月の魚

東京に暮らす地方出身40代。 後期高齢者の両親をリモートサポート中。

月の魚

東京に暮らす地方出身40代。 後期高齢者の両親をリモートサポート中。

最近の記事

スティングをあきらめて(はないけど)

今日はスティングのコンサートのはずだった。 わたしは開場1時間も前に、バスで会場方面に向かい、会場にほど近いショッピングセンターで食事をとり、腹ごなしに会場まで20分ほど歩いたり。つまり余裕をかましていたのだけど、会場入口でチケットをもぎってもらうときにようやく気づいたのだ。 わたしのチケットは昨日のものだった。 昨日の夜、電車で隣り合わせた女性のスマホ画面が目に入ったことを思い出した。 スティングのセットリストを検索していて 「この人行ってきたのかぁ」 と思ったけど、同じ

    • 写真集:諏訪大社四社巡り④上社前宮

      諏訪大社四社巡りも後半戦。 戦いませんが。 いちばん雪国感がある! 狛犬も雪の帽子を被ってる。 そして、次の本宮もだけど工事多し。 鳥居を抜けても階段、斜面が続き、足元が滑る。 四本の御柱をまわるも、足元注意すぎて、あまり覚えていない…。 転倒者続出。 えと…何願うんだっけ? 見下ろす景色も美しい。 足元は注意。 いよいよ、本宮へ。

      • 写真集:諏訪大社四社巡り③下社春宮

        秋宮から春宮までは車で5分くらい。 こじんまりした春宮では「万治の石仏」を拝むべき!と激推しされていたので探す。 万治の石仏は、鳥居をくぐってちょっと進み、左手の大きな灯籠を超えて赤い橋を二つ渡る…というとすぐに着きそうだけど…。 雪道。 足元注意! すぐそこまで近づくとこんな立札がある。 「芸術家岡本太郎も万治の石仏を愛して止まず  この石仏を拝むために下諏訪を何度も訪れました」 登場! いや到着! 回ってる! 手のとことか、胸の模様とかグッとくる。 頭は落ちた

        • 写真集:諏訪大社四社巡り②秋宮周辺

          秋宮の鳥居を出ると、雪かきをしている人もいて、雪国の冬を感じた。 ちょっと雪が降るくらいで大騒ぎする都会の報道を見てどう思うだろうか。 お目当てのお店「山猫亭」へ。 神社のすぐ近くに本店があったのだけど、少し歩きたかったので、通りのお店へ。 天ぷらも気になりつつ、今日はとろろ蕎麦。 丸天のように見えるのが、なんと、素揚げのとろろ。 驚き! このとろろをお箸で少しずつ崩しながら食べるのが美味しい! もちろんお出汁は残さずいただき! ごちそうさまでした。 山猫亭から戻る

        スティングをあきらめて(はないけど)

          写真集:諏訪大社四社巡り①下社秋宮

          週末に思い立って行ってきた諏訪大社の写真集。 わたしが生まれた土地の氏神さまだということを以前から知っていて、いつか行きたいなと思っていたら、行けてしまった。 とにかく天気が素晴らしかった。 長野は雪国。 足元注意。 鳥居をくぐって階段を上がると目の前に聳え立つ寝入りの杉。 神楽殿。 注連縄が大きい。 ここの狛犬は青銅製。 高さが1.7mもあり、青銅製としては日本一大きいらしい。 1930年に作られた後、第二次世界大戦の国策で1944年に金属として回収され、1955ね

          写真集:諏訪大社四社巡り①下社秋宮

          美術館巡り:ミロ&リチ、そしてメトロポリタン②

          2軒目 「上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展」 三菱一号館美術館 身の回りにあるもののデザインをしてみたいな、という気持ちがある。 たとえばこんな景色を見たとき、この美しさを生地とか、何に使うかわからない箱とかに描いて残せたりしないかな、とか思う。 絵にして飾りたいというより、自分の日常にデザインとして取り入れたい。身につけたい。 そう!デザイン。 ミロはアート。 自分の中から溢れ出るものを絵にしたような感じ。 理解されるかどうかなんてあんまり関係ない。

          美術館巡り:ミロ&リチ、そしてメトロポリタン②

          美術館巡り:ミロ&リチ、そしてメトロポリタン①

          土日で美術館巡りをして「カラダが」ちょっと疲れている。 美術館って立ちっぱなしなので、腰痛持ちじゃなくても意外と腰にくるのだ。 今回は、2日で3館。 それぞれ2時間くらいは滞在するので、あわせて6時間。 1軒目 「ミロ展ー日本を夢みて」 Bunkamuraザ・ミュージアム ミロって、あぁ宇宙人系なんだ。 と思ったら、帰りしなチラ見した「ミロの絵本」にもそんなことが書かれていた。 最初の方の作品は意外にもきちんとした肖像画が展示されていたけど、以降は見事にミロ。 本当にこ

          美術館巡り:ミロ&リチ、そしてメトロポリタン①

          NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を10倍楽しむ方法②

          新しいキャストが発表されましたね。 北条泰時(小栗旬の息子)役 坂口健太郎 北条時房(後出し小栗旬の弟)役 瀬戸康史 比奈(小栗旬の正室、姫の前って名前でよく出てくるんだけどな)役 堀田真由 八田知家(大泉洋のおとんに仕えてたとこの子)役 市原隼人 源実朝(大泉洋の若死にする次男)役 柿澤勇人 後鳥羽上皇(西田敏行の孫)役 尾上松也 合ってるかなぁ。 時代劇の新キャストと言っても、誰が誰だかわからない人が多いと思うのだけど、今回の『鎌倉殿の13人』の副読本として

          NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を10倍楽しむ方法②

          お気に入り動画:やっぱりダンサーが好き!

          新旧「ウエスト・サイド・ストーリー」の興奮冷めやらぬ今週。 洋楽で育ったわたしにとって、英語圏のミュージカルを観るとスイッチが入ってしまうよう。 小さい時にこのカルチャーと出会ったのだから、自分でダンスを習えばよかったと思う。 でも、その当時は、洋楽のレコード(はい、時代です)ですら背伸びして買っていた地方の小学生がどこに行けばダンスを習えるかなんて分からなかったもんなー。 観る専の備忘録として、最近ハマってる動画を残しておこう。 ひとつめ。 ビヨンセ『Why don't

          お気に入り動画:やっぱりダンサーが好き!

          NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を10倍楽しむ方法

          昨日第6回を観終えて、梶原景時(中村獅童)とそんなエピソードがあったことを初めて知る。 このドラマを観る上で、並走したい作品を見つけた! Netflixで『平家物語』というアニメが1月から始まっていて、これがおもしろい! 主人公は、父を亡くし、平清盛の息子、重盛に拾われたかの女の子「びわ」で、彼女の視点で物語は展開する。 わたしは「平家物語」を教科書でしか読んでないのだけど、当時このアニメが放送されたらどれだけ関心がもててたか!と思う。 https://www.netfl

          NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を10倍楽しむ方法

          映画レビュー『ウエスト・サイド・ストーリー』スピルバーグのメッセージ

          旧作を観たのは、40年近く前(数えてゾッとした)。 母は、この映画のチャキリスが大好きで、どこかで仕入れてきたVHSビデオをしょっちゅう家で観ていた。 その当時のわたしはマイケル・ジャクソンに首ったけだったので、「ちょっと古いな」くらいに印象をもっていた。 でも、それもそのはず。 マイケルの「ビートイット」は、曲名はもとより、ウエストサイドそのままなシーンも多い。 今比較して観れば、マイケルは、この映画のファンで、影響を受けて、1980年代に自分が表現するものとして仕上げてき

          映画レビュー『ウエスト・サイド・ストーリー』スピルバーグのメッセージ

          介護・高齢者お役立ち品①お薬カレンダー

          1日最低2回、多いときは4〜5回実家に電話します。 余裕があれば雑談もするけど、メインは業務連絡というか生存確認というか… 「朝ごはん食べた?薬のんだ?」 「夜ごはん食べた?薬のんだ?」 両親ともにのみ忘れることがあります。 薬単独でののみ忘れもあるし、母親は不規則な生活でごはんを食べてないから薬ものんでないことがあります。 もっと驚くのは、退院してまもない母親の状況を、わたしが電話するまで父親が認識していなかったりすることです。 「いい加減気にしろよー」 と言いたく

          介護・高齢者お役立ち品①お薬カレンダー

          20歳近く年下の人との飲み会で感じた痛み

          週末に、同じ職場の人たちと忘年会的飲み会をしたときのこと。 メンバーは、20代後半の男女3名と、40代後半のわたし、わたしと仲のよい50代の女性の全5名。 仕事のあれこれ、同僚たちとのいろいろ、中には不満やストレスもあるよね。 今宵の胸の痛みは2つ。 ひとつは、職場の同年代の男性のちょっと変わった言動を、みんなでちょっと笑っちゃったこと。 そこにはやっぱり人を見下ろして馬鹿にする気持ちがたっぷり含まれている。 自分が言われたら傷つくのに調子に乗って、一緒になって彼のことを

          20歳近く年下の人との飲み会で感じた痛み

          しあわせなテレワークと仕事終わりのケーキの背中

          金曜日から休み、月曜日はテレワーク。 人によっては喜ばしいかもしれない週末から週明けのスタイルを試してみた。 前回のテレワークは半年以上前で、その時のネットワークの繋がらなさで痛い目に遭い、それ以来テレワークを固辞していたわたくし。 月曜日にちょっとした折衝もあるので「出勤させてくれよー」と思ったけど、「慣れましょう」という上司の優しいけど強い言葉に従う。 木曜日の時点で、月曜日の課題に悶々とし、ちょっと眠れなかったりもした。 時折ブワッと憤りとも焦りともつかぬ感情が湧いて

          しあわせなテレワークと仕事終わりのケーキの背中

          プラタナス

          東京で落ち葉を踏む時間が幸せだ。 踏みごたえのある葉を大量に落とす木。 プラタナスの木が東京には多いのだ。 11月にもなると、大きくて乾燥して丸まった葉っぱが転がりはじめ、タイミングがよければ道端に塊になっている。 誰も踏んでなさそうなところを狙って、誰にも見られないようにダイブするのが楽しみで、いい山があるのになかなか立ち去らない通行人がいるとやきもきする。 自分のアクションに対するリアクションが、乾いた音と足裏の感触で返ってくる。 今この瞬間は、少なくとも幸せだ。 小

          プラタナス

          独身生活が堪えるとき

          おもしろそうだな、参加したいな と思ったイベントやワークショップが 「親子でご参加ください」 「親子限定」 とか書かれていたときの悲しさが深い。 自然と触れ合ったり、何かの再利用をしたり、物を作ったりという、40代のわたしたちにも楽しめるイベントだったりするので、「チャンスをください!」と言いたくなるけど、そこは若い命に譲らないかんのだろう。 あとは死ぬだけの人生よのぉ。

          独身生活が堪えるとき