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白饅頭日誌:8月9日「基礎体力がなくても『元気!』に生きるための秘訣」

 今月3日に出した記事「良好な人間関係をつくるための秘訣」は、リリースした直後からこれまた大きな反響をいただきました。

 この記事では「体力」が人間関係や社会生活にどれだけ大きな影響をもたらす要素であるのかを説明し、体力をなるべく高く保つことによって人間関係が良好になる以外にも、日常生活で得られるさまざまな恩恵についても多角的に考察しました。

 この記事はマシュマロでもメールでも多くのご感想やご意見をいただいたのですが、そのなかでも

「ふだんから適度に運動して、それなりに体力には自信がある方なのに、どういうわけか仕事で疲れやすいのだが、これはなぜ?」

「基礎体力がないし、どうしても運動習慣は作れないのが、諦めるしかないのか?」

「年を取ってしまっていまさら運動はキツイ」

 といった主旨のご意見やご質問が多数寄せられていました。

 これらの論点はきわめて重要で、多くの人にとって有益な知見を提供できるよいご質問であると思いましたので、一連の「~の秘訣」シリーズの締めくくりとして、お答えしていきます。

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 最初に断っておきますが、日々の生活のなかで「疲れやすい」「気力がない」などと感じてしまうのは必ずしも「老い」ではありません。「年を取って基礎体力が落ちてしまったから」という説明で片づけてしまうのなら、そもそもこのような文章を書く必要がありません。「疲れやすくなったから、疲れやすくなった」というのでは、情報量ゼロのトートロジーです。

 いただいた上掲のご意見とは反対に「年を取って体力が落ちたはずなのに、それでもエネルギッシュで疲れ知らずの人」「そもそも運動習慣など持ったことがなく、基礎体力が低いはずなのにいつもやたらと元気な人」も一定数います。かれらがいつもバイタリティに溢れているのは、傍から見るととても不思議に思えます。

 かれらの姿をよく観察すると、共通していることがひとつ見えてきます。

 それは――

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