人のモノは、自分で管理。逆に、それぞれが管理できる量や収納にしています。個人差があって、それぞれが適正を決めるので、私のほうで何かいうことはありません。
たとえば、消しゴムが大好きでコレクションしたいから100個持つ、というのもありですよね。ただし、それがしょっちゅう、リビングのソファの下にころがっているという場合は、管理ができていない状態。こういう時は、その子を呼んで、消しゴムの持ち方について考えてもらいます。「収納方法を見直すのか?」「数は適量か?」「100個を管理できるほどのモチベーションはあるのか?」など、考えて決めてもらいます。
これは、服に関しても同じこと。
洋服も、それぞれの子供で適正を考えてもらい、収納してもらっています。やぶれたり、サイズが小さくなったりして、買う必要がでてきた場合も基本的には、自己申告制。私はたまに衣替えの時などにチェックする程度です。
現在の子供服の収納
わがやの今の子供服は、こんな感じ。
今日着ているものと洗濯中のものを除いた状態。上に着る服は、ハンガーにかけています。これで家族5人分で、スカートを掛けているハンガーから左半分が子供3人分。(ちなみに私のものは、ハンガー1つ。私も全然洋服に関心がないので…(;^_^A)
ズボンやパジャマなど、ハンガーにかけられないものは、こちらのボックスに入っています。上から身長順に1人1つ。はみだしていなければOKで、どんなふうに入れるかは自由。私はたたんでいるけど、子供たちはけっこうぐちゃぐちゃ。
こまかい靴下や、下着はひきだしに。こちらも1人1つ。身長を考えて、長男と長女はハンガーの上に。次男の引き出しは、ハンガーの下にあります。ちなみに、ハンガーから洋服をとったら、ハンガーはこの引き出しの隣に置きます。
これが、今の季節で毎日着ている洋服の全て。大体1人3~4枚くらい?わがやは誰も洋服には関心がないようで、穴があいても、けっこうな大きさになるまで着ています。「買おうか?」と言っても、「気に入ってるから」と。買いに行ったり選ぶのが面倒なようで、新しいものを買うのは、みんな全然乗り気じゃなく、「あるからいい」「まだはける」とよく言っています。
ほんとにギリギリの枚数なので、2泊3日くらいの旅行でも、帰宅した翌日分の服を残していくと、足りなくなることがあります。なので、旅行先で1度、洗濯することが多いです。
今のシーズンでない服は、2階にあります。長男のサイズアウトした服は、次男用にとっておきますが、長女の服は次男は着たがらないので、掃除に使って処分します。日替わりか!ってくらいで着まわしているので、サイズアウトする頃には、かなりくたびれています。フリマではとても売れません…。
とまぁ、こんな感じ。
個人宅に整理収納に行った経験からすると、かなり少ない方かと思います。ごくたま~~に、食事をこぼしてしまって、着るものがないこともありますが、洗濯すればすぐ乾くし、服が少ない生活はとってもラクです。
衣替えがやってくると、子供達に次の季節も着る洋服だけを「いる」「いらない」で選んでもらって2階に持っていき、2階からだしてきた洋服も「いる」「いらない」をしてから、毎日着る服の場所にしまいます。しまうときと、だしたとき、両方で「いる」「いらない」をしますが、量が少ないので10分もすれば終わります。
家族で一番服が少ないのが私、その次が子供達、最後が夫かな。私と子供達はほんとのほんとに今着ている服しか持っていませんが、夫は、「いつか着るかも」の服もとっているので。
頭の中で覚えていられる量の服しか持たないというのは、やってみると気持ちいいものです。服と服の間に、風の通り道があって、服も気持ちよさそう。
自分でモノを「いる」「いらない」して、適正量を決め、自分が使いやすいように収納するのは、自分で自分のことを決める練習。こんなふうに、自分の気持ちと向き合うことを繰り返していると、自分は何を大事にしたいのか、自分の価値観を知ることができるようになってきます。
これは、勉強にとっても同じこと。特に、長期間にわたる中学受験では、「どこに目標をおくのか」「どれくらい勉強するのか」「ゲームの時間をどするのか」「どんな中学校にいきたいのか」「どんな受験生活にしたいのか」「何を優先するのか」…自分(子供)の価値観や気持ちを問われる状況が頻繁に訪れます。後悔のない受験にするために、子供が自分のことを自分で決めるのは、とても大事なこと。その練習の1つが、日々の片づけなのです。
日々、小さな決断を繰り返し、少しずつ自分で自分の大切にしたいものや価値観を知ることで、長期的で大きな決断をする力がついていきます。
ぜひ、勉強と同じように片づけをする機会も、受験生にあげてほしいなと思います。
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今回の片づけで登場したモノ。
無印良品 ポリエステル綿麻混・ソフトボックス・長方形・小
無印良品 ポリプロピレンケース・引出式・横ワイド・浅型・ホワイトグレー
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