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自分の心の雑草を刈っていつもきれいにしておくことが大事。

イエローハットの創業者であり、
NPO法人「日本を美しくする会」の
相談役でもある
鍵山秀三郎さんの御言葉をご紹介します。


東日本大震災でも、パニックにならず節度を守った日本人は立派でした。いまあらためて言えるのはそれも国力であるということです。それを支えているのは昔の武士道精神や寺子屋教育といった、日本の優れた精神文化です。その伝統はかなり失われていますが、まだ少しは貯金があります。

どんなによい畑だって3年も放っておいたら、雑草だらけになるのと同じように、人間の心も手入れしないと草だらけになります。草が生えると、道徳は廃れ、ゴミを投げるようになる。自分が常に正しくいられるためには、自分の心の雑草を刈ってゴミが入らないように、いつもきれいにしておくことが大事です。

中国の孟子は、教養のある人というのは、頭のいい人のことを言うのではなく、思いやりのある人だと言っています。そういう意味からしますと、超一流の大学を出ていても、知識人かもしれませんが教養人とは言えないわけです。

幕末・明治時代の臨済宗の禅僧に今北洪川(いまきたこうぜん)という人がいました。この人の言葉に「百萬経典(ひゃくまんきょうてん)日下(にっか)の灯(とう)」という言葉があります。百万本の経典を読んで勉強しても、ただ頭の中に知識として持っているだけで活動しなければ、太陽の下のろうそくの火にすぎない。つまり、役に立たないことです。

最近、私が憂えていることがあります。それは日本全体の、というより世界全体の潮流なのですが、自分の責任に帰すべきことを他人の責任に転嫁する例をたくさん見かけることです。個人のレベルに限らず、国同士でも「自国は悪くない、他の国が悪い」と言ったりしているぐらいです。誠に悪しき潮流です。その悪しき潮流を変える元になりたいという願いから、私はいまの活動に取り組んでいるといっても過言ではありません。こういう道義的な問題の解決を政治家に求めたり、行政に求めたりしても何も変わりません。

目の前の好都合こそ正しく、幸せにつながると勘違いしている人たちは、好都合の条件ばかりにとらわれてしまう。だから、世の中全体が自分勝手になってきたわけです。

目的や目標は日常でなすべきことをきちんとやれば、自然に見えてくると思います。普段やるべきことをやっていない人が掲げるのは欲望です。多くの人が挫折してしまうのも、自分の欲望を目的・目標と勘違いしているからではないでしょうか。

私は社員にいい人間になってほしい、社会、国をよくしたいという願いを込めて掃除をしています。このように目的が定かなら、それを実現するための手段・方法は自分の中から湧いてきます。

冬は辛いですよ。朝早く、ふるえるような寒さの中で掃除をするのは、何年も掃除している私にとっても、けっして愉決なことではない。ところが、今日は眠いからといってやめてしまうと、「あいつはやっぱり口だけだ」となってしまう。昨日までやってきたことを無駄にしないためにも、継続することが大切です。


小さい芽はすぐに取れますが、
大きな草は取ることが大変です。
心の中に大きな嫉妬心、復讐心が育つ前に
ネガティブな思いを小さるい時に
対処しなくてはなりません。


昨今、世界では悲しい事件が沢山あります。
そのルーツのルーツは愛されたいという
思いの裏返しです。
今日、その愛情欠乏症に
陥ってしまっている人が
あまりにも多いのです。

愛はコップの水と同じで、
溢れるほど満たされなければ、
人に与えることができません。

満たされなければ、
いつまでも愛されることだけに
飢え乾いた状態になります。

私達は家庭での愛情教育に
なによりも重きを置いています。

勉強ができなくても良い。

運動が出来なくても良い。

でも、人に尽くし、
与えることができる人格を養うために
子供の心が愛に満たされた家庭や
環境を作ることが
とても大切なことだと考えています。

『愛情欠乏症』が無くなれば、
日本、世界はより豊かに
なれるのではないでしょうか。

全ての解決策は『愛』にあります。
一人でも多くの人が
その『愛』に満たされることを心から願って。


美しい日本精神を取り戻すために
取り組ませて頂いています。
少しでもご関心がある方は
是非、ご覧ください。
お待ちしております。

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