見出し画像

WELL-BEING CHECK Plus の考えるウェルビーイング - 「営繕」とは?

私たちが開発・提供を行うWebサービス「WELL-BEING CHECK Plus」には、ウェルビーイング(しあわせ)に関連する新しい考え方・キーワード・機能をいくつか盛り込んでいます。

その新しい考え方・キーワード・機能について詳細をきちんと解説することで、皆さんにより楽しく発展的にWBC+を使っていただく。それが、このnoteを皆さんにお届けする目的です。

初めての投稿となる今回は、私たちがサービス内で使う「営繕(えいぜん)」というキーワードについて、紹介・説明させていただきたいと思います。

営繕
建築物などを造ることと直すこと。造営と修繕。

精選版日本国語大辞典 

WBC+では、従来から建築物に関連して用いられてきた「営繕」という用語を、ウェルビーイング(しあわせ)をマネジメントする際の言葉として用いています。

個人や組織が変化を求める時というのは、何か直面している問題があり、その改善や修正を目指すケースがほとんどだと思います。これを「建築物」でイメージすると、「屋根が壊れて雨漏りしているので、屋根修理業者を呼ぶ」「水回りが劣化しているので、水回りの修繕サービスを利用する」といった営繕のシーンが思い浮かびます。

「個人や組織」で考えてみると、次のようなケースが思い浮かびます。
・仕事へのやる気が湧いてこない ←(例)1on1やカウンセリング
・社員の満足度が低い ←(例)サーベイ分析から労働環境の見直し

近年は、問題に対する様々な解決アプローチや各種サービスが整備されており、その数は現在も増加中のため、上記のような対応を想像することができます。

また、問題への対応だけに留まらず、成長を促進するアプローチやサービスも充実してきていると感じます。先ほどと同じように建築物で考えると、「屋根の色をきれいに塗り替えたいので、塗装サービス業者に依頼する」「もっと使いやすい台所に変えるために、家具サブスクサービスを利用してみる」いった、営繕のシーンが思い浮かびます。

個人・組織で考えると、以下のようなケースが思い浮かびます。
・もっと上の役職を目指したい ←(例)コーチング
・社員の満足度を上げたい ←(例)新たな福利厚生導入

このように、「問題」に関するサービスと「成長」に関するサービスが、近年そして昨今それぞれ増加・充実してきているわけですが、この2つは別々のサービスとして別れて存在していることが多いような気がします。同時に、「まずは問題の解決に取り組み、問題がなくなってから、その先の成長を目指す」というように優先順位が想定されていることが、世間一般として多くあるように感じます。

問題に対処することと新たな成長を求めること、この2つは切り離して考える必要があるのでしょうか。問題への対処が完全に終わった後でないと、新たな成長は考えない、求めないものでしょうか。

実際は、壊れた屋根や劣化した水回りを直す中で、「屋根の色を変えてみよう」「使いやすい台所に作り変えてみよう」など、より住み良い家にしたいという思いが湧いてくることがあるのではないかと思います。つまり、問題の対処と新たな成長を繋げて考える、もしくは同時に求めるケースもあるでしょう。リフォームを考える中で、必ずしもすべての壊れた場所を直す必要はなく、「そのままにしよう、有効に利用できそうだ」と考える箇所も出てくるかもしれません。

個人や組織、ましてやウェルビーイング(しあわせ)ということになると、向き合い方や考え方はさらに人それぞれになるはずです。私たちは、その「それぞれ」を尊重し、大切にすべきだと考えています。

ここまで、WBC+が、問題への対処と新たな成長を切り離して考えることができないと考えているために、「営繕」という言葉を使ってサービス内容を表現することにした、ということを述べてきました。

WBC+では、はじめに、ウェルビーイング(しあわせ)に関するアセスメントを受けることができます。アセスメント結果には、しあわせのタイプ(自分がどのようにしあわせを感じるタイプなのか)と、領域ごとのしあわせの得点(何のしあわせを重視しているか/現在は何のしあわせを感じているのか)が示されますが、このうち、しあわせの得点については、領域ごとに「重要度と現状」を数値化、つまりスコア化したものが表示されます。

この「重要度と現状」を表す数値・スコアの関係を見ることで、自分がどの領域に満足していないのか(改善や修正が必要なのか)、どの領域を充実させたいのか(増築が必要なのか)、どの領域はそれほど気にしていないのか(メンテナンスで良いのか)といった自分の「ウェルビーイング(しあわせ)の方向性」を読み取ることができます。

以上のことを踏まえながら、アセスメント結果を用いて、自分がこれから「営繕」していく道すじについて考えてみていただきたいと思います。早速、何か「!」があるかもしれません。

次回は、「シェアリング」について紹介します。Webサービス内にあるこの機能を使うことで、ウェルビーイング(しあわせ)の理解が進み、個人や企業はウェルビーイング(しあわせ)を営繕する際の大きなヒントを得ることができるようになります。

今回のまとめ

▼「WELL-BEING CHECK Plus」における「営繕」とは?
「問題を改善しようとすること」「今の状態を維持しようとすること」「新たな成長を目指そうとすること」、これらすべてを大切に考えながら、ウェルビーイング(しあわせ)をマネジメントしていくこと。自分のしあわせに沿って、気づきや変化を進めていくこと。

▼ 補足
アセスメント結果を通じて、自分の営繕の「道すじ」を考えることができる。

●ご連絡・お問合せはこちらまで
support@wellbeing-check-plus.jp

●弊社サービスサイトです。よろしければご覧になってください。

この記事が参加している募集

人事の仕事