幸せを推し量るな!!!
結婚したことで私の身に起きた変化は本当にたくさんある。その中でも今回は、マイナスの変化について残しておきたい。
「あら、もういい歳なのね。結婚はまだ?いいお相手はいるの?」というのが、独身時代の私につきまとった周囲からの呪文で。
「ははぁ〜それがまだなんですよぉ、相手が見つかったら報告しますね〜!」というのが、笑顔を顔に貼り付けた私の常套句だった。
どうして結婚してるかしてないかが人格を判断する主な材料になっているのか、納得のいかない私はいつも否定的な考えを持っていた。それだけで私という人間を測られても困る。
それがさぁ結婚をすることが決まりました!名前が変わります!地元を離れます!となり、次にかけられた呪文は、「おめでとう。子供はいつ?」
・・・え?
もう子供の有無を聞かれるの?次は子供の有無で私という人間の成熟度を判断されてしまうのですか。そうですかそうですか。なんでなん。
昔からぼんやりと伝え続けられている、”女は母親になって一人前”、”結婚していない30代は何か問題がある”、なんて言葉のせいで、なんて生きづらい思いをしないといけないんだ。加えて”結婚してない40代の男は何か問題がある”だなんて、なんて男女で10歳も差があるの!?そもそも、この〇〇歳代までに結婚してなかったら何かしら問題がある説は誰が唱え始めたの!?迷惑極まりないったらありゃしない。
そんなの気にしなきゃいいじゃない
って声が聞こえてくるけども
ええ、気にしてませんよ、私はね。気にしているのはそちら様だからわざわざご丁寧にお小言を言ってくるんですよね?と、笑顔を張り付けたまま言い返したい気持ちに何度なったことか。
私は既婚者になりたかったから結婚したわけでもなく、ましてや子供を作るために結婚したわけでもない。(ここの意見に関しては賛否両論あると思うけど、でも私は子供ほしいと思っている派です。)
彼と一緒にいたい。
その結果、”結婚する”という選択をした、のだ。
パートナーがいて、一緒にいることに意味があって、結婚というカタチを選択しない人達だっている。子供を授かるという選択をせずに、二人で過ごす時間を大事にしている人達だってきっといる。結婚していても、いろんな事情があって別々に暮らす夫婦だっている。
結婚しない、と決めた人もいる。誰かと一緒にいることよりも、今はやりたいことを優先するべきだと考えて動いている人もいる。1人でいる時間をきちんと確保して、自分を保っている人もいる。
そのどれも、何がいけないの?
少なくとも誰かにとやかく言われる筋合いはないはずで。
他人の選択や幸せを自分のものさしで推し量るような、そんなのただの傲慢で、もっと言えばハラスメントだ。
言ったほうは興味本位やアドバイスのつもりなのかもしれないけど、言われ続けたほうは結構しんどい。結婚しないこと、子供がいないことが、段々いけないことのように感じてくる。そんなのよくない、いいはずがない。
このままじゃ私の愚痴noteになりそうだけど(もうなってる)、でも相手にどんな事情があって、何が幸せか、どうしていきたいか、なんて聞かなきゃわからない。なんなら聞いてもわからない。知りたいなら聞けばいいし、興味がないなら放っておく優しさを発揮してほしいな。
私と同じように生きづらさを感じた経験のある独身の方や既婚の方が、もう少しのびのびと生活できますように。
※ちなみに結婚したことで生じた変化は、”大きな息子(という名の夫)ができた”、”家事が2倍になった”、”毎日の献立を考えるのがびっくりするくらい面倒”、”おいしいご飯を作れなかったら軽く病む”、”家に帰ってきて部屋が散らかってたらもっと病む”、”癒しを求めたタイミングに限って息子(夫)が寝ている”などなど多岐に渡るけど、(基本家事面)(これはほんとにただの愚痴)
それに勝るプラスがあるから今のところ頑張れています。私が選んだ”結婚する”という選択は、間違っていなかったみたい。毎日幸せですよ、ありがとう。