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意外と貴重?久米龍川が主宰していた雑誌『汎岡山』を購入

 結構前に以下の記事で雑誌『郷土風景』を編集していた久米龍川(谷川要史)が編集していた岡山の歴史や民俗関連の記事を中心に掲載していた雑誌『汎岡山』を紹介した。

この雑誌は現物を見せていただいたことはあったのだが、サンプルとして自分も1冊欲しいと思って東京の古本即売会や日本の古本屋で探していたが、東京で発行されていた雑誌(注1)にかかわらずなかなかみつからない。先日、ようやく第8巻第11号(1934年)を購入できたので、以下に写真を掲載したい。なお、私が購入したものは後半のページが欠けているため奥付もなかった。

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この号の目次は以下のようになっている。

宇喜多家直家罪悪史 權田暁雲

岡山自動車発達史(二) 島重郎

吉備文化の古瓦 古家格平

岡山で判らないこと 佛劍道人

西大寺観音院の大會陽 宇垣武治

笠岡と玉島の新陣容 山本實

岡山県風土記(一) 久米龍川(『汎岡山』、『郷土風景』主宰)

希望への躍進 新宮博(舞踊家)

舞踊家新宮博君 久米龍川

道祖溪と鬼ヶ獄 加藤景堂

岡山県の伝説(六) 花田一重(郷土、民俗学研究者、図書館司書)

備前本部の二特産

宇野町び小唄

少し調べてみたが、ほとんどの人物に関してよく分からなかった。分かった人物に関してのみ括弧内に追記しておいた。以下の記事で紹介した雑誌のように地域関連の雑誌の中には各地の図書館や研究機関にまとまって所蔵されていない場合もあるが、『汎岡山』はまとまった冊数が岡山県立図書館に所蔵されているようである。この雑誌の詳細の目録が欲しいところである。

(注1)『汎岡山』は岡山県人社が発行していたが、発行は岡山でなく東京で行われていた。このことは以下の記事で紹介した。


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