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完全呼吸と片鼻呼吸(氣で満たす)YOGAをすること23

自分軸シリーズ
呼吸の事を書きます。

アーサナ(ヨガのポーズ)で身体を整えたら、次はプラーナヤーマで氣の通り道、ナーディを整えていく。その後は瞑想で心の淀みをクリアにする。

プラーナヤーマというのはサンスクリット語でプラーナ(氣、生命エネルギー)+アヤーマ(運ぶ)が合わさってできた言葉で、呼吸によってプラーナが運ばれる。

空気の中にプラーナは満ち、ぼくたちが暮らす世界はプラーナに包まれている。空気を吸うことによってプラーナは内に入り、吐く息でプラーナが、外に流れていく。

つまり呼吸はプラーナの循環であり、内と外を繋ぐ架け橋であり、さらに呼吸は身体と心を繋ぐ、顕在意識と潜在意識を繋ぐ架け橋でもある。

今回は代表的なプラーナヤーマのうち二つを紹介したい。

ナディショーダナ(片鼻呼吸)

坐骨を安定させ楽にすわり、骨盤の上に背骨をおき、この背骨の上に首頭をのせる。
柔らかい呼吸を何度か繰り返したあと、手でヴィシュヌムドラーを作る。

①口を閉じ鼻から息を吐ききる。上の写真の形で親指で右鼻の穴をふさぎ、左鼻から息を吸う。

②吸いきったら左の鼻の穴を薬指でふさぎ右の鼻から吐ききる。

③左の鼻の穴は塞いだまま、右の鼻から息を吸う。

④右の鼻の穴を親指でふさぎ、左の鼻から息を吐き出す。

⑤右の鼻の穴は塞いだまま左の鼻から息を吸う。

②に戻り繰り返していく。

慣れないうちは十数回を目処に。慣れてきたら長く。

慣れてきたらイダー(月の氣道 陰 女性性)
ピンガラー(太陽の氣道 陽 男性性)を意識して片鼻呼吸を行う。

プラーナが呼吸とともに氣道を流れるように。
意至るところに氣至る。
内と外の外呼吸だけでなく細胞レベルの呼吸が活発化し、背骨がスッーと伸び自律神経が整う。

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完全呼吸

ぼくはプラーナヤーマを行う際、ナディショーダナとセットで完全呼吸も行う。
安定した坐法で座り息をお腹から吐き出す。お臍が背中にくっつくイメージで。
息をゆっくりとお腹に吸い入れ、次に胸に肩に首にと身体を呼吸で満たしていく。
吸いきったら、また、ゆっくりと吐き出していく。これを何度も繰り返す。

完全呼吸と片鼻呼吸を繰り返し行うことで、氣道が整いプラーナで満ち、自律神経や様々な身体、精神機能が正常化、活発化していく。
また、背骨の横のイダーピンガラーが整うことで自分軸の中心となる背骨も安定する。

自分の軸を整えていく上でアーサナ、プラーナヤーマともにどちらもとても重要である。

ぼくは40分~1時間、完全呼吸とナディショーダナを繰り返し行うが、しっかりと集中出来たときは、

まるで自分が呼吸の中にいるような感覚になっていく。

それはとても氣持ちの良いなんとも言えない世界だ。


下の記事も参考に。
自分軸、哲学編

自分軸 アーサナ編



今回もご一読ありがとうございました!

混乱していく世の中、ゆったりとしかし力強く呼吸を意識して乗りきりたいと思います!怒りや不安、焦りなどを感じたらゆったりとした呼吸を意識しましょう!!

ナマステ✨





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