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【映画感想】I AM STILL【Jung Kook/BTS】


観てきました!

めっちゃ楽しみだった、グクのソロ活動ドキュメンタリー!
日本は何故か公開が遅く、やきもきしながら待っていましたが、ついに来ましたね!!

というわけで、ダッシュで行ってきました。勢い余って二回も観ちゃったわ(*ノωノ)
個人的に『BREAK THE SILENCE』で抱いた感想の答えを見た気がしました。今回も感想が長くなりそうな予感!
全編ネタバレしかないので、未見のARMYはお気をつけ下さい。ほんまに。

パンフレット

ちなみにパンフレットは2500円。サイズといいジャケットといい、LPみたいで飾りやすそう💜
映画からのカットとセリフ引用が多数ありますが、翻訳者が映画字幕と別なので、ニュアンスが違うところもあります。

ダンサー・振付師であるBrian Puspos さんとパク監督のインタビュー付き。
Brian Puspos さんのインタビューの最後は、「彼(グク)がすることは、全部ARMYのためなのです」で締められていて、グッときました!

構成

ドキュメンタリーの構成としては、タイムズスクエアでのサプライズ公演をベースに出来事を追い、間にグクの「Golden」ショーケースからステージ映像を挟んでいる形です。
「Golden」ショーケースはWeverse Liveだったようで、二か所配信の痕跡が残っています。この映画をきっかけに、レンタルとか円盤化とかされるかな?

※記事内の日付は映画のものを参考にしましたが、タイムゾーンが書いてなかったので、時差で少しズレてる可能性があります。
※記事内の発言は、自分が拾えた範囲での映画字幕の再現が8割です。公式動画やパンフレットにあるものは参考にし、公式動画の方が適切そうならそちらを載せています。

「僕は僕の羅針盤を見て進みます」

たぐいまれなる才能を持ちながらも、たゆまぬ努力を続け、自分だけの道を突き進むアーティスト、JUNG KOOK。
彼の初ソロシングルから最新アルバム『GOLDEN』活動期まで、
ニューヨーク、ロンドン、ソウルほか世界各地を回りながら行われた約8ヵ月間の<黄金の瞬間>。
これまで見られなかった未公開インタビューや舞台裏、
そして世界224ヵ所の国と地域のファンがオン/オフラインで集まった
「JUNG KOOK『GOLDEN』Live On Stage」 その会場へ!

常にあらゆることに挑戦し続ける姿を見せてくれる、JUNG KOOKのストーリー。

映画公式及びパンフから

感想

超可愛いベイビーグクの写真からスタート。真性のバブっぷりに息を呑んでいると瞬く間に毎年の写真が重なり、2023年の爆イケグクが降臨。

2023/11/10:NYタイムズスクエアTSX

NYタイムズスクエアでの、ステージ直前の映像からスタート。

「行こう、決戦の日です!」って、エクボを見せながら宣言するグク。
「頑張らなくちゃ! いい感じ! いいぞ! 行くぞ!!」って掛け声連発して、テンション上げてます。ああ、ホビあたりの録音ボイスを流してあげたい!

スタンバイし、いよいよTSXステージの幕が開きます。
ライブ会場傍に設けられたカウントダウンが0に近づき、一層高まる歓声。これサプライズだったそうなのに、めちゃめちゃ人がいますね。文字通り老若男女がひしめいてます!

8ヶ月を共に旅しました。全てのステージを、何の問題もなくやり抜くことができるだろうかと心配もしましたが、"もうここまで来た"と毎回思っていたように思います。
プレッシャーはありました。でも思っていた以上にうまくやれて良かったです。

グクの言葉

ステージ後、予想以上に上手く行ってよかった、と安堵を滲ませているグクの姿にタイトルが被さります。

黒板に書いたようなSEが気持ちいいタイトル画像

車内でインタビューに答えているグク。

ARMYに恥ずかしい姿をお見せしたくありません。その気持ちが一番大きいですね。
僕の好きな歌やダンスが、ファンの方たちだけでなく、ファン以外にも認められたから、誇らしいと思えるわけですよね。
僕の仕事は何かを披露することだから、誰でもBTSや僕の歌を聴けます。だから恥ずかしくないようにしたい。それが全てです。

グクの言葉

2022年、ジン君を皮切りに、兵役履行のため順次入隊を始めたBTS。グループとしての活動は一旦休止され、それぞれがソロ活動を行いました。
という説明が英文テキストで出ているのですが、「Youngestのグクは休憩に入った」って表現になってたと思います。いいんやで、マンネって書いても。

(グループ活動が休止した後)僕の日課や時間などがしばらく立ち止まっていたのが、『Seven』に出会ってまたタイマーの針が動き出した感じで、また前へ進みだした。

グクの言葉
映画字幕ではタイマー、BIGHIT公式の字幕では時計になってる

2023/04/08:仁川国際空港

旅立ちはいつも仁川国際空港から。この空港だけ見分けられるアミヨロブン多い気がしますw
デニムのジャケットに、伸ばした髪をくくっているグク。

全てを無事に終えられるかとても心配だったし、聴いた人の感想も気になりました。

グクの言葉

ちなみに出発前夜(というか、当日明け方?)、「僕は洗濯の妖精だから」ってパンツ畳みながらライブ配信してました。五本指ソックスはどれがペアかわからないそうですw
「寂しいんだけど誰か来ない?」ってグルチャで訊いたらホビとテテが来てくれたとか、夜食食べるつもりなかったのにテテがトッポッキ頼んだから食べちゃったとか、CK下着までくれたんだなとか、色々可愛かった回。

2023/04/09:ロサンゼルス

『Seven』レコーディングのため、スタジオにいるグク。皆で曲を聴き、リズムに乗っています。

不安だったし、自信がありませんでした。歌うのはあのBTSのボーカルなのに、PDをガッカリさせないかと心配していました。でも”やってやる”という気持ちもありました。

グクの言葉

通訳さんが、彼は心配していましたってバラしたので、「全員外へ出して二人だけでレコーディングしよう」って冗談で返されてますw

偉大なアーティストは、試練に耐え、努力を惜しまず、うぬぼれない。彼もそういう人だね。
ジョングクは音が合い、皆が納得するまで繰り返し練習していました。彼との作業は、非常にポジティブな体験でした。

アンドリュー・ワットPD

「これはチャレンジですからね。とにかく無我夢中でした。最後までやろうと決めていました」と、決意を語るグク。

レコーディングしているグク。「Great!」と褒められたり発音を直されたりしながら、「じゃあ次は第2Verse」みたいな感じでどんどん収録が進んでいきます。
「こういうやり方なんだね。汗が出てきた」
って言ってて、戸惑いながらも順応していってる様子。

PdoggPDがちらっと映ってました。傍にいてくれてて、心強いですね。ニュースを読んだらパンPDも来てたそう。さすがに、大事な末っ子をいきなり一人で海外修業には出せなかったかw

レコーディング終了後、さっそく収録した声をオケに入れて聴いてます。グクは真剣に歌詞を見ながらチェックしてます。

「他にも2曲ありますが聴きますか?」と紹介されたのが『Standing Next To You』!
グクは最初組んだ両手の人差し指で唇を撫でてましたが、やがて目を閉じて天井を仰いでます。美味しいものを食べてうーん、って唸ってる時の顔になってる( *´艸`)

美味しいものを食べた時の「んー!」

この曲を歌っている自分の姿が見えました。成長した自分がこの曲をステージで披露したらカッコいいだろうなと思いました。

グクの言葉

「歌ってみたら?」「できそう?」「うん、歌詞があれば……」という流れで、すぐ歌詞をもらって、翌日歌うことに。翌日て。
このくだり「シュチタ」でも話してましたが、ちょっとわけがわからんスピードですね!

Seven』の翌日にはもう、アルバム収録曲『Standing Next To You』を続けてレコーディングしたという話。
(中略)
Seven』収録後、プロデューサーに聴かせてもらったのが気に入り、その晩練習して翌日レコーディングしたそう。早っ!
すごく大変で4時間かかりました!って言ってたけど、逆に4時間で仕上がったんや、すごいね……としか……。神かな?

「BTS【シュチタ】EP.21 SUGA×ジョングク(2回戦)+テテ【슈취타】」より

ちなみにこの時の「シュチタ」は、「明後日『3D』のMV撮影」って言っててちょうどこのドキュメンタリーも獲ってる時期なので、非常にタイムリーな内容になっております。映画観たら、是非こちらも見返してみて!

「ステージで歌ったら最高かも」って気に入ってる様子のグク。曲を聴いた時、どういうふうに生かすかすぐイメージできるんですね。さすが経験値と引き出しが多い。

積み上げられたカップラーメンの前で、レコーディングについて語っているグク。

僕のやり方とは、レコーディングの仕方が全然違います。
曲を聴かせてもらって、歌詞をもらって。1時間半くらい練習して、すぐレコーディング。
アメリカでいい経験をしています。幸せです。

グクの言葉

4/18のホビ入隊に合わせ、その前日には帰国しているので、実質一週間ちょいの滞在ですが、楽しい体験になったようで良かった( *´艸`)

8ヶ月で8ヶ国を回り、12曲をレコーディングし、3つのMVをリリース。GOLDENな旅路を駆け抜けていくグク。

2023/7/3
My You
Still With You
2023/7/14
Seven
2023/9/29
3D
2023/11/3
Close to You
Hate You
Please Don't Change
Shot Glass of Tears
Somebody
Standing Next to You
Too Sad to Dance
Yes or No

12曲のリリース内訳。3つのMVは『Seven』『3D』『Standing Next to You』。

BTSとして活動してきて、ある程度は認められたと思います。これはそんな自分の、全てが詰まったアルバムになります。
もちろんBTSとしての活動も大切だけど、ソロ活動も同じくらい大切です。自分の羅針盤を見ながら、進むつもりです。

グクの言葉(何回聞いても「ある程度……?」と首を傾げる案件)

ここで「これはカムバックではなく、デビューである」という言葉がスクリーンに表示されます。この文章、ARMYを信頼してるなあと思いました。

言いたいことを濃縮しすぎてシンプルになったブラックホール構文。

意味としては、
「これはK-POPアイドル・BTSのジョングクとしてのカムバックではなく、新人歌手ジョングクが世界に打って出るデビュー戦である」
であり、要するに
「グクはもうK-POPという限定されたステージにはいない
という宣言になると思うのですが、それをこの短い文章で読み取らせようという力技がすごい。K-POPとバンタンの文脈を踏まえているアミヨロブンならわかりますよね?感があふれている。

2022W杯(カタールでの『Dreamers』)まではBTSのJUNG KOOKだったけど、今は一人で世界と向き合ってる。

グクの言葉

2023/07/13:GMAサマーコンサート前日

明日はちゃんとできるのかという不安が大きいですね。

グクの言葉

体調不良で病院を訪れているグク。喉が軽い炎症を起こしているらしく、吸入してます。
この子、口に何か入れると目が真ん丸になるのは仕様でしょうか。心配になるとこなんだけど、両手離して吸入器くわえてる姿があまりにバブい(/ω\)

仕事が詰まっていたので、怖かったです。逃げ出したいくらいだった。

グクの言葉

病院からそのまま練習室へ行ったらしいグク。喉を押さえながら、「ARMYは気づいてないよね」って気にしてます。

2023/07/14:GMAサマーコンサート

ライブの時、無意識に身体が固まっちゃう。緊張してキツくなりそうで心配です。
正直、こんなに心配なのは『Euphoria』と『Dynamite』のせい。『Seven』は音域が狭いけど、他の曲は高いキーがあるから。
あーもう歌わない。いや、歌うw

ソロデビューの舞台を前に、緊張して口数が多くなってるグク

急な天候不良により、急遽リハなしのぶっつけ本番で撮影したグク。
雨が降って来た、と控室へ戻ってソファに倒れ込んでます。「土砂降りなんてひどいよ、悲しい」はARMYも同じ気持ちだったでしょうね(T_T)

帰路の車中から道を歩くARMYに手を振り、空を見上げてます。
「最初のステージで上手く行った試しがない。晴れて来たから『Seven』をやり直したい」と言ってますが、表情は明るくホッとしている様子。

ちなみに「GMA」ステージ直後のライブ配信がこちら。

ちなみに「Are You Sure?!(イゲマジャ)」アメリカ編に出発したのもこの日らしいので、出演終えてライブ配信して着替えてジミンちゃんと合流、の流れでしょうか。忙しすぎる(/ω\)

この日リリースされた『Seven』はHot100で一位に!
「GMA」でのスタジオインタビューが挿入されています。グクが謙虚すぎて、若干周囲が引くというか驚いている気配w

最後の一言は、映画字幕を見た限りでは「音楽以外のジャンル(演技とか)に行く予定はない」かと思いましたが、パンフレットでは「音楽をずっとやっていきたい」というニュアンスで訳されていて、どっちかなと思いました。

『Seven』は本当にいい曲ですね。
僕もそう思いますw

ヘッドライナーとして初のK-POPアーティストです。海外アーティストの限界を打ち破ってきましたね。誇りに思われますか?
『Seven』を出して活動しただけですが、そのように受け取っていただけて嬉しいです。
とりあえず"今"だけに集中しているところです。やってみたい音楽ジャンルもたくさんあるし、これからも歌って踊って、ステージに立ちたい。
今後のことはまだわかりません。今は音楽だけに集中したいと思っています。

インタビュアーとの会話

2023/07/21:ロンドン「BBC The One Show」

赤いシロップ薬を飲んで味わい、「맛있다 / 美味しい」って言ってますw

「ARMYが来た」って言いながら、ブラインドの隙間から外を覗いてるグク。
いつもARMYに興味津々でかわいいですね。今回の映画で何回言及するか、気になってきました(*ノωノ)

ARMYに会えてうれしかったけど、「GMA」の時は気が気じゃなかった。下手したら出演できなくなるから。
でも「BBC The One Show」は一曲だけだったので、楽しめた。

グクの言葉

ここ、「下手したら出演できなくなる」の意味がよく分からなかったです。動画か円盤出たら、各言語字幕を見比べたいメモ。

コンサート中アミボムが揺れ、ARMYが超歌ってますね。私も空で歌えるよう、スミン中に覚えないと……(/ω\)

インナーシャツに腹筋書いてあって笑ったw

終演後、「やっぱり!」「ファンが!」「いてこそ!」って言いながら、一言ごとにスキップしているグクが激かわです。前を歩いてるボディガードさんの心境やいかに。

静止画からはみ出す躍動感w

ソロアーティストとしての抱負は?
完全に新しいJUNG KOOK!

「BBC The One Show」での、インタビュアーとのやり取り

2023/09/21:ニューヨーク

移動中の車内でインタビュー。前髪あり+ビーニーで小学生度アップのグクw
「『Permission To Dance』も『Butter』も振り付けを忘れちゃったよ。思い出せなくてビックリした」って言ってます。
イゲマジャ北海道編でも、ジミンちゃんが同じこと言ってましたね。

パジャマ姿のジミンちゃんが何か踊ってると思ったら、『Dynamite』じゃないですか!
グクと「次は何だっけ? すぐ忘れちゃう」「調べればいいんだけどねw」などと言いつつ、振付け思い出してます。
入隊前最後のコンサートになった釜山コンが2022/10/15なので、その後グループとしての活動を一切やっていないなら、この時点でもう一年以上披露してないことになりますね……。

「『Are You Sure?!』北海道編第2話【S1 EP.7】」より

練習室で『PTD』を踊った後、頭を抱えているグク。
グループ曲を1人で歌うため、ジン君やジミンちゃんに合わせて上がってるキーも引き受けなければならず、苦しんでいる様子。

ライブストリーミングあるの? じゃあもっといいものにしなきゃ。ストレスだ。
ジンヒョンとジミニヒョンが憎らしい。2人のパートはキーが高いから。ああ、全く。

グクの言葉

文句を言いながらも、ヒョン達の名前を出すと反射的に笑ってしまうグクがかわいい。

安定の黒五本指ソックス履いて、マフィンバーガーにかぶりついてるグク。このシーン込みで、公式にHUNGRY Ver.のショート動画作られてて笑いましたw
公式認定の食いしん坊キャラ。ゴレンジャーで言うならイエローはカレー。一緒にするなし。

2023/09/23:Global Citizen Festival

6万人が集った、グローバルシチズンフェス!
「ARMYが来た」「ほんと?」と、外へ見物に出ていくグク。

とにかく前へ進みましたが、どう評価されるか心配でした。BTSのJUNG KOOKとしては評価されたと思うけど、今まで一度もソロ活動をしたことがないから。
BTSの僕じゃなくて、僕自身を認めてもらいたいという気持ちが大きかった。

グクの言葉

雨の中、レインコートを着た観衆が集まってます。『Euphoria』が流れ、胸いっぱいになりながらグクを迎えるグローバルARMY。

再生リスト「Performances | Global Citizen Festival: Central Park | 2023」にあるグクの動画は以下の5本
・Singer Jung Kook Performs BTS Song ‘Euphoria’
・Jung Kook Performs BTS Song 'Butter'
・Jung Kook Addresses a Crowd of Action-Taking Global Citizens
・Jung Kook & Latto Perform 'Seven' Live
・Jung Kook Performs BTS Song 'Dynamite'

Global Citizen Festival 2023

終わった! 大変だった! 楽しかった!
歓声が凄くて自分の声が聞こえなかったよ。反応が楽しみだ。

グクの言葉

車内でエゴサしたらいい反応が多かったらしく、安心している様子。
「良かった。でもリハーサルの方が良かったな。どうして本番になると喉が乾燥するんだろう」って呟いてます。

緊張すると、戦いの準備として血液が筋肉へ回されるので唾液が減り、口が渇きますよね。昔からステージに立っているのに、今なぜここでこの疑問が出るんだろうと思いました。

バンタンはARMYとのステージでは緊張しない説は、他のバンタンメンバーのインタビューからも本当っぽいと受け取っているのですが、やはり一人で出ていくプレッシャーは相当高かったんでしょうね。ここへ来て、体も素直に反応している様子。
それに気づくグクも、普段から小まめに体に気を配り、メンテしていることがわかります。

休む間もなく、車内でスマホを見ながら『Hate You』を口ずさんでいるグク。一生聴いていたい切ない歌声が、映画館環境の音響で囁きかけるように伝わってくるシーンは、控えめに言って最高です。

ちなみに、このステージの後韓国へ帰り、2023/9/26から「Are You Sure?!(イゲマジャ)」済州島編を撮ってます。

今もなお、と付け加えたいです。
今もなお、皆さんに認めていただけているのは、幸せなことですよね。
新しいことに挑戦したいと思うようになりました。
今後自分がどう進んでいくのかが、楽しみです。

グクの言葉

『Seven』@『GOLDEN』Live On Stage

このあたり、グクのショーケースからフルコーラスでステージ映像入ってて、眼福です!
金色の紙吹雪の中で歌い踊るグクはまさにGolden、黄金期の美しさと自信が全解放されていて感動します。

自分は「Monday」だけ歌って、後はARMYに歌わせてるシーンの笑顔が嬉しそうでかわいい💜

黒タンクトップにカーキのシースルー合わせてて、チラ見えするボディラインが綺麗

『SOMEDAY』@『GOLDEN』Live On Stage

スポットライトの中、一人で歌うグクを取り巻くように揺れるアミボム。
バンタンはソロもBTSからの派生として同じ事務所でやってるから、ARMYはARMYなんですね。

映画館環境の音響が最高。音に飲み込まれるようです。
英語の発音がこなれたなあと思います。ナムさんのちょっと黒人っぽい感じとはまた違う、王道感。

「『3D』と『Seven』はタイプが全く違う曲です。これも新しい挑戦です」と語るグク。
ソロとしての実力を認めてもらいたい。その強い気持ちを足掛かりに、ソロアーティストとしてのチャレンジは続いていきます。

2023/07/20:ソウル

ビデオ通話でPDからのFBを受けつつ、『3D』のレコーディングをしているグク。

「Showの音をはっきりさせたい」「Soは軽く」「like it, girlはメジャーで」と矢継ぎ早に来る指示からニュアンスを掴むのがすごく早いですね。
打てば響くって感じで、すぐ歌い直したり、「音をはっきり出すんだね」って理解した内容をレスポンスしたりしてます。これは愛されるわ。

『3D』をどうするかどうか迷っていた時期です。タイトル曲を決めないと進めなかったので、急いで決めて、次々とレコーディングしていきました。1曲を1日か2日で録ったものもあります。

グクの言葉

思うように口が回らなくて、発音に苦労しているグク。もどかしそうですね。一番繰り返してるのは『Too Sad to Dance』かな?

そこへやって来たのはテテ。あっ、XのTLが瞬間的に爆発して、避けきれずに見ちゃったやつw
煮詰まった時、一緒に仕事共有してきて苦労を理解できる人がいてくれるのって、心の支えになるよね……!

カセットテープならこのシーンだけ再生し過ぎで切れそうになってると思う

自分はもっと色々な声が出せると思っていたけど、そうでもなかった。思っていたほど、声に多様性を感じなかったんです。
ひたすら繰り返し練習して研究して、曲と一つになろうとしました。

グクの言葉

ジョングクの新しい面を見ました。
BTSとしてはバランスが必要でしたが、ソロ活動では一人ですべてを補わなければならないので、研究していましたね。

PdoggPDの言葉

『3D』収録で、グクのアルバムは英語曲で行くことが決定。

2024/09/12:アメリカへ向かい出国

『3D』MV撮影のため、ロスへ向かう機内。
お菓子ボリボリ食べながら、「ご飯食べたらすぐ寝るつもりです」って言ってるグク。五本指靴下は健在。
9時間眠って、スッキリした顔してます。時間帯の変化は寝て消化する派。

『3D』はレトロなバイブスなので、その感性を知っている人には喜んでもらえるはずです。

グクの言葉

2024/09/16:『3D』MV撮影

ジャック・ハーロウがサプライズで撮影現場を訪れ、グクを驚かせてます。ハグして一緒に写真を撮り、語り合う二人。
他にも来客が来てますが、作曲者さんなのかなあ。「デモよりキーを上げてきたから驚いたよ。僕より高い」って笑ってます。

楽しくて「イエーイ」て高い声出てるワイヤー好きグク

この頃、撮影現場でお誕生日も祝ってもらってて、楽しそうでしたね!
白ジャケットグクはインナー来てないから、中が見える度に「あっヘソ」って指さし確認をしてしまいます(*ノωノ)

彼の歌い方は西洋的になった。
最初に出した英語曲は『Dynamite』? その時は慣れなくて苦労したと思うけど、今はもう何も問題ない。
ジョングクは完璧だし、センスもある。多方面でセンスがある人は少ない。
彼はあれもこれもセンスがある。素晴らしいよ。

デヴッド・スチュワートPDの言葉

天才だと思います。声にパワーがあり、曲に対する理解が人一倍早く、自分のスタイルを確立できます。
一言で表すと、"POP"そのものと言えるでしょうね。

PdoggPDの言葉

저는 천재라고 생각 안 합니다 절대로
부족한 면이 너무 잘 보이니까
더 잘하기 위해 노력하는 것도 있고
僕は決して天才だとは思いません。
自分の足りない部分がはっきりと見えるからです。
もっと上手くなるために努力しているところもあります。

グクの言葉(映画字幕では「天才ではありません。そうは思いません。自分に足りないものは知っているから、それを隠すために、もしくは克服するために、努力してるんです」)
素直に「天才だな」って思ってしまいますね(*ノωノ)

周囲とは真逆の自己評価が興味深いですね。
でも、この頃のグクには、昔『Break The Silence』で語っていたような、「僕には何もありません」的なものを感じません。自分の目指すものやなりたい形がはっきりわかっており、それに到達したいとあがく成長への強い意欲が印象的だと思いました。

いつもの練習室で、ダンサーさん達と踊っているグク。ダンプラとは違う日かな?
「問題があってもやるだけです。最初は上手くいかない。でも完成度を上げていく」と粘り強さを見せています。

カンがいいのかな。それを生かしているだけです。最初から何でもできるわけじゃない。
パフォーマンスを披露する時、少し集中が途切れても体が動くように、繰り返し練習することで曲と一つになるんです。

グクの言葉

練習の鬼、バンタンらしいストイックさですね。
先日和訳したパンPDインタビュー記事に、練習に関する発言があったのですが、それを思い出しました。

練習生時代から1年ほどは、本当に自分自身も嫌になるほど厳しく訓練しました。しかし今や会社側も昔ほど『何時間練習しろ』とは言わなくなりました。それではどうするのでしょう? 誰もBTSメンバーに『あなたたちは週何時間練習すべきだ』なんて言えません。
しかし、『面倒だ』『できない』と言っていても結局練習場には現れるんです。練習せずには舞台には立ちたくないからです。練習こそ自信につながります。

「【和訳】パンPD「BTS7人との出会いが最大の幸運」【HYBE/BIGHIT】」より

2023/09/29:『3D』リリース

『Seven』に続き、再びビルボードHOT100を駆け上った『3D』は、108か国のチャートで1位を獲得。

本格的にダンスを習う前にコレオをしていたけど、伸び悩んだグク。スタイルを確立できていないと感じていたそう。

デビュー前のJUNG KOOKは内向的でした。あふれるエネルギーの使い方がわからず、頭ではわかっていても体が動かないのが、もどかしそうだった。
でも卵からひなが孵るように、眠っていたポテンシャルが爆発して、一気に成長した。本人も驚いただろう。
今回のソロデビューは今までの活動の集大成でもあり、私もファン目線で見てしまいました。どんなに練習し、悩んだのか、それが垣間見えるステージでした。

ソン・ソンドゥク先生の言葉

『3D』@『GOLDEN』Live On Stage

このステージはグクがメインで出ずっぱりのため、基本白シャツデニムパンツの上に何か羽織って変化つけてることが多いように見えるのですが、曲ごとに全然印象が違って見えます。
演出もあるけど、グクの表情や歌声から伝わる世界観がガラッと切り替わっているのがわかり、感動しました。

めっちゃ小さいけど、力こぶ作ってるグクがかわいいシーン

『Too Sad to Dance』@『GOLDEN』Live On Stage

これは、できたらバーで一杯飲みながら聴きたいですね……!
スクールパーカーのグク先輩に差し入れ持っていく青春を、皆が想像してしまいそうな絵面。『3D』と同じ歌手に見えないくらい、若くてかわいいです。

階段を使った演出が印象的

2024/10/15:プタペストで『Standing Next To You』MV撮影

撮影場所へ向かう車中で、「ソロアルバムが出ます。評判はいいかもしれない。2曲リリースしただけだから、わからないけど」と語っているグク。

BTSとして活動していた頃は、自分の性格について考えたことはありませんでした。自分は自分だと思っていました。
ソロ活動をしてみて、自分がBTSでどんな役割をしていたのか、改めてわかりました。メンバーを恋しく思います。チーム活動は楽しかった。一緒にいた時自分が何を感じていたのかが、1人になったからこそ分かりました。
「花様年華」を思い出しました。

グクの言葉

撮影が進み、「カット!」の声で沸き起こる拍手。
「終わりました。最後に苦労が報われました」と語るグクに、「君と躍れてよかった」と共演者が声をかけています。

その愛嬌が世界をトリコにするんやで

この黒羽根の時のエピソード、めちゃめちゃ好き……!

ジョングクは本当に辛抱強かったです。プロセス全体を通して、彼は実際「自分の小さな世界(his own little world)」にいて、ずっと自分に向かって歌っていました。
私たちがスーツの下に手を入れて彼の服装を整えたことに恥ずかしがることはなく、彼はこの種のことに慣れているようで、従順に衣装係やプロップ係が彼の世話をするのを許していました。
(中略)
2度の撮影の間、彼は自分の小さな世界にいて、ずっと歌っています。

「BTS萌え語り:彼が「小さな世界」にいる時【ジョングク】」より

疲れた、とベッドに倒れこむグク。

『Seven』から『3D』まで突っ走りました。でもいい。カッコよければ。
ファンの方々は喜んでくれるはず。ファン以外の方々にも、"『Seven』や『3D』の人はダンスも上手だね"と思っていただけたら嬉しい。
BTSはまだまだやれる、トップアーティストだと思ってもらいたい。そのために頑張る。

グクの言葉

この言葉は印象的でした。
ここまでグクは、大きい「BTSのボーカル」という看板を背負い、時にそれをプレッシャーに感じつつも奮起し、ソロとしての自分を認めてもらいたい一心で突っ走ってきたと思いますし、発言もそういった内容でした。

しかしブタペストでの発言にはBTSに触れるものが増え、無我夢中で走って来た彼にグループ活動を振り返る余裕ができたことを窺わせます。
「軍白期に入ればBTSも終わりだ」という意見を見たのかもしれませんし、一段落し足を止めたタイミングで、隣に仲間がいない寂しさが生まれたのかもしれません。

いずれにせよ、彼のソロアーティストの道はグループ活動から離れていくための旅ではなく、BTSと共に続いていくためのものなのだなということを感じました。

2024/04/11:ニューヨーク

時は少し戻って、『Standing Next To You』のレコーディング。
この曲はレコーディングが大変だった、とグクが話してます。「壮大でタイトルに相応しい曲だと思って選んだので、愛着があります」と。

レコーディングルームに入ったグク、ニット帽にくわえてたストローを挿してますねw
キーが高くて「Sun」が出ないって苦しんでいたのですが、ここで軽く歌ってみた後「できそうです」って言ってて、改めて度肝を抜かれました。そりゃPD達も驚くわ……。

発音を直しながらレコーディングを進めていくグク。
「マイケル・ジャクソンみたいだ。"Control"の歌い方とか」って絶賛されています。

(今回のアルバムは)ジャンルは多種多様だし、歌詞にも様々なテーマが込められていて、そして英語で歌う。
今まではグループ活動だけだったけど、今回は全部1人。その過程の全てが楽しい。PDと二人三脚で1曲ずつ仕上げていく達成感がいい。

グクの言葉

彼は多才で、何をやらせても一流だ。いろんな音楽ジャンルににも挑戦し、歌い分けている。どんな色にもなれるカメレオンのようだ。
K-POPを越えている。これは名曲だけど、彼が歌うと特別な曲になる。K-POPと融合した唯一無二の曲になるんだ。

CirkutPD

この言葉の前に映ってたのが『Standing Next To You』のレコーディング風景だったので、CirkutPDの言葉はそれを指したのかなと思ってましたが、パンフレットを読んだら言葉が補完され、『Seven』を指した内容になってました。字幕を見比べたい……!

当時、『Standing Next To You』は発表タイミングが未定だった様子。
どこかのホテルにいるグクが、「録った音源を早く聞きたいな。届くのが待ち遠しい。ゆっくり聞けなくて忘れちゃった」と言ってます。

広い中庭で緑に囲まれた道を歩きながら、カメラに答えるグク。
「入隊する前に、シングルを出したい。先行曲で出すのは違うか。シングルは軍に行く前に……今4月、何曲出そうか?」と独り言のように呟いていて、残された時間は短いことが窺えます。

2023/11/03:アルバム「GOLDEN」リリース

ビルボードHOT100に6曲がチャートイン!
ジミー・ファロンの「The Tonight Show」出演一時間前に「GOLDEN」がプラチナDISCに選出されたそうで、番組内で祝福されています。

どうでもいいけどこの時のグクのインナーすごいカット入ってるので踊ってる時見てみて……

ちなみに、アルバム発売日のグクの配信がこちら。44:50くらいからクオズが突撃してくる回ですね!
ソロ活動期を振り返り、「久しぶりの強行軍だったけど楽しかった。何かしている方が性に合ってる」という話をしています。大きなスケジュールが来ると、緊張するらしくて風邪を引きやすくなるそう。お大事にね。

『Standing Next To You』@『GOLDEN』Live On Stage

「ARMY、準備はいい!?」の掛け声に、即沸騰する場内。
超カッコいいです。これは是非「第二のマイケル・ジャクソン」じゃなくて、「キング・オブ・ポップから王冠を受け取った、若き帝王」にしてほしい。

「若きポップスター」って言う常套句がここまでハマる人も珍しい、って書こうとして、うっかり「뽀뽀(ポッポ=ちゅー)スター」になった。辞書登録が……

2023/11/09:TSXステージ前日

どこかのショップでK-POP売り場を見せてもらっているグク。
たくさん並ぶBTSアルバムと「GOLDEN」のディスプレイを前に息を飲み、ついでにストローでアイスコーヒー飲んでますw

「今日だけでしょ? いつも?」って言いながら、陳列されてる自分のアルバムを目にして「陳列されてるの、初めて見た。なんだか照れちゃうな」って言いながら、メンバーのアルバムが揃ってるのを見つけて喜んでます。

自分のポップにサインし、ちょっとだけ考えてからハートをつけ足したグク

「もし歌手になっていなかったら、誰かを応援してCDを買っていたかな。誰のファンになってただろう」って想像してます。顔でテテはどうでしょうか!(*ノωノ)

2023/11/10:NYタイムズスクエアTSX

12時間寝た、って言いながらタコスをモリモリ食べてるグク。後頭部に飛び出てるアホ毛が愛しいわ。ガッツポーズして「I'm back(復活)」って笑ってます。
今日のステージはタイムズスクエア。BTSを知らない人も見るから、なおさら頑張らないと、と鼻歌を歌いながらモグモグ。調子も天気も良くて、いいステージになりそうです。

移動する車内で、これからリハーサルしてヘアメイク、動画撮影、ステージ、って予定を数え上げてます。忙しいですね!
ビルについてヘアメイクを済ませる頃には、サプライズ公演の告知が出、周囲は黒山の人だかり。

「急に緊張してきた」「ここまで声が?」って言いながら外を見降ろし、「ファンの皆さん頑張るね」って嬉しそうにしてるグク。ARMYを見て安心したのか、「上手くいく気がします」と頼もしい一言。

わあドキドキする!!

タイムカウントから飛び出し、「Hello, NY City! I'm JUNG KOOK of BTS!!」と高らかに名乗りを上げるグク。
「これはカムバックではなく、デビューだ」と宣言し、K-POPの看板を捨てたとしても、BTSの看板だけは手放さずどこまでも一緒に連れて行くマンネが愛しくて、胸が熱くなります!

この光景をカメラに収めているドローンが見えますね。
冒頭のシーンへ戻り、グクのステージと、熱狂するタイムズスクエアが映し出されます。

最後に「Thank you, Army! See you!」と残してステージを終えたグク。
「ああ、疲れた」と息をつきつつも、「ARMYは喜んでくれたかな。ARMYのおかげで……いつもARMYに力をもらってます」とめっちゃARMYを繰り返してます。

メイクを落としたら、早速エゴサでモニタリング。
この時グクが見てた投稿主さんが名乗り出たり、グクにエゴサされたくて皆こぞって「# 정국」タグつけたりしてた思い出が蘇りましたw

「そろそろ帰国して下さい」って書いてあるの見て、「へへっ」て笑うグク、死ぬほどかわいいです。着信音これにしようかな。

可愛すぎる足揺れとお尻に、全ARMYの時が止まった

今日のようなステージがあともういくつかできたら、すごく良いんだけどな。それでもラストを幸せに締めくくれたから、幸せな感情のまま戻れるね。

グクの言葉

楽しくて、すごく大変で、幸せでした。
僕がどんなアーティストか示して帰りたいです。目指すべき場所はまだわからないけど、僕はずっと成長し続けたいです。挫折も経験して強くなりたい。そうしたら辿り着いているかも。前進あるのみです。

グクの言葉

『MAGIC SHOP』@『GOLDEN』Live On Stage

ここにこの曲持ってきたのは、定番というだけでなく、ググが制作に関わった曲ということもあるんじゃないかと思いました。
ヒョン達の声が流れる中、ARMY達に手を振っているグク。いい顔しますね……。ARMYの歌声をメインにしてハモったところもあり、感無量です。

SPECIAL THANKS
TO OUR BIGGEST VOICE, ARMY

僕たちの最大の味方ARMYへ、心からの感謝を

その後~『NEVER LET GO』レコーディング~クレジット

その後グクは、2023/11/25から「Are You Sure?!(イゲマジャ)」北海道編を撮り(その途中でキノコ頭になり)、すぐアッシャーとのMV撮影のためアメリカへ渡って、一度髪を短くしています。

2024のFESTAで発表された最新ファンソング『NEVER LET GO』は、アッシャーとのMV撮影終了後、兵役に向けて坊主頭になってから収録したようで、散髪の様子が映っていました。
担当してるのは、ずっとBTSのヘアを担当してるパク・ネジュさんかな?

髪を刈られながら、「洗うのが楽そう」って言ってるグク。1人の世界で鼻歌歌ってるうちに仕上げが終わり、鏡を見る前に頭や肩を払ってます。心の準備をしてるのか、なかなか手が止まりません。

カットが切り替わると、そこには号泣してる美容師さんが……( ゚Д゚)
長年セットし続けた子がついに兵役に行くと思うと、もうたまらなかったんでしょうね。「僕は涙をこらえてます!」ってハグして、「もうカチューシャがいらないな」と笑ってるマンネ、強くなりましたね。

坊主頭でレコーディングしてるグク。本当に、最後の最後まで色々残していきたくて、頑張ったんですね。
画面の隅に、メンバー全員の名前が順に映ります。映像の流れ的には必要ない情報なので、「全員一緒だ」っていう気持ちを表したかったんじゃないかと受け取りました( ;∀;)

黒いタンクトップの金髪ジミンちゃんが、控室で「もう切ったの!?」って驚いてます。「面倒になったから切った。いい感じ?」って訊く弟を捕まえて、坊主頭を撫で回しながら、「よく似合ってるよ。軍人らしい」。
この部屋、ジン君が髪剃ってた部屋でしょうか。内装が似てます。

「BTS【シュチタ】EP.12 SUGA×ジン君 【슈취타】」より
(SUGAの頭の上に出てるのは「안 읏었음(泣かなかった)」)

流れるクレジットの中にも、やはりメンバー全員の名前が入っています。
拍手と「お疲れさまでした。レコーディング終了」の言葉で、この映画は終わります。

まとめ(という名の妄想)

以前『BREAK THE SILENCE』を見た時、私は、グクには「BTSとしての自分」しかないのではないか、だから自分自身について考えた時ひどく空虚だと感じるし、「BTSでない自分」を想像することに抵抗を示すのではないか、という感想を抱きました。

ヒョン達には他の世界(バンタンじゃない自分)があるけど、僕には何もない。あるのはBTSとARMYだけだ。でもBTSでない自分にはそれさえ残らない。
何者でもない自分への焦りと恐れ、それが当時グクが感じていた「みすぼらしい自分」の正体だったのかもしれない、と私は思っています。
(中略)
映画の冒頭で語られた、「BTSの自分とそうでない自分を区別する必要があるのかな」が思い返されますが、この時点でのグクの中にはまだ区別化できるものがないように映りました。

「映画『BREAK THE SILENCE』感想2回戦@バンタンは何を恐れたか」より

今回の映画では、「JUNG KOOK自身として認められたい」と頑張る前半と、「自分はBTSなのだ」ということを意識している後半の差が、印象的でした。

ショーケースで歌うグクの姿を見ながら、ヒョン達は自我を持った状態でBTSに入り、BTSとしてのパーソナリティを育てていったけど、グクは物心ついてからずっとBTSだったので、ソロ活動期で初めて「そうじゃない自分」が生まれたのかもしれないなあと思いました。

ブタペストでの、「BTSの中にいた時は自分について考えたことがなかったが、ソロを経験して初めて客観視した」、という言葉が印象的です。「自分」がなければ「他人(自他の差)」が生まれませんからね。

不安やプレッシャーを乗り越えて外へ出、ステージやリリースで成功体験を積み重ねてソロとしての自我を強化することで、彼は改めて「自分はBTSなのだ」というアイデンティティを獲得し直したのではないか、というのが私の感想です。

そう考えた場合、グクの辿った道筋は本当に雛の巣立ちに似ています。

  1. 殻の中で、BTSと離れて外へ出ていくための力を溜めた石ころ期

  2. 外の世界へ踏み出し、個を確立して独り立ちしようと必死になったソロ活動前半期

    1. JUNG KOOKとして認められたい、という強い欲求が感じられる

    2. 反面、BTSのボーカルなのにガッカリさせないかという発想に、BTSではない自分への不安が窺える

  3. 自分にはできると思えるようになったソロ活動後半期

    1. アルバムも評価されるだろうと思えており、ソロ曲のリリースが彼に自信を与えたことが推察される

    2. 「上手くいく気がします」という、生来の楽観的な姿勢が戻っている

BTSにいた頃は自分自身について考えることがなかった、ということは、「BTS=自分自身」だったので、BTSに対しても外から見直したことがなかった、ということになります。

しかしソロアーティストとして自我を確立したグクは、外からグループを見られるようになり、その中にいた自分についても、多分ヒョン達の役割についても、新しい目で見直せるようになったのだと思います。
非常に興味深い成熟の過程だと思いました。

その上で彼が辿り着いたものが、
「BTSはまだまだやれる、トップアーティストだと思ってもらいたい。そのために頑張る
であり、
「Hello, NY City! I'm JUNG KOOK of BTS!!」
なのだと思うと、本当に胸が熱くなります……。

ちなみに、グクは映画の中で10回くらい「ARMY」って言ってましたし、「ファンの方々」をARMYに置き換えたらもっと言ってると思います。
グクのARMY好きは自作曲の傾向としても顕著なのですが、ポップスターになっても変わらないその姿勢が、非常に愛しかったです。

ジン君とグクの自作曲属性の方向性が結構似てる(関心がARMYに集中しているのを隠さない)のは、面白いですね。
これは、バンタン全員が持ってる性質を最もストレートに出してくるのがこの二人、なのではないかと思っています。

「BTS楽曲のルーツとソロ曲に見る個性」より

興味深い映画でした。ショーケースのカッコよさや、不意打ちのように繰り出される愛嬌に打ちのめされながら、グクについてめちゃめちゃ考えさせられました。
まだまだ公開は始まったばかり。未見の方はこんなの読んでないで今すぐ席予約をどうぞ!


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コーヒー一杯奢ってください( *´艸`)