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実に好きな題材。映画『デスノート』シリーズ

アマゾンプライムで映画『デスノート』シリーズが解禁されていたので、早速見てみました。
実は、デスノートについては漫画の絵をちらっと見たことがある程度で、完全に初心者です。
ストーリーは当時ちらちらとあちこちから聞いていましたが、きちんと見るのはこれが初めてです。

主演が大好きな藤原竜也氏ということもあって、かなり期待していました。

藤原竜也氏の演じる夜神月は、その狂気と冷徹さを見事に表現しています。
彼の演技は、月が抱える内面の葛藤や、理想と現実の間で揺れ動く姿をリアルに描き出していると思いました。
一方、松山ケンイチ氏のLも非常に魅力的です。
Lの独特な言動や姿勢、鋭い洞察力を見事に再現し、Lというキャラクターに深みを与えていました。
イラストしか見たことがないとは言え、特に松山ケンイチ氏のLはまるで漫画の中から抜け出してきたかのようなリアルさでした。
Lがもし本当に存在するとするなら、まさにあんな容姿・喋り方をしているだろう、これにはちょっと感動を覚えました。

また、リュークをはじめとする死神たちのCGも非常にクオリティが高く、原作の雰囲気を損なうことなく映画化されていると感じました。
リュークの存在は物語にダークなユーモアを加え、映画全体の雰囲気を引き締めています。

「デスノート」は単なるエンターテインメント作品ではなく、深いテーマを内包していると感じました。
特に、正義とは何か、権力の乱用、倫理と道徳といったテーマが作品を通じて繰り返し問われます。
夜神月の行動は、犯罪者を裁くという目的のためには手段を選ばないものであり、視聴者に対してその行動の正当性を問いかけるものです。
Lとの対決を通じて、視聴者は「正義とは何か」という根源的な問いに対して考えさせられるでしょう。

映画「デスノート」は、原作の魅力を余すところなく再現しつつ、映画ならではの迫力と緊張感を加えた素晴らしい作品だと感じました。
ストーリーの面白さ、キャストの見事な演技、そして深いテーマ性が見事に融合しており、もう一度見たいと思わせる映画でした。

最後のストーリー『デスノート Light up the NEW world』も新しい視点でとても良かったです。
序盤は、前2作を見ているので見慣れないキャストに慣れるまで若干時間を要しましたが、シーソーゲームのようなやり取りは非常に面白かったです。
いかにしてデスノートを使うか。
また、誰が本当のキラの後継者なのか。最後までわからなかった点もポイントが高いです。

映画を観終わった後、自分自身の中で「正義とは何か」という問いがさらに深まりました。
自分の価値観や信念を見つめ直す良い機会となりました。
今後も、この映画のように深いテーマを持った作品に触れていきたいと思います。


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