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毎日書くやつ

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ルールは以下。 ・書く時間は1時間以内。 ・書く分量は原稿用紙1枚分以上。 ・書く頻度は毎日。 ・書く道具はスマホ。 ・書く内容はなんでもいい。
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記事一覧

デブはなぜサスペンダーをするのか(100日目)

毎日書くやつもいよいよ記念すべき最終回なので、デブのズボンがいかにずり落ちるかのメカニズムでも書こうと思う。

まず皆さんご存知かと思うんですが、デブの腹は前にせり出している。
その腹を服で包んだ曲線は、背が高い人だとうまく包めたオムライス、低い人だと仙台銘菓萩の月に似ている。
そういうおいしくて体に悪いものが積み上がってできた丘を、デブはひとりひとり、大事に抱えている。

ところで皆さんは、なぜ

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素敵な本を作っているよ(99日目)

・毎日書くのもあと2回なので書く内容もクライマックスシリーズ感を醸し出した方がいいのかと思ったりもしたんですがまああんまり気にしなくてもいいよね。

・ていうか毎日書いてないよね。昨日サボったよね。

・そんなわけで同人誌の話でもしておこう。

・11/24の東京文学フリマに「ホテルニューオバケとトラベシア」というサークルで出ます。
おれのサークルはホテルニューオバケという名前になりまして、ひとり

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嘘を書くことについての個人的なメモ(98日目)

・ここで掌編書く宣言したはいいもののたった2編しか書いてないというていたらくに我ながら若干引いていますが、そもそも小説というのはどうやって生まれてくるものなんでしょうか。

・いったい何を小説にしようと思うんでしょうか。
逆に言えばなんで書こうとしたそれは小説として書かなきゃいけないんでしょうか。
別に小説じゃ無くてもよくないですか。

・仮に自分の身の回りで起きた、人間関係でもやもやする出来事を

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呪術廻戦の面白いとこについてひたすら独り言を言うよ(97日目)

・自分が面白いものを書けない時というのは、まず自分が何のどこを面白いと思うのかを明確に把握できていないからじゃないか。

・チェンソーマンの話はこないだしたので今日は呪術廻戦のどこが好きかを考えてみようか。

・でもおれ好きなものを人にすすめるのが死ぬほど下手という悲しい習性があるのよね。なのでここから先はあくまで独り言です。

・2日サボったので2日分くらいの勢いで書きます。

・全開でネタバレ

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お役所仕事(96日目)

休みを取って役所をハシゴしている時に感じるそこはかとないモヤモヤ感と、そんな日に鞄に本を入れ忘れたことに気づいた絶望感……。

お役所といえば、SCP財団日本支部の「終わらないお役所仕事」っていうやつが好きだったなあ。ひとたび取り込まれたら最後、無限に広がっていく市役所のような建物の中を永遠にたらい回しにされ続ける羽目になるやつ。
http://ja.scp-wiki.net/scp-502-jp

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いい匂いのするおじさん(95日目)

・15分で書きます。眠いので。おじさんはこの世にただ存在しているだけでHPが消費増税で圧迫された家計のごとくモリモリ減っていくので寝ないと死とか風邪とかにすぐ襲われるのです。

・地下鉄のいつも乗る車両がたいていミッチミチに混んでいて恨めしいので最寄り改札から最も遠い逆側一番端の車両まで歩いていってみたらそっちはむしろ普段の車両より混んでいて、人生~~~~~~~~~

・今年も野球が終わった。CS

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物語の免疫(94日目)

・映画版『スモーク』、あのハーヴェイ・カイテルが出ていたやつのキャッチコピーがたしか「間違いだらけの真実の物語。」だったんだけど、これフィクションの定義として超完璧だと思い出すたびに唸る。

・とか言いつつ文言自体はうろ覚えなんだけど、正確にはなんていうコピーだったかはもうどうでもよくて、おれの中ではすでにこのコピーがひとつの真実となっている。事の正誤というのは人ひとりにとっての真実とは全く関係が

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毎週短編書いてたやつ(93日目)

・あと一週間でこの「毎日書くやつ」もついに100日に到達する模様ですが、やっぱそろそろいったんやめようかなと思ってます。
これを書く習慣をそのままに、時間を小説に割きたい。
その結果としてそのままスライドして「毎週短編書くやつ」を始めようかと思っているんですが、これは下手をすると死人(俺)が出るのでまだ日和っています。

・でも昔、仲良くしていただいてる小野登志郎さんのメルマガで、「あわいの小骨」

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精神的遠視(92日目)

日常生活の中で何かを見ている間の思考の動き(というか動きのなさ)について、いま不意に考えている。

目が開いている限り何かを見ているはずなのだけど、例えばスマホの画面でTwitterのタイムラインを追ったりスマホゲーでルーティンをこなしたりするときに、自分は何を見て何を考えているのだろう、という疑問がある。

Twitterやスマホゲーの最中、自分の思考はほぼ完全に止まっている。
目の前をめまぐる

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栗嫌いのマロン好き(91日目)

娘が遠足で栗をたくさん拾ってきたのでいま茹でているのだけど、問題はその数20は下らない栗々をいかに消費するかであった。
せっかく愛する娘がうきうきかき集めてきてくれたものなので、なんとかおいしくいただきたいところである。

そのまま食べる。栗ご飯にする。甘露煮にする。いろいろある。
でも正直に言おう。おれはあんまり栗が好きじゃないのだ。
皮が固くてポソポソと粉っぽくてねっとりと甘いタイプの食材、処

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カルアミルクで(90日目)

もうこの件で今日はずっと腹が立っている。

いかにこの事態がクソなのかはいろんな方がおれより上手に適切に語っているので、おれは単に呪詛だけここに置いておこうと思う。

で、この話はここまで。
なんでここまでかっていうと、率先して自分の中に湧き上がる怒りに油を注ぐことは基本的にしないと決めているからで、なんでそう決めているかというと自分は怒りが何かを生み出すエネルギーにならないタイプだと自覚している

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内側からは開かないドア(89日目)

・noteにリコメンドされるいろんな記事への違和感をぬらぬら書いていたけど結局のところ自身のルサンチマンめいたひねくれにしか着地しなかったので全部消した。

・でもまあ、ひとつだけ書いておくなら、目的がないけどうまい文章っていいよね。こちらに何も施そうとしていないのに、気づけば最後まで読み通せてしまう文章。

・文章は書けば書くほどうまくなるのか、というトピックについては、ほぼ毎日1000字前後書

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恩返し(88日目)

・道満晴明『バビロンまでは何光年?』読んだ。道満先生の作品読んだ後っていっつも「ああーーーーーーーおれもこういうの書きてえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」って思うよね。『ヴォイニッチ・ホテル』読んでも『ニッケルオデオン』読んでもそう思った記憶がある。

・そしてそういうのを実際に書けたためしがない。あ

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Sayonara Wild Heartsが最高だという話(87日目)

今日はSayonara Wild Heartsの話しかしないぞう。まずはこちらを見てけれ。

コレは何かというとスウェーデンの開発チームが作ったリズムアクションゲーム。
つい先日リリースされたのを知ってPSストアでダウンロードし、さっき2時間くらいでクリアしました。価格は1500円くらい。安い。

いやあ最高でした……。もうアドレナリンがドッバドバ……。

失恋をきっかけに崩れた世界の均衡を取り戻

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