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出題問題が分かっているテストは何のために?

頑張ったことが頑張った分、報われる世界。

出題問題が分かっているため、何度も繰り返しけテぶれサイクルを回すことで、「できる」ようになる。

確実に、力はつく。

知識・技能はそれで良いのかもしれない。

と、いうことはいわゆる「漢字の50問テスト」の問題は事前に配付し、繰り返しけテぶれサイクルを回させるのが良いのか?




どのクラスにも、漢字の定着が不十分な子はいるだろう。

苦手意識が強いのかもしれない。

だから、これほど「できる」ようになるのであれば、この方法でやらせてあげたい。

その子の努力が報われるようにしてあげたい。






しかし、そうしないのはなぜか?



まず、幅広く学んで欲しいから。

その50問の問題以上の問題数に触れ、それぞれの漢字や熟語の意味を調べ、使い方を学んで欲しいから。

結局はこの50問ができたかどうかで評価をするのだが、それに向けてする努力の内容や量が変わってくる。


次に、この先に続かないから。

何が起きるか予想のつかない社会で、問題発見や問題解決ができるようになって欲しい。

決まった問題だけでなく、様々な問題に対しても取り組み、解決できるようになって欲しいという願いがあるから。


だから、出題範囲内をくまなく勉強させ、実力をつけさせていき、どんな問題が出題されても対応できるように努力させていく。



しかし、あまりにもテストの点数が低いと、保護者は不安になり、児童は報われなさから自己嫌悪に陥る。

そうならないように、子供たちの学習状況を見取り、教え、励まし、「できる」ようにしていきたいと思う。

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