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GTF.4に出場する身内の選手を書き殴る。【井手智朗という男】

総合格闘技団体のZSTがグラップリングイベントのGTF.4を今月26日に開催します。

本戦がサブオンリーで7分。延長がEBIルールのトーナメント形式です。沼田のnote読んでる人は多分経験者が殆どだと思うので大会の説明もルールの説明もしません。分からない方は是非ともご自分で調べてください。

今回はその-60kg級に出場する井手智朗選手を沼田目線で書いていきます。技術的な事ととかよりも沼田との関係とかをつらつらと。


井手さんはとりあえずいい人なのよ。

井手さんとの初めて会ったのは2018年の9月。レオナルド・マシャードのパレ東セミナーだったはず。

僕の知り合いで元アメリカ在住の女性の方がBTTダラスのマシャードに柔術を教わっていて、マシャードがアジア選手権のために来日する際にセミナーのマネージメントを僕は任されていました。

そのセミナーを中井先生の許可のもとパレ東で開催させて貰うことになり、受講しに来てくれたのが当時はパラエストなかがわイデDOJO所属の井手さんでした。

それ以前から井手さんとはTwitterで絡みがあり、たしか「今日のテクニック」という内容で週一で出してたテクニックにもよくいいねとかしてくれてた気がします。すごくボンヤリしか覚えてないけど。

セミナーには我が腐れ縁こと平沼大和(当時中央大学)も来てくれて、階級の近い彼らのスパーを覚えています。井手さんはボトムから足を使ってガードして、それを越えられないながらも圧力でスイープさせない平沼のフィジカルは柔術 vs 柔道を現していた気がしました。もっとも井手さんも七帝出身なんですけどね。

正直セミナーの集客に苦戦していた部分はあったので、井手さんのようにSNSでしか絡んだ事のない人に協力してもらえてとても助かりました。この時点で僕の井手さんに対する「いい人メーター」は爆上がりな訳です。


ネワザチャレンジ2019

その一年後に僕が年に2回開催していた「オトナチャレンジ・ネワザチャレンジ柔道大会」というイベントの最後の大会が開催される事になりました。

「誰でも楽しめる柔道大会」をコンセプトに2017年からスタートした大会も、僕の海外渡航(不発)によって幕を閉じることとなり、そのラストの大会は今までに無い仕掛けをしようと思って準備していました。

それは、ハード面では今までは地元の体育館の柔道場で行っていた試合を、その体育館のメインアリーナで行うというもので、音響やスクリーンを使った演出。

そして、ソフト面で「スペシャルマッチ」と題したオファー制による特別試合。

そのスペシャルマッチに僕が最初にオファーしたのが井手さんでした。その時の井手さんはライトフェザー級ながらアダルト茶帯の無差別で優勝したり、関西のプロ柔術興行のMATSURIに出場内定していたりと波に乗っていました。

対戦相手は黒帯フェザー級の選手を予定していて、その選手との対戦を打診したところ「所属に確認します」との返事をいただき、その翌日には「出ます!」とオファーを快諾していただきました。

その後に予定していた選手が欠場となり、プロMMAファイターの高橋拓也選手(この人もめっちゃいい人)に変更になっても「問題ないです!」と快諾していただきました。

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大会当日は会場の空調が効かなかったり、大会の終了時刻が延びたりとめちゃくちゃな迷惑をお掛けして、ホント涙目になりながら大会を運営していましたが、正直選手の方達の方がキツい環境で試合せざるを得なかったので大変だったと思います。これだけはずっと謝らなきゃいけないし、ずっと反省してます。

それでも井手さんと高橋さんはお互いの良いところを出しまくってフルタイムで激闘を繰り広げてくれました。審判してても判定の瞬間までドキドキしながら見てました。正直、あの試合を目の前で見ることが出来た自分は、あの日一番の贅沢を味わった気がします。

そんなこんなで勝利者賞のお米をご自宅まで送らせていただいたところ、お礼の連絡までしてくれて、なんかもうこっちからすると「めちゃくちゃな環境で試合させやがって!米なんかいらねえよ!」とか言われても仕方ないと思ってたんでこれでもまた涙目になってました。


サブオンリーと井手智朗

先日結婚も発表し、エンジニアとしてもあちこちに飛び回っているご様子の井手さん。たぶん心身ともに充実していると思います。

井手さんのサブオンリーの試合はギありであればIPPONジャンボリーとネワザチャレンジ、グラップリングはアマチュアQUINTETとNEWAZA MANIA(かつて渋谷にあった格闘技バーでの興行)で経験があるので、今回のGTFも自分の土俵だったりするのでは?と思います。(ちなみにグラップリングでの戦績は完全に沼田が忘れていて、ご本人に確認したところ普通にやってました。すみません!)

正直全くといっていいほど一緒に練習したことがないので想像でしか言えないんですけど、ポジションをドミネイトする力は凄まじいと思います。

なので、気になる対戦相手としたら、帯色も階級も一緒で過去にも対戦経験のある米倉大貴選手、階級は下ながら黒帯の後藤貴史選手、本人も「戦闘スタイルが似ている」と評している堤宏太選手との柔術家対決が見応えある気がします。あくまでも個人的に!!

(ちなみにこの原稿を書き上げたのが7月8日。現在は既にトーナメントが出ているので一回戦でこの組み合わせは無いということに!)

ともかく、井手さん頑張ってください!PPV 買って画面の前から応援してます!


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