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健全な子供は嘘をつく

典型的な4歳児は、2時間に1回嘘をつく。
このようなことがいくつかの研究でわかっています。さらに、6歳児は嘘をつくことがもっと多いと言われれいるそうです(つまり、1時間に1回も!)。
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何よりも、嘘をつくのは普通のこと
嘘をついたことがない人はいないはず(6割の人は10分に1回の頻度で嘘をついているそうです)。なぜなら、嘘も方便というケースがあるからです。

子どもは、学校のテストを避けたくて仮病を使います。大人も同じで、翌日の仕事の負荷に恐れをなして、病気になることがあります。あるいは、相手の気持ちを傷つけないために嘘をつくことも。成長中の子どもたちにとって、嘘をつくことは発達における理由があります。実際、幼い子どもたちの場合、嘘をつくことは良いサインですらあるのです。
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健康に関するソーシャルネットワークサービスの「PsychCentral」によると、3歳から7歳の子どもの場合、想像力とクリエイティビティの影響で、「嘘」と「彼らなりの真実」の間の境界線があいまいになります。
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4歳までに、9割の子どもたちは嘘の概念を理解します。心理学者はこれを発達のマイルストーンとしていて、健全な脳の発達における重要な成長の1つであるとさえ考えられています。

実際、学力の高い子どもたちは、2から3歳のときに嘘をつき始めるといいます。子どもの嘘に関する最先端の専門家、Victoria Talwar博士は、「嘘をつくことは、知性と関連があります」と述べています。IQの高い幼稚園児は、嘘をついたり大ぼらを吹くことが多いのです。
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子どもは、嘘が悪いことだと知りながら、そんなに大した問題ではないと思って嘘をつきます。ソーシャルワーカーのJames Lehaman氏は、子育てに関するウェブサイト「Empowering Parents」のインタビューにおいて、子どもが(親も)嘘を正当化する際の思考について説明しています。

彼らは、嘘が禁じられていることを重々承知しています。でも、それが誰かの迷惑になるとは思っていません。両親がその嘘を有害だと思っていても、同じようには考えていないのです。ですから、こんなことを言うでしょう。

「食べちゃいけないときに、砂糖入りのお菓子を食べるのはよくないってことは知っているよ。でも、それで誰かに迷惑かけるわけじゃないでしょう」「僕のドライフルーツと友だちのお菓子を交換したのはダメなことなんだよね。でも、誰にも迷惑かけてないし、自分で何とかできるもん。それの何が悪いの?」――それが、子どもたちの言い分です。

彼らの頭の中には2つの価値観が共存しています。「これは禁じられている」という家族の価値観と、「誰にも迷惑かけないんだし、どうだっていいじゃん」という子どもの価値観です。

子どもは、誰にも迷惑をかけないというアイデアを使って、自分の行動を正当化します。その結果、嘘という不誠実な行為に出るのです。

思春期を迎えると、危険がいっそう高まります。

でも、思考回路は変わらないので、大麻を吸い、酒を飲みながら、「でも、誰にも迷惑かけてないし。友だちも大麻やってるけど、害はなさそうだし。酒を飲むのが悪いのは知っているけど、親だって飲んでるし、何の害もないみたいだし。だから、自分で何とかできるもん。自分は、親が思っているほど幼くないんだ」と言うでしょう。

禁止されていることは知っているのです。でも、それが誰かに迷惑をかけるとは思っていないか、あるいは、その迷惑を正当化しているかのどちらかです。
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心理学を研究しているNancy Darling博士によると、「皮肉にも、ルールを一貫して守らせることができる親は、わが子に対して温かく、会話をしているタイプの親」なのだそうです。このタイプの親は、影響力のある重要な領域においていくつかのルールを定め、そのルールが必要な理由をわが子に説明し、守ることを求めます。しかし、そのほかの領域に関しては、子どもの自主性を重んじ、自分で決める自由を与えています。

このような親の子は、もっとも嘘が少ない子どもたちです。隠しごとはそんなに多くなく、きっと5つ程度しかないでしょう。

交通警察のように取り締まる
わが子が嘘をついたときは、道徳違反ではなく、「ルール違反」として対処したほうがいいそうです。私は「Empowering Parents」で見つけたアドバイスが、とっても実践的だと思いました。それは、スピード違反のように嘘を取り締まるという方法です。

親は、スピード違反に対応する警察のように嘘に対応しなければなりません。スピード違反を見つけた警察は、違反切符を切るだけで、あまり多くの説明を求めません。つまり、ただ結果を与えるだけなのです。嘘をついた子どもにも、同じ対応をするといいでしょう。真実を言わなかった子どもには、ただそれに対する結果だけを与えればいいのです。1回目の嘘に対しては、1時間早く寝なければならない。2回目の嘘ではケータイを没収。ケータイでなくても、その子が好きな物を、1日か2日使えないようにしてしまいましょう。それは、コンピューターを使う時間やテレビを見る時間でも構いません。

与えられる結果は、嘘に対するものでなければなりません。その出来事に対して個別の結果があるなら、それは細かくわける必要があります。門限を破ったけれど真実を話したなら、金曜日の外出を禁止にしても、ケータイを没収することはありません。しかし、嘘もついたなら、両方を失います。

その際、道徳について触れるべきではありません。たしかに嘘は間違った行為であり、他人を傷つける行為であり、家では真実を話すべきです。しかし、それを道徳の問題ではなく、技術的な問題にしてください。法律を破った。ルールを破った。だから、結果があるという具合に。





lifehacker
子どもが嘘をつく理由とその対策
著者堀込泰三

はじめにタイトルの根拠となりえる説明を
引用させてもらいました。
しかし、この事は私の問題児三人を育てる中で、
最近確信に変わりつつある体感の一つです。
もちろん、その子自身の性格によるとは思いますが…私自身は全く嘘をつかないとも言いませんが、
昔からバカ正直で損をしてきた人間ですから。

嘘をつくことが健全なこと?
これを読んでいる皆さんが、
意味が分からないのも無理はありません。
非常識なことを書いているのは、百も承知です。
しかし、実際に過去の我が子達は嘘をつき、いたずらや悪さをして色んな人達から親子ともに叱られることが多かったですが、
子供に致命的な問題が起こったことがありません。

あ、末っ子はいまだに嘘つきで、習い事の先生に将来犯罪者になるんじゃないか、虚言癖になるんじゃないかと余計な心配されましたが、
1週間に1時間しか末っ子のこと見てないくせに、何が分かるんだと思ってます。
万が一、犯罪者となっても家族は家族。
何も変わりません。
犯罪者になっては取り返しがつかない?
それはその通りで、立派な正論です。
しかし、うちの問題児育ててみてほしい、同じこと言えるのか?
問題児は大人の思い通りになるわけないし、言うこと聞くわけがないのです。

なので、その時の習い事でのやりとりは
私「子供は言うこと聞かないしね」
その場にいた他のお母さん「言うこと聞かそうとするのをやめたらいいんじゃない?」
私「言うこと聞かなくても、勝手に問題乗り越えてる。親のことなんて何にも考えてないけど、勝手に問題解決してる。」
みんな爆笑

我が家の問題児たちは言うことは聞かないけど、少なくとも
ちゃんと自分でしたことの責任とってます。
だから、そんなにまわりに心配されても何の意味もない。
それに心配は言葉でするのではなく、自然な無意識な行動でするのがいいと思います。
この事についてはまたの機会に書きます。

それに入学後4年間、毎週5日間、ほぼ8時間通っている学校では
そんな指摘、一度もされたことはありません。
ということは、末っ子のレベルの嘘つきは、
学校には普通にいるレベルということなのだと思います。
確かに我が家の中では、一番嘘つきだとは思いますが。
上二人は成長にともない、必要以上のうそはつかなくなりましたし。
我が子達は勉強は嫌いですが、学校に真面目に行くし、
好きなことや得意なことも各々あります。
クラスメイトと比べれば、それは自信に繋がるほどのレベルにはなると思います。
ツイッタラーやYouTuberなどの中では
全く及ばないですが。
私はここに非常識なことを書きますが、
少なくとも我が子達には非常識なことが正解だったということが、
我が子達の成長を見ると、よく分かります。

話は戻り、嘘については
引用した通り、発達に必要不可欠なものです。
だからといって嘘つきっぱなしにしてはいけないし、
私は引用した最後の解決法二つを、
誰に教えられなくとも実行していました。
しかし、決め事を最低限にしたところで、嘘つきの回数は変わりませんでした。
また嘘の代償を道路交通法の違反切符のようにしても、
それさえ我慢すればいいなら我慢する、嘘つくことを選ぶ、と我が子達はへこたれませんでした笑
だから私は、自分のストレス緩和のために解決法をやってましたね。
まわりが何やっても、問題児は自分で決めないと変わらないので、
私のストレス解消する事は、とても大切なことです。









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