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あるシニアの叫び!「高校野球の嫌い~慶応高校優勝から」

慶応高(神奈川)の107年ぶりの優勝で幕を閉じた夏の甲子園ですが、森監督の言葉が一気に有名になったりしましたが、現実はどうなのでしょうか?

慶応高校の野球部のホームページには、チーム紹介の中に「部訓」、「心得」、「コーチ心得」の3項目が紹介されている。

慶応高に入学するには、小学校(幼稚舎)や中学校(中等部、普通部)から
内部進学するパターン以外に、「一般受験」、「帰国生」、「推薦」の3つの方法がある。野球部でベンチ入りしているメンバーの多くは「推薦」です。推薦の基準は、中学の内申点で45点満点中38点以上となっており、それ
以外はスポーツなど優れた実績があれば、入試は作文と面接のみ。

チームのスローガンとなっている“Enjoy Baseball”という言葉が独り歩きして、「練習が緩い」というイメージを持っている方が少なくないようだが、決してそんなことはない。

森林貴彦監督の方針では、トップダウンで押し付けるようなことはないが、選手同士の競争は厳しく、トレーニングをかなり積極的に行っている。

決勝戦で敗れた仙台育英の須江航監督は、慶応高について「技術はもちろん、現代の高校野球に必要なフィジカル面でも素晴らしかった」と讃えている。

メディアで話題になった「長髪」や「白い肌」といった目に見える部分とイメージは、慶応高野球部の“本質”とはかけ離れたものである。

熱心なスカウティングや入学後の厳しい鍛錬が、今回の優勝を支えていたということは、知っておいてもらいたいところだ。
~西尾典文(にしお・のりふみ)野球ライターのコメントより

マスコミの報道では、慶応高校の野球スタイルが素晴らしくて、今後の高校野球のあり方を変える、との過剰報道もありますが、本当にそうなのでしょうか?

確かに一部の野球超エリート校においては自由な雰囲気で生徒の自主性を
重んじる傾向は強まるでしょうが、普通校以下ではあり得ないことでは?

基本的な躾が出来てマナーやコミュニケーション能力があればOKでしょうがそんな優秀な人ばかりではありません、謎の校則が残っているのもそのせいでは?

個人の自由・自主性を重んじるには大切なことですが、それは人として最低限のレベルに到達しているのが前提になります。

人との挨拶の仕方、口の利き方、団体行動のイロハ、などなどの基礎も出来ていない生徒が相手なら、まずはそこから取り組む必要があります。

大切なのは「これからの高校野球、甲子園のあり方は・・・」を論じる以前に人としてどのように教育し育成して行くか、その方法は幾つもあるってことです。

多様性を認め、マナーや人としての基礎を教え込む教育の一環として「野球」というチームスポーツが存在すれば良いのだと思います。

エリート集団を絶賛し良い所取りだけに走るなかれです、応援者の問題も含め問題は沢山ありますので、それを皆で議論してより良い方向に転換して行くことが大事なのであります!

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