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コーヒーと食べ物・飲み物 Vol.08

UCC ミルクコーヒー

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今回の「コーヒーと食べ物・飲み物」は、初のドリンク缶。1969年から発売され続けている世界初のミルク入り缶コーヒー、UCC ミルクコーヒー です。

小さな頃にこの缶コーヒーを飲んだことがあります。その時の印象は甘くておいしいコーヒー。コーヒーが一体どんな飲み物かもわからず、ビン入りのコーヒー牛乳と同じようなもの、と考えていました。

とにかく缶のデザインがシンプルで、そのカラーリングの印象がそのまま残っていました。

飲んだのはもうそれこそ30年以上振りだと思います。

↓ご近所さんにいただいたのですが、ちょっとした宝物を見つけたようで嬉しくなりました。まだこのデザインで売られているのですね。自動販売機で見かけることもなかったので、その存在を忘れていました。

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↓味の方は、第一印象は「甘い!」、そして思ったほどコーヒーの味がしないでした。

あれ〜こんな味だったかな。普段のコーヒーに慣れてしまっていると、すごくコーヒーの味は薄いです。

例えるならコンデンスミルクを入れたベトナムコーヒーを何倍にも薄めた感じ

発売当初はみんな初めての味に驚いたことが想像できます。しかし、現代においてこの缶コーヒーに関しては、味を買うよりも追憶を買うといった方が正しい気がします。

ほら、なんだか飲みたくなってきませんか?

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↓このオフィシャルサイトがとてもよくできています。3色のデザインカラーに意味があったとは。茶色は「焙煎されたコーヒー豆」、白は「コーヒーの花」、赤は「熟したコーヒー豆の実」を表しているのだそうです。

↓UCCといえば、この間こんな記事を読んだのを思い出しました。

ネットで検索すると上島珈琲店の閉店情報も出てきます。コロナ以前から店舗経営はあまり良い方向に進んでいなかったようです。そこに、コロナ+コーヒー豆の価格高騰も受けて、厳しい経営状況面があるのかもしれません。

この缶コーヒーを飲みながら考えたこと。

これだけ人々のコーヒーに対する舌が肥えてきているのだから、思い切って今までにない価格帯の缶コーヒーをつくってみればいいのでは。

はい、いつものようにそんな考えはすでに実践されていました(笑)。

↓ブルーボトルやってたか〜。知らなかった。1缶640円らしいです。

1缶640円は気軽に買おうとは思いませんが、250円ぐらいでおいしい缶コーヒーがあったら買ってしまうかも。

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UCCの缶コーヒーの甘さをずっと考えていました。それはやっぱり人間にはときとして甘さが必要なんだ、と。

木曜日。甘すぎなくていいから、ちょっとした甘さが欲しくなります。

皆さん、良い1日を!

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9月9日 ハリソン(1850 - 1928)この日生まれたイギリスのギリシア学者。名はジェーン。古代考古学および美術史の第一人者。「ギリシア宗教研究序説」「神話」など。

 表現すべき情緒は今日の情緒であり、また明日の情緒ならなおさら良い。・・・真の生きた芸術があるとすれば、それはギリシア彫刻の鑑賞からも、民謡の復活からも、またギリシア劇の再演からさえも、起ってくるのではなく、今日現代的条件の中に生きている事物および人々にたいして感じる敏感な情緒から起らねばならないのであって、そこには人生の深刻な他の形式とともに、近代の市街のあわただしさや、自動車や飛行機のうなりもふくまれねばならない。(古代芸術と祭式)

桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より


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