はじめての料理は火加減を弱めに
料理は火加減を操れるようになると楽しい。
それは火加減で時間を操るからだ。火を強くすれば早くできる。
弱くすればゆっくりになる。料理のスピードは火加減次第だ。
火を強くすれば時間の流れを速める。
頭と身体もそれに合わせないといけない。ただ急げばミスをする。
はじめて作る料理であればなおのことだ。
コンロも3つ口より1つが良いと思う。3つ並行で火を操れば、3つの時間が進む。それだと忙しない。弱火で1つのコンロを使う。3つ使うのは慣れてからでも遅くない。
弱火は良い。
焦げない。吹かない。せっつかない。
時間を惜しんで強火にしなくてよい。時短時短と世間は「効率化」の流れだ。けれども、時間を短くしたいと願うばかりでは、時間に束縛される。
時間が主人になってしまう。
もっと回り道をして良い。
つまみ食いしながら料理する。
操れる火加減を見極める。
そうすれば、常に時間の手綱を握れるだろう。
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