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「本を執筆してみませんか?」12)推敲・校正:全体通し読み返し

読み返しの工程が済みましたら最後の工程であります「推敲・校正」に入ります。

どちらも「文章を直す」という意味では同じですが、「推敲」は文章を直すことに使う言葉ですが、主に“言葉回しや表現をより良くする”といった意味で使われるのが一般的です。

「校正」の場合は“文章そのもの”を変えるのではなく“表記の間違いや誤字
脱字を修正する”というニュアンスが込められています。

この工程では大幅な文章の改変は行いません、基本的には読み返しの時
大幅改変はどう行うかを考え処置します。

加筆訂正、一部削除したり追記したり・・・「推敲・校正」では微修正に限ります。

もいしどうしても気に入らない時は1コマ単位での入れ替えも視野に入れ行動します。

【文章の添削の考え方やコツ、注意点解説】

1. 誤字脱字はないか?(特に企業名や人物名といった固有名詞に注意)
2. ですます・である調の統一はされているか?(予め執筆ガイドラインを制定)
3. 読点の位置は適切か?(一文につき3つ前後の使用)
4. 話し言葉の使用は意図的ですか?(文法上の間違いに注意)
5. 表記揺れはないか?(Wordの「校閲機能」やGoogleドキュメントの「検索と置換」機能活用)
6. 使用している語彙レベルは適切か?(読者のレベル感に合わせて使い分けを)
7. 一文が長くなりすぎていないか?(一文100文字以内)
8. 主語と述語の関係は正しいか?(読み手のストレスを誘発しないように)
9. 修飾語の位置は適切か?(誤読しそうであれば適切な場所に挿入)
10. 慣用句や比喩表現の誤用はないか?(慣用句や比喩は本当に必要なのか?)
11.分かり易く簡潔になっていますか?(スリムな表現に置き換えられないかチェック)
12. 曖昧な表現が多用されていないか?(内容を裏付ける根拠に基づいて制作すべき)
13. 同じ表現、単語を連続で使用していないか?(言い換えたり置き換えたりして表現の幅を広げる)
14. 因果関係や論理展開が整理された文章構成になっているか?(文章の流れが破綻していないか確認)

伝えたいことを分かりやすく発信するために文章を見直し、添削します。

絶対的セオリーはありませんが、悩んだり迷ったら読者目線に戻り第三者的
立場で読んでみましょう、決して作者の都合が最優先されないように・・・。

また、自分で本を書くようになりますと、読書も今までと少し変わり著者目線で読むことが出来大変参考になります。

自分流の確立を目指し量稽古を積みスキルUPして行きましょう!

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