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主に読んだ本や日々思ったことをつらつら書いてます。 好きな本が同じだったら、話せると嬉…

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主に読んだ本や日々思ったことをつらつら書いてます。 好きな本が同じだったら、話せると嬉しいです!

最近の記事

人見知りエンジニア、スターバックスへ行く

彼はコーヒーを飲むならスターバックスへ行くタイプの男だった。 いつもドリップコーヒーのショートサイズを頼む。それだけだ。 「舞山ってコーヒー好きなの?」 オフィスに戻ると同僚が聞いた。 「ええ、まあ」 「フラペチーノとかカフェオレとか、そういうのは?」 「飲んだことないですね」 「ふーん」 舞山はさっさと雑談を終わらせたいと思う。 顧客からドキュメントを出せと催促されたからだ。あと定時まで1️時間しかない。 日が変わるまでは6️時間ある。 「逆に私、ドリップコーヒー

    • 情報の差が対立を生む

      会社で働いていると対立する場面を目にする。 顧客やコンサルとのリモート会議が終わった途端に「あいつら何もわかっていない」と言ったり、「ぜんぜん状況を教えてくれない」と怒る。「それはあっちの考えることでしょ」とか「チームAの問題ですよね、私は知らないですよ」など、溝が生まれてあっち側とこっち側ができる。 一つの要因は持っている情報の差ではないかと思った。 特に嫌だなと思ったのは、情報をせき止めたり、一部の情報だけ流して相手をコントロールしようとすることだ。 情報は、相手

      • 歩いて出かけると、駐車場のかわりにカフェを探している

        都心では駐車場も足りていませんが、人が休む場所も多くはありません。 歩いて出かけると、駐車場の心配は無用です。そのかわりに自分を止める場所がなかなかない。 都内にも公園はありますが、30度を超える日に屋外のベンチにいたいとは思えません。 カフェはありがたい場所ですが、混雑が疲れる。たいていのカフェには人がごった返していて、数十分も待たないといけない。 大きめのデパートやショッピングモールには、休憩スペースがありますね。混んでます。ここにも人はいるのです。 穴場はない

        • 『嫌われる勇気』を読んで「禅」を思い出す

          読んだ本囚われないことの大切さ本書はアドラー心理学についての本で、『「いま、ここ」を真剣に生きる』という章があります。 「禅」にも同じように、この瞬間に向き合って生きる、というような考え方があります。 過去にも未来にも囚われず、今を大切にする。 アドラー心理学では過去が今を決定する原因論を否定し、今の目的のために過去を利用しているという目的論を用います。たとえば、過去のトラウマがあり働けなくなった、とは考えず、働きたくないから過去のトラウマを引っ張り出している、と考える

        人見知りエンジニア、スターバックスへ行く

          暑い中バスを待っている

          暑い中バスを待っていた。 平日の夕方で東京駅行きのバスだ。 明日も仕事があって早く帰りたいのに、30分も待っている。次のバスは18時5分で、あと10分の辛抱だ。 10分経ったがバスは来ない。 私の後ろには数人の乗客が列を作っていた。 スマホを見て、時々道路の彼方を見る。 もう10分経つ頃にはイライラし始める。 こんな暑い日で喉は渇き、蚊にも刺された。 ここにいるのは納期が迫ったプロジェクトに追われているからだ。 顧客のために手を打っているが進まない。うまくいかない。

          暑い中バスを待っている

          できる限りスターバックスでコーヒーを買いたい

          最近の行動指針として、消費することは投資することだと捉えています。 この商品が長く続いてほしい、この会社にがんばってほしい、という自分が応援したい気持ちを大切にして物を買います。 自分が消費すれば、微力ながら金銭的な意味での投資になると思うからです。 そんななか、コーヒーを買うならスターバックスにしたいと思っています。 入るのに敷居が高かったころなんとなくオシャレな雰囲気が漂っていて、学生のころや働き始めて数年は入りづらかったのを覚えています。 とくに初めてのお店に

          できる限りスターバックスでコーヒーを買いたい

          都会の冷たさが心地よいとき

          なんとなく都会は冷たいというイメージがあります。 「冷たい」と書かれると悪い印象を抱きます。でも冷たさが心地よいときもあって、それを書いてみたいと思いました。 冷たいと思われるのは、こんなときでしょう(あくまで想像です)。 まあ、これは「冷たいな」と思います。 ただ、こういう冷たさが心地よいときもあります。 放っておいてほしいときです。 一人で考えたいとき、ぼーっとしたいとき、涙を流したいとき。 家族にも友人にも知り合いにも会いたくなくて、放っておいてほしいとき。

          都会の冷たさが心地よいとき

          アンラーニングは、ブラウザのキャッシュクリアみたいなもの

          リスキリングやアンラーニングなど、学ぶことに対する関心が高まっているように思えます。 しかし、私はこれらの言葉がよくわからないうえに、必要性も理解できません。 そんなある日、アンラーニングはブラウザのキャッシュクリアに近いと思いました。 アンラーニングという横文字に悩んでいる人にお伝えできればと思います。 キャッシュって何?本記事のキャッシュは、ブラウザのキャッシュを指します。 ブラウザはWebページを表示するとき、インターネット上のサーバからページや画像をダウンロ

          アンラーニングは、ブラウザのキャッシュクリアみたいなもの

          昔に比べてゲームをしなくなった

          「最近ゲームしないな・・・・・・」と思った私が、自己分析してその理由を考えてみました。 思い至ったのは「現実で出来るようになったから」ってことでした。 長続きしないゲーム昨年、モンハンNOWというスマホゲームをインストールして遊んでいました。友人から誘われて「モンハン好きだったし、やってみるか」と始めた私です。 半年ほど遊んで、だんだんとログインしなくなり、そしてスマホ自体からアンインストールしました。 モンハンNOWに限った話ではなく、その他のゲームも長続きしなくな

          昔に比べてゲームをしなくなった

          「いつまでに終わる?」と聞かれたら確率で答える

          上司や同僚、部下から「この仕事っていつまでに終わりますか?」と聞かれた際に、どう答えればよいかを考えてみた。 結論として「80%で3日後までに終わります。10%で2日後、10%で5日後になりそうですね」というように確率で答えたら良さそうだと思う。 背景事情の説明誰かに仕事を依頼するとき、あるいは依頼されたときに「どのくらいで終わるか」を聞かれたり聞いたりする。 今までの私は次のような思考過程だった。 仕事のボリュームを過去の経験から見積もる 過去の経験を並べてみた中

          「いつまでに終わる?」と聞かれたら確率で答える

          クレープが買いづらい理由を考えて、仕事のやり方を見直した

          引っ越して近所にクレープ屋さんを見つけた。甘いものがスキな人間は、クレープ屋とかたい焼き屋とかを見つけると「お!」と思ってしまう。立ち止まって遠目に看板を見つめる。そして歩き出す。 入りづらい。 初めてのお店に入るのは、なぜかためらう。 入口の扉が閉まっていたり、店内にお客さんが誰もいない状況だと入れない。お店の雰囲気がおしゃれすぎると気が引けてしまう。「自分なんかが・・・・・・」と自意識が邪魔をする。 甘いものは好きだし、食べ歩きだってしたい。それでも一人でクレープ屋

          クレープが買いづらい理由を考えて、仕事のやり方を見直した

          作業能率を高めるポモドーロ・テクニック 適切な休憩のすすめ

          ポモドーロ・テクニックは25分間の集中よりも5分間の休憩が大切だと思います。ポモドーロ・テクニックを仕事で使っていた経験から、なぜそう思うのか書いてみます。 エンジニアでの経験エンジニアとして働く中で、プログラムのエラーを調査する機会が多くあります。エラー調査は、エラー内容を把握しGoogleやAIを使った検索したり、社内のWikiで過去事例がないか確認したりします。 最終的に「なんだ、そんなことだったのか」と思えるような簡単なミスが原因であることもしばしばです。 最近

          作業能率を高めるポモドーロ・テクニック 適切な休憩のすすめ

          味覚を能動的に使う

          ジャンクフードは人の味覚を受動的にしたと思います。味わう必要がないからです。 しかし、素材の味や繊細な味を発見したり楽しんだりするためには、味覚を能動的に使うことが大切だと考えます。 昔は毎食マクドナルドのハンバーガーを食べたいと思っていたかつて大好物だったのはマクドナルドのハンバーガーです。えびフィレオやフィレオフィッシュといった魚介類系のハンバーガーをよく食べていました。それこそ「3食これが良い!」と思っていました。飲み物はファンタグレープ。ポテトも一緒です。 ポテ

          味覚を能動的に使う

          書く技術よりも、書きたいことを大切にする

          技術よりも書きたいことを大切に育てたほうが良いと思います。技術だけあっても書きたいことがなければ、何も生み出せません。 ペンと紙はあるのに手が動かない。それは書きたいことがないからです。言葉をいくら知っていてもタイピングが速くても、自分が書きたいもの作りたいものがハッキリしないと、いつまでも白紙のままです。 ネットや書店で見かける情報は、そのほとんどが何かを作ったり創造したりする技術に関することです。そのような記事や本を読めば、ある程度の技術は身に着けられるでしょう。しか

          書く技術よりも、書きたいことを大切にする

          はじめての料理は火加減を弱めに

          料理は火加減を操れるようになると楽しい。 それは火加減で時間を操るからだ。火を強くすれば早くできる。 弱くすればゆっくりになる。料理のスピードは火加減次第だ。 火を強くすれば時間の流れを速める。 頭と身体もそれに合わせないといけない。ただ急げばミスをする。 はじめて作る料理であればなおのことだ。 コンロも3つ口より1つが良いと思う。3つ並行で火を操れば、3つの時間が進む。それだと忙しない。弱火で1つのコンロを使う。3つ使うのは慣れてからでも遅くない。 弱火は良い。

          はじめての料理は火加減を弱めに

          宇宙から見た地球とスカイツリーから見た街並み

          宇宙から見た地球とスカイツリーからの街並みは似ていると思った。 どちらも不都合な部分は距離によって切り離された美しく静止した世界。 東京都墨田区にある東京スカイツリーは高さが634mある。私は年明け早々に昇った。エレベーターで。窓からのぞき込んだ景色は美しかった。自動車も電車も微生物のように小さく、のっそり動いていた。人や動物は街の中に息を潜め、無音の世界が広がる。排気ガスもゴミもない世界があった。 自分がいた世界から切り離された地上350mの展望台。一歩引いて見る街はき

          宇宙から見た地球とスカイツリーから見た街並み