コーヒーにまつわる道具 Vol.13
KONO式ドリッパー
以前紹介したRoasting Color Chartを購入する際に、送料無料に惹かれて購入してしまいました。KONO式ドリッパーです。
↓Roasting Color Chartを買った際の記事はこちら。
KONO式ドリッパー、ずっと気にはなっていました。ですが、すでにハンドドリップではハリオのV60を使っていたので、新たに別のものを購入することもないか、と思っていたのです。
↓プラスチック製のV60を使っています。とっても安いんです。僕はこの赤色を愛用しています。プラスチックですが厚みがあって、ずっと使えそうな代物です。
今回ご縁があって、購入したKONO式ドリッパー。いくつか種類があり、迷いましたが、型番MD-41というものを購入。
↓MD-41は4人用で、1973年に発売開始の製品です。用途「プロ・こだわり派」というのに、釣られてしまったのです(笑)。はい、形から入る人間です。
↓MEIMONというロゴだったものが、現在はCLASSICとなっているようです。フィルターはSILKY PAPERなるものを購入。
↓ハリオのV60と比べてみます。大体一緒の寸法です。
↓上から見るとリブ(ドリッパーの内側にある盛り上がった部分)の違いがよくわかります。KONO式はコーヒーが落ちる底の方にリブがあるのに対し、V60は底から上部まで螺旋状に伸びるリブとなっています。
↓フィルターをセットして、と。
↓いつも使っている水筒にもピッタリです。
↓いざ、お湯を投入。お湯が落ちる速度がV60よりも速い気がします。
肝心の味ですが、なんだかおいしく感じます。抽象的ですみませんが、スッキリした味わいです。おそらくお湯の落ちる速さに原因があると思います。もう少しお湯を細くゆっくり淹れればまた違った味に調整できそうです。
職場の同僚が、試しにいつも使っている100均のペーパードリッパーの代わりにKONO式を使ってみました。彼はその味の違いにびっくりしていました。断然KONO式がおいしいと。
ドリッパーが少し違うだけで味が変わるコーヒーの世界。深い世界です。
↓ちなみにKONO式ドリッパーを販売しているのはKONOではなくて、珈琲サイフォン株式会社です。カラーバリエーションも豊富。
↓余談ですが、このサイトには、Brewers Cup (ブリューワーズカップ=フィルターで濾したものやサイフォンコーヒー、非エスプレソマシーンで淹れたコーヒーの世界一を決める大会)において優勝者が使用してきたドリッパーについて書かれていました。
↓Brewers Cupの記録では、2011年〜2017年うち、2012,2014,2015,2016の優勝者の5人がハリオのV60を使っていたとあります。残念ながらKONO式は入っていません。
World Brewers Cup winners:
2017 Chad Wang of Taiwan
2016 Tetsu Kasuya of Japan
2015 Odd-Steinar Tøllefsen of Norway
2014 Stefanos Domatiotis of Greece
2013 – Erin McCarthy of USA – won with a Kalita Wave brew
2012 – Matt Perger of Australia
2011 – Keith O’Sullivan of Ireland – won with a Chemex brew
↓ハリオのV60以外の優勝者ではカリタのウェーブドリッパーと
↓ケメックスが使われていたそうです。
↓アジア人として初めてBrewers Cup 2016で優勝したのは日本人の粕谷 哲さん。今度この淹れ方試してみよう。
KONO式ドリッパーから話は逸れてしまいましたが、何か新しいことを試すと、新たなことを知ることができます。これは本当にワクワクします。どんどん小さなチャレンジを重ねよう。
土曜日。今日は思いっきりゆっくりします。いっぱい想像、妄想しよう。今が未来につながってゆく。
みなさん良い週末を!
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