Tetsuya Numata 沼田哲哉

テクニックとか思想とか、いろんな事を書きます。

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    ヌマタのマガジン、略してヌマガジンです。 有料記事をまとめて読めます。 マガジン購入していただいた方から記事のリクエストがあれば優先して書いたりします。 よろしくお願いします。

最近の記事

スコットランドで最初の試合が決まりました。プログラップリングでサブオンリー。SGI10にて。

全然noteもYouTubeも更新しない沼田です。最近はもはや生き甲斐のはずのTwitterすら怪しくなってきました。 異国の地で毎日元気にやっていますが、お陰様でタイトル通り試合が決まり、ほぼ毎日2部練と減量でヘロヘロになってます。YouTubeも編集する気力はないです。試合が決まって減量とかの準備して戦いに行くってコンテンツとしては絶対面白いのに、それをモノにする体力がない。ツラい。 SGI10という事でSGI10に出場します。正式名称はScottish Grappl

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    • 審判の「見えない権力」について

      久しぶりの質問箱コーナーです。最近はTwitterで要約した内容をそのまま回答してるんですけど、今回は真面目に答えてみます。 質問審判が「ルールに抵触しない範囲」で片方の肩を持つ行為を「不公平」or「審判を味方につける事ができた選手の実力の範疇」どちらだと思いますか? もちろん技ありを一本にする様なあからさまな行為ではなく、「肩を持つ選手が息を切らしていて且つ道着が乱れてたら直させて一呼吸置かせる」「赤白どちらに配置させるか決定権を持ってるとして、逆光が当たらない方に肩を持

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      • スコットランドに来て5日が経ちました。

        お陰様で出発当日に投稿したSNSの反響がいつもよりも大きく、普段からツイ廃っぷりをさらけ出しているTwitterや偶にしか投稿しないしいいねもしないけどストーリーだけは見ているInstagram、そして更に投稿しない上に仕事の連絡や試合やセミナーのオファー用にしかもはや稼働していないFacebookでも過去1くらいのいいねが付いています。Twitterは学生時代に大炎上した時のウン万いいねと罵詈雑言のリプライを超えることは無いだろうけど。 そんなこんなでこっちに来て5日ほど

        • 生きる。

          2020年3月。内定していたホンジュラスへの渡航が延期になって、「何とかなるだろう」と思ってから1年8ヶ月が経ちました。 それから自分の格闘技ブランドを運営したり、福祉の現場で働いたりして2021年1月にスコットランドでのコーチのオファーを受けました。この8ヶ月の間に、オリンピックを目指すとか国際的なコーチになるとか、そういう憧れは焦りと共に消えていって、「なんとか柔道と格闘技で生きていきたい」「大学時代の努力を無駄にしたくない」という焦燥感が心を覆っていきました。 そし

        スコットランドで最初の試合が決まりました。プログラップリングでサブオンリー。SGI10にて。

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          5本

        記事

          Q.柔道のシニア階級に50kg級は必要か?

          質問箱に送られてきた質問に答えるシリーズの第1弾として、前回は「大学で柔道を続けてきて何を得られたのでしょうか?」という記事を書きました。お陰様で色んな方から好評の声を頂き(心が折れずに済んだため)、シリーズとしてできるところまで書いていければと思います。 ということで以下本文です。 質問 体が小さくて60kgに全然満たない人って世界にゴロゴロいるし、シニアでも50kg級を創設すべきだと思うんですが沼田さんの見解はどうでしょう? ざっくりと印象柔道の階級については時々

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          Q.柔道のシニア階級に50kg級は必要か?

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          9.10 近況

          特に今すぐ書きたいことがある訳じゃないのでつらつらと最近のことを。 ありがたい事に8月下旬から少しずつ忙しくなってきました。新卒でフリーランスとしてあれこれ仕事させてもらって賃金を頂いている身からすると、充実感というよりも安堵感のほうが大きいです。また今月も生きていけると思えます。社会福祉が充実している日本だから仕事がなくて死ぬことはないけれど、生きていける実感が湧くのは実際にお金を受け取ったときだよなあと思っています。 とはいえ、忙しくなった要因にはトラブルが元になった

          Q.大学まで柔道を続けてきて、何を得られたのでしょうか?

          僕の生活の中で欠かせないツールの一つにTwitterがあるのですが、その中で日課になっているのが匿名からの質問に自由に答える質問箱という外部サービスです。実は過去にこのサービスで大炎上したことがあるんですけど、今だに楽しくて使っています。 そんな質問箱にTwitterの文字数上限の140文字では足りない回答を要する質問がちょくちょく送られてくるので、そういう質問にはnoteにその回答を書いていこうと思います。今回はその第一回です。 (ちなみにこの1年弱でまたもや人生計画が

          Q.大学まで柔道を続けてきて、何を得られたのでしょうか?

          バッドエンドの2020。タダじゃ転ばない2021。

          新年あけましておめでとうございます。 激動の2020年が明けました。3月のホンジュラス渡航が無期延期になり、数ヶ月の無職期間に耐えられず福祉の現場で働き、スコットランドからのオファーを受けて準備をしてきました。 そして、そんな1年の締めくくりは スコットランドへの渡航ができなくなる というバッドエンドで幕をとじました。 (ついでに言うとその知らせを受けた翌日に角膜炎の診断を受けました。こっちは普通に痛い) ジャッジメント・デイは突然にイギリスでコロナの新種が増えて

          バッドエンドの2020。タダじゃ転ばない2021。

          近況

          スコットランドに行くのが来年の1月14日、もう1ヶ月を切ってしまいました。 世の中は相変わらずコロナがどうこうと言ってて、いつになっても先が見えない状態に慣れてきている気すらします。「新しい生活様式」という常識・マナーがいよいよ当たり前になってきた気もします。 ロンドンではワクチンの接種が開始されるという報道の数日後には警戒レベルをTier3に引き上げて、ほぼフル・ロックダウンと同等の対策をするというニュースが流れてきました。 スコットランドに行く沼田にもこのニュースは

          "12.13講道館"から見る柔道のプロ化 あと阿部vs丸山の勝敗ガチ予想

          2020東京五輪の男子66kg級の代表決定戦が12月13日に講道館で行われることが決まりました。 阿部一二三と丸山城志郎が五輪代表の一枠を賭けて、トーナメントではなくワンマッチで闘う。令和の武蔵と小次郎、木村と力道山、馬場と猪木、辰吉と薬師寺のようなライバルストーリーが、いよいよクライマックスを迎えようとしています。 もっとも、その予想については柔道界の各著名な選手や先生方、記者の方が色々と考察をしてくれているので、沼田の出番では無いのですが、今回の記事はこのワンマッチ構

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          "12.13講道館"から見る柔道のプロ化 あと阿部vs丸山の勝敗ガチ予想

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          コロナ禍からの脱出か、コロナ禍への突入か

          来年1月からスコットランドに行く事になりました。 「こんな時期に」という声もチラホラ聞こえてきますが、僕にしてみればこんな状況にならなければ今頃ホンジュラスで自分のキャリアを作っている最中だったし、こんな状況じゃなければ日本でフリーターをやっている事もなかったのです。 「俺らもツラいんだからお前もツラい思いをしろよ」みたいな思考にハマって足を引っ張ってくる人もいるにはいますが、そういう体育会系な考えは高校卒業と同時に終わらせたので、残念ながら一緒に苦痛を味わう事はできませ

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          働く事は嫌じゃない。

          コロナ禍の中に巻き込まれて職を失った人は世界中に沢山いて、言ってしまえば僕もその中の一人だと思います。 学生時代に柔道と柔術を使って世界のあちこちを回っては指導をしたり試合をしたりして、気付けば日本で職探しする気は無くなってました。唯一した就活先から半分「縁故」の様な形で内定を貰ったのに「めっちゃ治安の悪い国で柔道やります」と言って(実際はもうちょいマトモな言い訳を言って)辞退しました。 新卒1年目で年収450万円の仕事を蹴って月給◯万の国で柔道を広める。 字面にすれば

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          働く事は嫌じゃない。

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          生きてます。

          放置気味のnote。生活が落ち着いた頃に新しいことを初めて、忙しくなってくると手につかなくなることが多々あります。 今やっているのはHARD CLUTCHの業務と、そこで協賛している高橋くんのレッグロックセミナーの準備とかです。あと生活の足しになればと空いてる時間を使って児童福祉の仕事をちょくちょくと。忙しすぎて休日という休日がないものの、オトナチャレンジを毎年開催してた去年までの年末に比べれば幾分かマシかもしれないです。思えば毎年どこかしら体調を崩してた気がする。 ホン

          GTF.4に出場する身内の選手を書き殴る。【高橋“サブミッション”雄己という男】

          総合格闘技団体のZSTがグラップリングイベントのGTF.4を今月26日に開催します。 本戦がサブオンリーで7分。延長がEBIルールのトーナメント形式です。沼田のnote読んでる人は多分経験者が殆どだと思うので大会の説明もルールの説明もしません。分からない方は是非ともご自分で調べてください。 前回に引き続き、その-60kg級に出場する選手の記事です。高橋“サブミッション”雄己選手を沼田目線で書いていきます。技術的な事ととかよりも沼田との関係とかをつらつらと。 高橋くんはと

          GTF.4に出場する身内の選手を書き殴る。【高橋“サブミッション”雄己という男】

          GTF.4に出場する身内の選手を書き殴る。【井手智朗という男】

          総合格闘技団体のZSTがグラップリングイベントのGTF.4を今月26日に開催します。 本戦がサブオンリーで7分。延長がEBIルールのトーナメント形式です。沼田のnote読んでる人は多分経験者が殆どだと思うので大会の説明もルールの説明もしません。分からない方は是非ともご自分で調べてください。 今回はその-60kg級に出場する井手智朗選手を沼田目線で書いていきます。技術的な事ととかよりも沼田との関係とかをつらつらと。 井手さんはとりあえずいい人なのよ。井手さんとの初めて会っ

          GTF.4に出場する身内の選手を書き殴る。【井手智朗という男】

          コロナで試合が飛びまくってる柔道界。そしてこの2年ちょいで3試合飛んだ沼田のメンタル。

          新型コロナのせいで試合が飛びまくってますね。全国レベルの試合で言えば高校選手権が中止になった辺りからバタバタと試合が無くなっていって、9月の定時制通信制体育大会までの小学生から社会人までの大会が軒並み中止と延期になっています。 おそらく直近で開催を表明しているのは全日本学生体重別優勝大会(通称:尼崎)ですが、毎年12月の末に福岡で開催されるサニックス旗福岡国際中学生柔道大会も中止を発表しています。ちなみに余談ですが沼田も中学生の時に出場していますが、大会名称が長いので僕らは

          コロナで試合が飛びまくってる柔道界。そしてこの2年ちょいで3試合飛んだ沼田のメンタル。