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コーヒーと映画 Vol.08 - MYSTERY TRAIN

MYSTERY TRAIN by Jim Jarmusch

おとといの記事ではぼくの好きな俳優 STEVE BUSCEMI について書きました。

その際に、彼が今までに出演してきた映画のリストを見ました。

その中でまだ観ていなかったジム・ジャームッシュ監督作品のミステリー・トレインが。ということで早速観ました。

この映画は永瀬正敏さんと工藤夕貴さんも出演。若い。

そしてスクリーミン・ジェイ・ホーキンスも、ジョー・ストラマーも、スティーヴ・ブシェミもラジオDJでトム・ウェイツも。音楽はジョン・ルーリー。そうそう映画の冒頭、メンフィス駅の老人役はルーファス・トーマス


登場人物のひとりイタリア人女性の ニコレッタ・ブラスキについても調べてみると、彼女がロベルト・ベニーニの奥さんなんですね。

どう考えても好きな人には好きにしかならない映画です。

Down By Law(1986年作品)のトム・ウェイツの役をこのMystery Train(1989年作品)でラジオDJ役として生かし、Down By Lawでロベルト・ベニーニからのMystery Trainではのちに妻となるニコレッタ・ブラスキ。

さらにこの映画の構成を1991年作品のNight on Earthで生かすという。

そういえば2016年作品Pattersonでは永瀬さん出ていたじゃないか!

もしかするとMystery Trainのジュン(永瀬正敏)が詩人になってPattersonに戻ったのか?!妄想するのが楽しすぎるぞ、ジム・ジャームッシュ。

ジム・ジャームッシュ監督作品はまだすべては観ていないのですが、もしかするとすべての映画がつながっているのでしょうか。(知っていても教えないでください。楽しみにとっておきます)

さてこの映画のタイトルは、そうですELVISの曲。

このELVISがこの映画のまとめ役。

夜中の2時にラジオDJ(トム・ウェイツが声だけで出演)がかけるのもELVIS。BLUE MOON。とっても素敵な曲。溶けそうだ。

アムトラックに乗って、ひたすら列車の旅。メンフィスでSun RecordsにGracelandに。

ミツコ(工藤夕貴)はジュン(永瀬正敏)にメンフィスの次はニューオリンズでファッツ・ドミノだね、なんて言っていた。

なんて素敵な旅だろう。

この映画ではもちろんスマホは出てきません。その代わりにタバコが(ウォークマンは出てくる)。

映画の中でスマホはタバコの代わりになるのか。ならないよなぁ。なんてことを考えていました。

とにかく、ぼくにとってはそれはまぁ素敵な映画。ゆっくりとジム・ジャームッシュ監督作品コンプリートしよう。

夕空がきれいな今日。ぼーっと列車の旅もいいなあ。


<今日の誕生日> 10月22日 Tim Kinsella (1974 - ) この日生まれたアメリカ出身のミュージシャン。Cap'n Jazzなどのバンドに深く関わる。




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