![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110428479/rectangle_large_type_2_f06d39531ad656310f0bb9b53ca15b75.png?width=800)
Photo by
theroadcontinues
白饅頭日誌:7月10日「『やればできる』とはかぎらないからこそ」
なるほど、自分もそう思う。
ぼくらはいつだって、いま何をしなくちゃいけないのかなんてわかっている。
それは転職するための準備を始めることかもしれない。
離婚のための準備かもしれない。
ラブレターを書き始めることかもしれない。
病院に行く日を決めることかもしれない。
テキストエディタをひらくことかもしれない。
ペンをもつことかもしれない。
でも、何をしなくちゃいけないか、わかっていても始められない。
「まずは」と僕らは考えはじめる。
「これをする前に、まずはやらなきゃいけないことがあって」
と考えはじめる。いつもそうだ。毎日そうだ。やらなきゃいけないことはわかっている。でも
「今日はさすがにむずかしい」
「他にやることが多すぎる」
「余裕がなさすぎる」
「コンディションがわるすぎる」
いくらでも言い訳を思いつく。それが言い訳だということも本当はわかっている。
やりたくないだけ。勇気がでないだけ。それをやることを少しでも先延ばしにしたいだけなのだ。
『とにかく取り掛かってしまえばいいんだよ。始めてさえしまえば、自然と最後までやってしまうものだよ、人間というのは。作業興奮といってね……』
そんな説明はもう聞き飽きたし読み飽きたし、書き飽きた。
(2023年7月8日)より引用
https://note.com/fta7/n/n16f982864c07
「やればできる」という言葉や考え方は、ポジティブ思考の代表格であるとされるものの、私もあまり好きではない。
というのも、たしかにこの言葉はポジティブで前向きで建設的であることには疑いの余地はないが、長い目で見れば疲弊してしまうからだ。
ここから先は
2,538字
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85458190/profile_45b64aa14e122299a048da74703a4f75.png?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
月額購読マガジンです。日記やコラムがほぼ毎日のペースで更新されます。さらに月ごとに特典をたくさんご用意しております。
白饅頭日誌(月額課金マガジン)
¥1,000 / 月
月額購読マガジンです。コラムが定期更新されます。その他に、「白饅頭note(本編・毎月2回更新・単品購入の場合1本300円)」の2018年…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?