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目標を持つ事に抵抗感がある人の心理


夢や目標を持つ事を良しとされる風潮の一方で、
「目標を持てない」や「目標を持つ事に抵抗を感じる」といった感情を抱いている人もいます。

今回は後者の「目標を持つ事に抵抗感がある人」の心理についてご紹介します。


まず目標を持つ事に抵抗感を持つ理由として、これらの心当たりがある人も多いかと思います。

・目標を持つ事へのハードルが高い
・達成できなかった時に自分の価値が下がる事への恐れがある
・目標を達成するための責任を持ちたくない
・目標を宣言した時、周りからの注目を避けたい
・目標を達成するほどの力は自分にはないと思っている
・目標を持って取り組んでいる人への嫌悪感や羨望感


そして、このような人の性格には、

・人の目を気にしてしまう。
・自分に自信が持てない。
・自分の評価は、自分以外の人が決めていると思っている。

こんな思いを持ちながら日々を過ごしている方が少なからずいるでしょう。


日本の会社や教育は、上司や教師から採点方式でジャッジをされる仕組みになっています。

その文化で生きてきた中で、自分が低いジャッジをされた時に、周りから「あなたの価値は低い」との評価をされた経験が、トラウマとなっている可能性があります。

周りから見た自分の点数=自分の価値

となってしまっているのです。


もちろん、スポーツやゲームなどのように、決められたルールの土俵の上では、採点や勝敗によって判断されます。

しかし、「人生」において、あなたの存在が、それらの採点で決められるほど、浅く表面的な物ではありません。

正確には、「自分の価値について悩んでいる人の価値観」と、「価値の特性はそれぞれ違えど、皆が同じだけの価値を持っていると思っている人の価値観」は、まったく違う意味を持つものになります。


前者は、「何かを成し遂げる事によって対価を得る」事のみに価値を感じています。
そして、それまで価値の低かった自分が、何かを得たと同時に、「得ていない人」の価値を低く評価し始めてしまうのです。
自分の価値が落ちてしまう事を恐れ、常に何かを得ようとし続けるループにはまってしまう恐れがあります。

対して後者は、「明確な理由や対価がなくとも、そこに価値を感じる事」や「自分の価値は自分で決める」のような感覚を持っています。
価値がないと思うのも自分だし、価値があると思うのも自分である事を知っています。

実は価値というものは、自分で自分の価値を決めてみると、結果はあとからついてくるようになります。
一見すると、魔法のようで、不思議な事ですよね。


しかし、この時の価値とは「目標」の事でもあります。

理想をイメージすると、そこに関連する情報が自然に集まってきます。
情報が集まると、理想に行き着くための、道のりが見えてきます。
その道のりを、自分のペースで一歩一歩進んで行く事で、気がつけば、夢を描いた世界に辿りつく事ができるのです。

そしてこれらはすべて、「自分の世界の中」での出来事です。
たとえ途中で頓挫したり、方向転換しようとも、自分の価値を蔑む必要なんてまったくないですよね。

「自分の心のコンパスに従った結果、そうなった。」
それでいいと思うのです。
そして、それを伝わらない相手に無理に伝えようとする必要もありません。


目標を持つ事へのハードルが高いのなら、身の回りの小さな事から始める事。

目標を宣言した時、周りからの注目をされたくないのなら、自分の世界だけで目標に向かう事。
目標は人に示すために持つ物ではありません。

そして、目標を達成できるかどうかは、この世の誰にもわかりません。


そう思ってみれば、目標を持つ事への抵抗感はとても小さくなるかと思います。

ぜひ、目標を自由に思い描き、その道のりを楽しむ事から始めてみはいかがでしょうか。

今日も素敵な人生をお過ごしください。


鈴木天尋


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