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コーヒー豆 片手鍋 自家焙煎の記録 Vol.72

BRAZIL - LAURINA BOURBON

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昨日は昼間から月がキレイに見えていて、焙煎しようって思い立ちました。とっても寒かったけれど。

ただ、実は最近左腕があまり思うように動かなくて片手鍋を振るのが辛かったんです。そんな時ふと思います。これで片手鍋振れなくなったらどうしよう。そうなったら、もうちゃんとした焙煎機買おう。

そんなことを思いながら焙煎していて考えたことがあります。それは、機械化される一番最初の動機は何なのか、ということです。3つ考えました。

ひとつめ。僕の腕が動かなくなったら、それまでできていた動作ができない。それを可哀想に思った誰かが、僕の腕の代わりになるものを考えて作る。発明してくれる。そして僕は今までやっていたことを続けられる。

もうひとつは、単純な知的好奇心から機械を作ってしまう。バック・トゥ・ザ・フューチャーのドクみたいに。

あとひとつは、人を機械と置き換える必要から。人数が必要になっても、そんなに人数が集められない、まとまった数の労働力を集められない。しかも人間には休息や労働条件がある。だったら人ではなくて機械にしてしまおう。そうすれば、メンテナンス、エラー対応はあってもコストパフォーマンスがいい。金も儲けられる。

この3つの例を考えていました。1. 誰かが今までできていたことが何らかの事情でできなくなったものをサポートするという願望から。2. 単純な知的好奇心を満たすため。 3. 今よりもさらに大きなプロジェクトを遂行する際に人間では手が回らないためです。そして、この3つはすべてがバラバラではなくて、重なる部分もあったりします。

違いは一番最初の動機。1 は、自分の愛する人であったり、身近な人が困ってしまったのを助けたい願いから。2 は、知的好奇心でこんなものつくってみたいという願望から。3 は、利益を上げたいから。

大量に生産して消費を繰り返すことに疲弊している側面も多い現在において、これからより1や2をどう経済に結びつけていくかに興味があります。会社単位ではなくて個人単位で、自分や身近な人が必要とするものを自分の頭でイメージしたように機械化(もしくは製品化)できるニッチなプログラムが絶妙な価格設定であったら面白いだろうな〜。イメージとしては誰もが発明家になれるプログラム。そして実用化までに必要な部品やコストも見積もってくれるプログラム。

なんてとりとめもないことを考えながら焙煎していたのでした。

さて、今回の焙煎の記録は、

日:2020年11月25日(水曜日)14℃ 湿度:67% 曇り 予熱:60℃→投入後35℃
豆:ブラジル LAURINA BOURBON (生豆本舗)
生豆の重さ:200g
焙煎後の重さ:168g
1ハゼ:12:00(207℃)
消火:14:00(222℃)
煎り上げ:16:00
色:シティ
<感想>

とにかく小さい豆です。前回同じ豆を焙煎した時は、いつも焙煎後の豆を冷却する際に使っているフルイから落ちてしまうものもあるぐらいでした。

その経験があったので、今回はあらかじめフルイのメッシュを細かいものに交換。と思っていたのですが、「別に今のメッシュの上に重ねればいいだけじゃん」となりました。

↓下の物が今までのメッシュ。上の物が今回新たに追加した目の細かいメッシュ。

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↓2枚のメッシュを重ねても特に違和感はありません。

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↓フルイについてはこの記事で書きました。5ヶ月前に焙煎をはじめたんだ。フルイは園芸用の物を使っています。目の荒さが異なるメッシュが3枚セットでついていました。

↓前回同じ豆を焙煎した時の記録。

小さい豆なので、片手鍋で焙煎する際に鍋を振るといつもよりキレのよい「シャッシャッシャ」という音がします。この音は気持ちがいい音。煎り上がった豆もかわいかったです。

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昨日の遅い朝。これでもかっていうぐらい、まーっすぐ西へ飛んでいく飛行機が真上に現れました。波のような雲をくぐって突き進む飛行機。いつもよりも機体が大きく見えました。

空に、月に、星に、海に、飛行機。そしてコーヒー。ゆっくりのんびりまったりな日々を過ごせるイメージをしよう。

日曜日。見上げる空はどこにいてもつながっている。

皆さん、良い1日を!

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