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#383 ”自分のやる気”と”相手のやる気”は違う

さて、今日のテーマは「自分のやる気と相手のやる気は違う」です。

「当たり前のことだろ」

そんなあなたは要注意。

周りを見て「なんでやらないんだ」とイライラしたりしてませんか?

僕たちは自然と、周囲に同じような ”やる気” を他者に求めることがあります。

そのイライラが証拠です。

自分と相手は違う人間であることをもう一度思い出しましょう。


自己紹介とお知らせ


僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。

このnoteでは、仕事の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。

読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。

以下お知らせ。

◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!これから1年間準備行っていきます。noteでも「学会長の奮闘記」を定期的に書いていこうと思います。マガジンでまとめてますので、よかったらスキを押して応援よろしくお願いします!


◾️湘南OT Interaction
作業療法士向けの研修会を行なっている湘南OT交流会の支援の元、「新しい学び場を作る」ことを目的として立ち上がりました。「学びたいけどどうしたら・・・」と悩むOTの方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。   


それでは本題に入っていきましょう。


イライラの原因


そのイライラやもどかしさはどこからやってくるんでしょうか?

「自分はこんなに頑張っているのに」

そんな思いがあなたの中にあるのかもしれません。

あなたが頑張っていることは確かにそうなんでしょう。

それはあなたの中では疑いようのない事実です。

私たちは主観的に世界を見ています。

だから、自分が頑張っているとすれば、それは ”あなたから見た世界の基準” になっているんです。

主観的に世界を見るということは、自分の物差しで物事を見るということでもあります。

だから、その物差しで測った時に、相手が基準に達していなければ、

「どうしてなんだ」と考えるようになります。

それがイライラの原因です。

相手が動かないことが問題ではないんです。

自分が自分で作り出した物差しで世界の基準を作って、

その物差しで他者を見ていることに問題があります。

これは裏を返せば、相手には相手の物差しがあるわけです。

もしかしたら、相手も相手の物差しであなたを見ているかもしれません。

さて、どんな気分ですか?


やる気は自分のもの


こうやって考えていくと、「やる気」というものは極めて主観的です。

周囲から見て「やる気がありますね」と声をかけられたとしても、自分はそんな実感はなかったりしますよね。

他者から見たやる気と自分の中で感じるやる気には、差があります。

やる気は自分のもの。

それでいいんだと思います。

だからこそ、他者に自分のやる気を当てはめる必要はないんです。

あくまであなた自身の中であなたが作り出したもの。

それ以上でも以下でもありません。

だから、

「必要以上に他者に求めない」
「相手には相手の世界がある」
「まずは自分がやるべきことに取り組む」

これらが、本来の必要な行動だと思います。

注意したいのが、他者に対して指摘したり、指導することは何も悪いことではありません。

相手に意見することは、物事を進めるためには必要なことです。

でも、相手を自分の基準に当てはめて考える必要ないと思います。

やる気は自分のものなんですから。


今日は以上になります。

頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

ではまた。

◾️質問箱
質問箱をGoogle formで作りました。仕事や生活などでの悩み(それ以外でも)があれがご記入ください。いただいた質問は、記事にして返信したいと思います。


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