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コーヒーと音楽 Vol.98

The Pixies - Here Comes Your Man

今回の「コーヒーと音楽」は The PixiesHere Comes Your Man です。

季節の移り変わりを感じるとともに不思議なのが、頭の中で昔よく聴いていたメロディーが唐突に流れ出すことです。

実際に音源をかけている訳でもなく、ふっと脳裏に流れるのです。今回のピクシーズは、昨日なぜか車を運転しているときに流れはじめました。

それでは、今回は歌詞を意訳してみます。意訳なので、Frank Blackが作曲時に意味したこととはかけ離れているかもしれませんがご容赦を。

Here Comes Your Man

Outside there’s a box car waiting
Outside the family stew
Out by the fire breathing
Outside we wait till face turns blue

外では貨物列車が止まっている
外ではシチューの匂いがする
赤い火にかかったシチューの匂いが
そして外で僕らは顔が真っ青になるまで待っている

I know the nervous walking
I know the dirty beard hangs
Out by the box car waiting
Take me away to nowhere plains

歩いている神経質なあの人も
うなだれている汚い髭あの人も
止まっている貨物列車が連れ出すさ
何にも無いところへ僕も連れて行ってくれ

There is a wait so long (so long, so long)
You’ll never wait so long

長いこと待ってきた(長く、長く)
こんなに長く待つとはね

Here comes your man
Here comes your man
Here comes your man

君の待つ人がやってくるよ
君の待つ人が
そうあの人が

Big shake on the box car moving
Big shake to the land that’s falling down
Is a wind makes a palm stop blowing
A big, big stone fall and break my crown

進みゆく貨物列車が激しく揺れる
沈みゆく土地が激しく揺れる
風がヤシの木の揺れを止めれば
大きな大きな実が落ちて僕の冠を壊すんだ

There is a wait so long (So long, so long)
You’ll never wait so long

長いこと待ってきた(長く、長く)
こんなに長く待つとはね

Here comes your man
Here comes your man
Here comes your man
Here comes your man

君の待つ人がやってくるよ
君の待つあの人が
そうやっとあの人が
ここにやってくる

There is a wait so long (So long, so long)
You’ll never wait so long

長いこと待ってきた(長く、長く)
こんなに長く待つとはね

Here comes your man

君の待つあの人がやってくる

この曲を聴くとなぜか安心するんです。

金曜日。Here comes your man。

皆さんが安心して眠りにつけますように。

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9月3日 ツルゲーネフ(1818 - 1883) この日住みなれたパリ郊外で客死。西欧思想の影響をうけ、専制と戦った。ニヒリスト、「余計者」のタイプを描く。「父と子」など。

 ルージンの不幸は、あの男がロシヤを知らない点にあるんです。そしてこれは、実際、大きな不幸です。ロシヤそのものは私たち個人がいなくたって立派にやってゆけますが、私たちのうち誰ひとりだってロシヤなしにはすまされませんからね。ロシヤなしでやってゆけると思っている人間は悲惨だが、実際にそれなしに生きている人間は、倍も倍も悲惨です!世界同胞主義(コスモポリタニズム)なんて ー 下らぬたわごとだし、コスモポリタンなどという奴は ー ゼロにひとしい、いやゼロ以下だ。民族性をぬきにしては芸術も、生活も、何にもありゃしませんよ。(ルージン)

桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より





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