素敵な本を作っているよ(99日目)

・毎日書くのもあと2回なので書く内容もクライマックスシリーズ感を醸し出した方がいいのかと思ったりもしたんですがまああんまり気にしなくてもいいよね。

・ていうか毎日書いてないよね。昨日サボったよね。

・そんなわけで同人誌の話でもしておこう。

・11/24の東京文学フリマに「ホテルニューオバケとトラベシア」というサークルで出ます。
おれのサークルはホテルニューオバケという名前になりまして、ひとりサークルで、孤独なんですけど、それを見かねてお声がけいただいたのか、鈴木並木さん刊行の"普通に読める日本語の雑誌"『トラベシア』と共同ブースで出店することになりました。
ブースには基本的におれと鈴木さんがいるのではないかと思われますがなにせオバケなので実際のところどうなるかはわかりません。
伊藤はこういう時に限ってインフルエンザにかかったりするやつです。

・当日は『UFOを待っている』という短編3作収録した短編集を売ります。
『トラベシア』の既刊も売っています。少なくともvol.2「労働」号とvol.4「日本語について」号があるはずです。
vol.4の方にはおれが寄稿した「休戦協定」という、おれの中でおれとぼくとわたしが戦うエッセイのような何かが載っています。

・『トラベシア』は「イカした日本語の文章が読みたいナ……」という貴男貴女の願いを叶えるニューマガジンですので必ず買っておくと楽しい。とても楽しいよ。ほんとに。
生きていると「今すごく何か読みたいけど何を読みたいのか自分でもよくわからない」みたいな瞬間がたまに訪れるかと思うんですが、そんな時にすぐ手元にあると最高な雑誌がこれです。

・短編集には昔徳間書店の『読楽』で書いた「UFOを待っている」という作品と、批評同人誌『ビンダー 』に寄稿した「銀の匙」「ナインライブス」という作品が入ってます。

・それぞれの原稿をご依頼いただいた時のテーマですが、「UFOを待っている」は"癒し"、「ナインライブス」は"ファミコン"、「銀の匙」は"オカルト"です。

・「UFOを待っている」は河川敷と変なおじさんとトランシーバー、「ナインライブス」はファミコンソフトと幽霊と洋館、「銀の匙」はコックリさんとダウジングとスプーン曲げが出ててくる話です。

・すべて「存在しないものの存在を信じる」ための話です。

・たぶん掌編を書いた無料のペーパーも置いてあるはずです。その掌編はまだこの世に存在しませんが1ヶ月半後にはたぶん存在しているはずです。してるといいなあ。

・装画が素晴らしいので、中身もいいけどみんな表紙の絵を買いにくるべきだと思う。
この方になんとか描いていただきたい、という個人的願望のみで突っ込んだら本当に描いていただけることになったので、この短編集は出す前におれが死んでも世に出します。

・すごくいい本になるはずなので皆さんぜひ買いに来てね。



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