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コーヒーと考察 Vol.21

ウクライナ情勢は歴史を辿るのか

皆さん、こんばんは。

今日は「コーヒーと考察」コーナー。

ふと、ウクライナ情勢と日本の第二次世界大戦前後の歴史を考えていました。

ついこの間、ウクライナ側の兵士にも厭戦の傾向がある記事を読んだのがきっかけになったのかもしれません。

今までは日本のメディアはこぞってロシア兵の厭戦感について報道してきた感があります。

ここにきてウクライナ側の兵士の置かれた状況についての報道が多くなってきました。

もうすでに泥沼化していますが、さらにひどい状況に双方が陥ることは目に見えています。

そんな中で、日本が戦前戦中戦後を辿ってきた過程とどこかで似通った動きがウクライナ側に出てくるのか考えています。

簡単に第二次世界大戦前後の日本の動きをまとめます。

1936年→226事件が発生。
1937年→7月7日、日本軍と中国軍が衝突し日中戦争が開戦。
1938年→国家総動員法制定。国民の労働力や物資を政府は戦争のために使えるようになる。
1939年→第二次世界大戦が始まる。
1940年→大政翼賛会が結成。
1941年→太平洋戦争が始まる。
1942年→ミッドウェー海戦。
1943年→兵隊が足りなくなり、男子大学生も召集。出陣学徒壮行会が神宮外苑で開かれる。
1944年→学童疎開が始まる。
1945年→原爆投下。終戦。

そしてウクライナ情勢を考えてみます。
2022年→2月24日にロシア軍のウクライナ侵攻がはじまる。
今後のもしか→国家総動員法。国民の生活はさらに貧窮。
      →他国も巻き込んで第三次世界大戦。
      →その渦中で、別の局面として、別の土地で他の戦争が勃発。
      →ウクライナ側の兵士、武器が足りなくなる。
      →国内疎開ではなく、他国へさらなる避難民が。
      →原爆投下。終戦。よりも人類が・・・。

なんてことにならなければ良いのですが。
でも今の状況だって、2月の時は専門家の人も見通しが立っていませんでした。

ぼくが覚えている限りでは、キーウは48時間以内に陥落するだろうという悲観的な意見が多々あったことです。

それが実際にはイギリスやアメリカの支援のもと、ここまで長引き、今後もどうなるのかわかりません。

もしかすると10年ぐらい長期に渡る戦争状況に陥るかもしれません。それが悲観的な観測のみで終わることを祈っています。

さて、ウクライナ情勢に関して、自分自身を振り返ってみます。

当初はウクライナ情勢の情報を集めていたり、少しでも何かの支援になればとウクライナワインを購入したり、ウクライナ文化について調べていました。

しかし、今はどうでしょうか。日々の生活に追われて、かなり他人事になっています。

自分事になるのは、自分の生活が脅かされる時で、それまでは悠長に傍観者となっているのかもしれません。

そうなってくると現在のロシアの狙いはまさにそこかもしれません。
この状態が冬まで続くとどうなるか。
エネルギー資源が乏しい国、各国の世論はどうなるのか。

今はただただこの一連の惨禍にある人々に一刻も早く普通の日常が訪れることを願うのみです。

水曜日。一杯のコーヒーは世界を救えるか。なんとなくそんなことを考えました。

なんだかとっても疲れた1日。

皆さん、おやすみなさい。


<今日の誕生日> 6月22日 トッド・ラングレン(1948 - )この日生まれたアメリカ合衆国出身のミュージシャン。


<カレンダー日本の天気> 6月22日 夏至  

 今日は一年中でもっとも昼のながい夏至である。そこで一つ質問を出そう。一年中で一日中にもっとも多く太陽の熱を受ける場所は地球上のどこで、日はいつだろうか。
 太陽の熱が多くあたるところは気温が高いから赤道で、日がもっともながいから夏至の頃だと答える人が多いかもしれない。しかし、答えは否である。正解は冬至の南極である。
 これは、地球と太陽の距離は季節によって3.4パーセントほど違い、夏至の頃がもっとも遠く、冬至の頃がもっとも近い。また南極では冬至の頃は24時間、日が照るからである。もっとも地上では、大気のにごりのため、南極が一番多く熱を受けるわけではない。

髙橋浩一郎「カレンダー日本の天気」

※この本が出版された1982年の記述です。


<一日一文> 6月22日 マキアヴェッリ

人民は優しく手なずけるか、さもなければ抹殺してしまうかだ。なぜならば、軽く傷つければ復讐してくるが、重ければそれができないから。したがって、そういう誰かを傷つけるときには、思いきって復讐の恐れがないようにしなければならない。『君主論』河島英昭訳、岩波文庫、1998年

木田元 編 一日一文 英知のことば(2018)岩波文庫より

<今日の英語> 

This museum has a collection of uniforms from various militias throughout history.

この博物館では、歴史上のさまざまな民兵の軍服を所蔵しています。

英検1級 でる順パス単



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