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見通し。
先の見通しを持つために計画を立てる。
しかし、計画はある程度の「指標」がないと、立てられない。
自由進度学習では、毎回の授業の初めに計画を立てさせる。
また、単元の初回には、単元計画を立てさせる。
特に、単元計画は「いつまでに、どこまでやるか」や「何ができるようになるか」を意識させて決めさせている。
その指標として、まず児童には「大体これくらいかな?」といったものを示す。
多くの子はその通りにまずなぞる。
それでいいのだ。
それで、全然OK。
次の単元になると、自分なりに決め始める子も出てくる。
初めから全員、先を見通した計画を立てることは難しい。
だから、指標を示す。
1学期は、自分でできることをそこまでは求めない。
だんだん自分でできるようになるといいな、くらい。
10時間完了の社会科の単元であれば、まず「四つ切り画用紙一枚にまとめる」ことを「S」(ゴール)として児童に示す。(何ができるようになるか、がここ)
単元計画例
①→単元を貫く問い(教科書の問い、「Q」)を確認し、単元計画を立てる。(生まれた問いも記録しておく)
②〜⑤→教科書の内容を「N」する。
⑥〜⑦→「N」した内容から「K」する。
⑧〜⑩→四つ切り画用紙に「S」する。完成。
このように指標を示していれば、児童はそのままなぞり、迷わずに計画を立て、遂行することができる。
1学期には3つ単元があったが、3回目には自分なりの単元計画を立てる子が増えていた。
また、自分でできるようになっても、ある程度示し続けることで、安心感が生まれる。
先の見通しが立つことで、今、何をやるべきなのかが見えており、迷わずに学びを進めていけるようになる。
「自由な空間」の取り扱い方の初歩として、しっかり計画を立てられるようにしていきたい。
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