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スティングをあきらめて(はないけど)

今日はスティングのコンサートのはずだった。
わたしは開場1時間も前に、バスで会場方面に向かい、会場にほど近いショッピングセンターで食事をとり、腹ごなしに会場まで20分ほど歩いたり。つまり余裕をかましていたのだけど、会場入口でチケットをもぎってもらうときにようやく気づいたのだ。
わたしのチケットは昨日のものだった。

昨日の夜、電車で隣り合わせた女性のスマホ画面が目に入ったことを思い出した。
スティングのセットリストを検索していて
「この人行ってきたのかぁ」
と思ったけど、同じ会場にいたはずだったのか…。

もぎりの人の方が動揺しそうだったので、
「大丈夫です大丈夫です」
と言いながら、何事もなかったように会場を去り、バスに乗った。
何らかの事情で途中で会場を出た男性2人が同じバスに乗っていて、大きな声で「いい夜だった」などと話していた。

スケジュール帳に、今日の日付のところに、今日の正しい開場・開演時間を書いていたので、予約の時に間違えたんだろうなぁ。
昨日空席作って申し訳なかったなぁ。
とか思った。

でも、昨日は海外から帰ってきた友だちの家で、ごはんを食べながら半日ほども喋って、とてもいい時間をすごしたし、日曜の夜だったらあんなに長く居なかっただろうから、これはこれでよかった。というか、そういうことなんだと思っている。
2万円、勿体なかったけど、こういうこともあるし、今のわたしもしあわせだ。

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