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毎日書くやつ

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ルールは以下。 ・書く時間は1時間以内。 ・書く分量は原稿用紙1枚分以上。 ・書く頻度は毎日。 ・書く道具はスマホ。 ・書く内容はなんでもいい。
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#酒

オスローバッティングセンター(54日目)

所用で久しぶりに歌舞伎町を歩いた。
前の仕事をやっていた頃はしばしば飲みに来る機会があったが、今はとんと縁遠い。
大久保寄りの奥、区役所通りから左に入ったホストクラブとラブホテルが密集するエリア。
そこにあるオスローというバッティングセンターの前を通った時に、ふと昔ここに来たことがあるのを思い出した。

仕事を始めた新卒の頃、同じ部署に配属された同期はおれを含めて3人だった。
毎日飛び込み営業をし

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フーターズ(46日目)

酒をしこたま飲んだ後にまともな文章を書くのは無理です。
さいきん酒ばかり飲んでないかと言われたら返す言葉もございません。
酒自体は別に好きでもなんでもないんですが、この動物は目の前に酒があると飲んでしまうという習性があります。

今日は久しぶりにホッピーを飲んだんですけど、あれ頼むと強制的に3杯は飲むことになるので死を迎えるにはちょうどいいですよね。ひと瓶を中4杯以上で飲む猛者がたまにいますね。

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東京ドームで売り子のビールを経費で飲む方法(43日目)

昨日は取引先の人と野球を観に行く会があった。
東京ドームの広島巨人戦、カープファンとしては見せ場もたくさんの快勝だったので言うことなかったのだけど、酒の飲み過ぎで今日は一日半死人のように過ごしている。

というのも、取引先の人の、球場で飲むスタイルがなかなかにハードコアだったからだ。

まず、ビールの売り子のお姉さんの中で、今日一日この人からだけ買う、という人を決める。
これは当然取引先の人の好み

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深田恭子36歳(24日目)

昨晩しこたま酒を飲んでベロベロの状態で帰宅、ワイシャツのまんまベッドにぶっ倒れ明け方頭痛とともに目覚め、あー昨日書き損ねたと思いながらnoteを開いたら、残されていたのが以下の怪文書である。

『深田恭子はおれの1つ上の年である。
彼女はおれが美しいものを美しいと認識するようになってから20年あまりずっと美しい存在として日本に君臨し続けている。

ただでさえ移ろいやすい己の人体というものを自身の表

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酔いたくない(18日目)

ひとり酒が苦手だ。
間が持たない。
飲んでる最中にひとりで何すればいいのかよくわからなくてとりあえず一口飲む。
また一口飲む。
ごくごく飲んでしまう。
結局酔いが早くなって何もできなくなる。

なのに今日も金曜日だーーーーーーと浮かれてうっかり缶チューハイを飲んでしまったおかげで意識がモヤに包まれ、エブリシングイズめんどくさい。

他の人と外で飲むなら、なんだかんだで人間の姿を保っておく必要がある

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忘れてしまう夜のこと(11日目)

酒を飲みながら波長の合う人と話していると、ICレコーダーを回しとけばよかったなんて思うことがしばしばある。
話しているうちに自分の感覚がどんどん拡張されていって、そのテリトリーが相手の感覚と接触して共鳴し、永遠に終わらない卓球のラリーみたいに会話が加速していって、心が知らないどこかへたどり着いたような気分になる時がある。

で、こういう夜のために生きているんだよな、と思いながらいつのまにか家に帰り

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