どうすればいいのか、に迷ったとき。
私のクラスでは、心マトリクスを印刷して、ラミネートして全員に渡しており、道具箱に保管させている。(いつでも使うことができるようにするため)
星⭐️→満足・自由
月🌙→没頭・自信
太陽☀️→謙虚・協力
花🌸→賛同・解決
雷⚡️→批判・疑問
亀🐢→退屈・不安
北風🌪️→傲慢・対立
卵🥚→不満・束縛
となっている。
主に使う場面は2つで、
①教師が気になった子に対して、自分の状態を確認するように促す時
②児童自身がどうすれば良いのかわからなくなった時
である。
例えば、自由進度学習では花🌸(生産性のないおしゃべり)、北風🌪️(月🌙で頑張りたい人の邪魔をする)、亀🐢(動かない、考えない)になりやすいため、教師が確認を促す。
自分で気付くことができたら、次はどうするかを考えるようになる。
毎時間のふり返り(自己省察)の時間にも使わせる。
「今日は月🌙で頑張りました。」
「今日は、友達と一緒に頑張ったので太陽☀️でしたが、途中、花🌸になっていたときもあったので、次回は気をつけようと思います。」
「友達と太陽☀️で頑張ろうとしていたのですが、友達は月🌙で頑張りたかったようで、気が付かなかったから、北風🌪️になってしまいました。次からは相手の顔をよく見て決めたいと思います。」
「今日はやる気が起きず、ずっと亀🐢でした。次回は頑張ります。」
このように、自己省察に使うことができ、次の行動に繋げることができるようになる。
また、児童自身が生活をする中で、どうすれば良いのかわからなくなった時には、まず心マトリクスで自分の状態を確認させる。
雷⚡️なら、なぜイライラしているのか、QNKSさせてみるのも良いだろう。
自分が頑張っている、ルールをちゃんと守っているのに、みんなが守っていない、だからイライラ⚡️している。
ならば心マトリクス上の反対側を見せて、「思いやる・信じる」ことを選択させる。
相手の気持ち、考えはどうなのだろう?
なぜ守れなかったのだろう?(事情があった?たまたま?その一回を許せない?信じられない?)
つまり、心マトリクスを見ながら、自分の状態の確認(メタ認知)を促し、どうすると良いのかの対話ができる。
このように、学校生活の様々な場面で使い、使わせることで、生涯にわたってよりあるべき行動をすることができるようになる。(自己指導力が身につく)
おすすめです。
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