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自立した学習者の育成を目指して、公立の小学校で奮闘しています😊 ぼちぼち更新します✨

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最近の記事

2学期も定時で帰るために。

まずは週案。 分かっている範囲で良いので、予定を埋めてしまいましょう。 成績をつける日から逆算して、漢字50問テストの日も、もう決めてしまいます。 そうすることで、児童に示すことができ、事前の見通しが立ちます。(学習計画が立てやすくなる) 評価基準表も、もう作りましょう。 すると、どこまでを2学期の評定に入れられるか、ある程度予測することができます。 必要な準備物も分かるようになります。 成績用のスプレッドシートも2学期用に新調したり、机の中を整理整頓したり、シ

    • お楽しみ会で、伸ばす。

      「子供たちがつくるお楽しみ会」を始めて、かれこれ5年。 毎年、自分たちでよく考え、よく動き、改善のサイクルを回している。 とても良い、成長の場となっている。 まず、お楽しみ会が「自分ごと」になる。 「楽しむ」ためにはどうしたら良いか、真剣に考えるようになる。 だから、本番は本当に楽しい。 ダンスチームは、高校生や大学生の如く、休み時間や放課後も集まって練習に励み、青春を謳歌している。 クイズチームは、「kahoot!」を使ってクイズを作り、Chromebookで

      • 最低限の明示。

        取りかかるのに時間がかかる子がいる。 何をしたら良いのかが理解できずに、固まってしまったり、手遊びをしたり、友達とお喋りをしたりしてしまったりする子がいる。 その子たちが自力で問題解決をするために、拠り所になるのが教師からの「最低限の明示」である。 つまり、ひとまずこれをやれば良い、である。 例えば、社会科のレポート(S)を作る際にも、教師が「こんなかんじでやればいいよ」と例を見せる。 その通りにやれば、ひとまずOK。 よく頑張りました!!なのである。 ここまで

        • どうすればいいのか、に迷ったとき。

          私のクラスでは、心マトリクスを印刷して、ラミネートして全員に渡しており、道具箱に保管させている。(いつでも使うことができるようにするため) 星⭐️→満足・自由 月🌙→没頭・自信 太陽☀️→謙虚・協力 花🌸→賛同・解決 雷⚡️→批判・疑問 亀🐢→退屈・不安 北風🌪️→傲慢・対立 卵🥚→不満・束縛 となっている。 主に使う場面は2つで、 ①教師が気になった子に対して、自分の状態を確認するように促す時 ②児童自身がどうすれば良いのかわからなくなった時 である。 例えば

        2学期も定時で帰るために。

          夏休みの宿題。

          普段から「勉強は自分でやるもの」と伝えているため、自主学習ノートを使って家庭での学習を進めさせている。 基本は「けテぶれ」。 土・日に月〜金曜日までの計画を立てる。 基本的に、決めた計画通りにやる。 しかし、急な用事があってできない場合や、体調・精神状態によっては計画通りにやれないため、その時はノートにやれなかった理由と、次にどうするかを書くようにさせている。 また、やらない日だったけどやっぱりやる、という選択もOKにしている。 年度当初は「計画」を立てるのに苦労

          夏休みの宿題。

          負荷。

          自由進度学習を進めていくと、子供たちの「疲労」に気付くときがある。 「自己判断・自己決定」をし続けることに「疲れている」のだ。 幸福度では優位だが、それがずっと続くことで、疲れてしまう。 確かに楽しい。 非常に充実している。 満足している。 力もはるかについてきている。 でも、疲れる。 だから、教師は 少しは選択肢を与えてあげたり、 時にはやり方を決めてあげたり、 休むことを「悪」とせず、選択肢の一つとして認めてあげたりするなど、 負荷を調節したり、休

          負荷。

          出題問題が分かっているテストは何のために?

          頑張ったことが頑張った分、報われる世界。 出題問題が分かっているため、何度も繰り返しけテぶれサイクルを回すことで、「できる」ようになる。 確実に、力はつく。 知識・技能はそれで良いのかもしれない。 と、いうことはいわゆる「漢字の50問テスト」の問題は事前に配付し、繰り返しけテぶれサイクルを回させるのが良いのか? どのクラスにも、漢字の定着が不十分な子はいるだろう。 苦手意識が強いのかもしれない。 だから、これほど「できる」ようになるのであれば、この方法でやらせて

          出題問題が分かっているテストは何のために?

          このゲームのクリア方法を学ぶ。

          勤務校では、毎学期末に基礎学力を身につけるための勉強週間やテスト(漢字・計算)を行っている。 そこでのクラス平均が、過去最高を記録した。 ようやく、点数の取り方が分かってきた。 どのように、どれくらい努力を続けると結果が出るのか、報われるのかが見えてきたように感じている。 本当に頑張っている子たちの努力は報われてほしいと思う。 そして、惜しくも不合格だった(基準点に至らなかった)子たちも努力をした上での結果だったため、ぜひやり方をこれからを学ばせ、量を取り組ませてい

          このゲームのクリア方法を学ぶ。

          現在地を知るための他者評価

          自分の現在地を知るために、テスト(やってみる)がある。 それも、もちろん大切。 しかし、教師目線で言えば、他者による評価によって子供たちが現在地を知ったり、それにより努力する方向性を知ったり、伸びたりする瞬間をたくさん見てきている。 だから、子供たちにはしっかりとフィードバックをしたい。 あなたは、いま、ここだよ。 こうすると、もっとよくなるよ。 と。 通知表の結果も大切だが、普段からの声かけによるフィードバックを大切にしていきたい。

          現在地を知るための他者評価

          見通し。

          先の見通しを持つために計画を立てる。 しかし、計画はある程度の「指標」がないと、立てられない。 自由進度学習では、毎回の授業の初めに計画を立てさせる。 また、単元の初回には、単元計画を立てさせる。 特に、単元計画は「いつまでに、どこまでやるか」や「何ができるようになるか」を意識させて決めさせている。 その指標として、まず児童には「大体これくらいかな?」といったものを示す。 多くの子はその通りにまずなぞる。 それでいいのだ。 それで、全然OK。 次の単元になる

          見通し。

          実感を伴った理解。

          家庭では子供たちの日々成長する様子を見てもらっており、懇談会では前向きなご意見が多かった。 教師は、子供たちに安心感と居場所を与え、力をつけさせる。 年度当初の不安も、子供たちの姿を見て払拭されていく。 そうやって保護者は実感を伴いながら理解していき、この指導(やり方)の妥当性や必要性を感じ取っていく。 教師のやることは明確。 教師の努力すべきベクトルも。 これからも同じ目線方向を向いて、協力しながら子供たちを伸ばしていきたいと思う。

          実感を伴った理解。

          「できた!」喜び。

          跳び箱運動の授業の初回、さっそく嬉しいことが。 現在地を確かめる前に、安全面での諸注意と、技能のポイントを伝え、練習させていたところ、跳べる子が続出。 なかなか勇気が出なかった子も、技能のポイントを繰り返し練習するうちに、跳べるようになりました。 思わずハイタッチをしてしまいました。 跳び箱運動は不思議なもので、一度コツをつかむと、できなかった子が一気に8段まで跳べるようになることも。 ある程度の運動能力があれば、後は反復練習なのだと再確認。 何度かやっていくうち

          「できた!」喜び。

          跳び箱運動でけテぶれ。

          まずは、現在地の確認から。 横向きか縦向きか、3段か4段か、それ以上か、跳び方はどうか…。 確認が済んだら、目標と計画を立てます。 評価基準表を見ながら、できるようになるためにどんな技能が足りないかを確認して、練習していきます。 毎時間、「この時間でがんばること」を計画として決め、遂行し、「できるようになったこと」や「もう一歩なところ」、「次回どうするか」などを振り返り、学びを進めていきます。 跳び箱運動は怪我が多い単元であるため、注意点は必ず伝え、危ない行動を見つ

          跳び箱運動でけテぶれ。

          自己学習力の覚醒。

          最近、自己学習力が覚醒してきた児童が増えてきたように感じている。 1週間分の自主学習の学習計画を土日に立てることができている。(見通しをもって学習を進めることができている) 学習を始める際の「け」では、なぜ今からこの勉強をするのか、根拠を書くことができている。(漢字の小テスト100点を取りたいから、算数の〇〇の単元が苦手でできるようになりたいから、など文章で具体的に書いてくる子が増えた) 「テ」では、自分に厳しく採点することができている。(自分に甘いと正確な現在地が分か

          自己学習力の覚醒。

          問題解決能力。

          「現在地を知る」=「問題発見」ととらえ、問題を発見したら、次はどのように解決をするか、だ。 けテぶれ的な解決方法でいうと、次は「ぶ」である。 漢字の勉強であれば、「テ」で問題発見をしたので、「ぶ」でミスの原因を見つけて、同じミスをしないようになるまで「れ」をし、できるようになったかを確認するために再び「テ」をする。 最終的に、できるようになるまでやったら、「解決」といえるだろう。 QNKS的な解決方法でいうと、問題発見をしたら、解決方法を「Q」と置き、どうしたら解決で

          問題解決能力。

          生きる(人と関わる)ってどうやるの?

          私のクラスでは、心マトリクスを印刷してラミネートしたものを児童全員に配っている。 それくらい、いつも意識して欲しいからだ。 心マトリクスは、自分の状態を自分で確かめ、自分で操作できるようになるになるための図である。 「考える・動く」と「思いやる・信じる」の2軸で構成されており、どの状態が良い、悪いと教えるものではなく、自分自身を知るためのもの、という感覚が強い。 自分自身の現在の状態を知ることができれば、無思考・無目的にならずに済み、結果、自身の問題解決につながってい

          生きる(人と関わる)ってどうやるの?