見出し画像

今更人に聞けない四字熟語vol.2「厚顔無恥」「完全無欠」

「厚顔無恥」(こうがんむち)

【意味】
厚かましくて、恥知らずなこと。 他人の迷惑など考えずに自分勝手に行動すること。
「厚顔」は、厚かましいこと。 「無恥厚顔むちこうがん」ともいう。
自分の都合や考えだけで行動することや、他人にかかる迷惑を考えないことを表現する際に使われています。二つの熟語を重ねて使うことで、厚かましさをより強調しているといえます。

【語源】
由来は、中国最古の詩集「詩経」にあると言われています。 「巧言如簧、顔之厚矣」これは巧みな言葉で外面を取り繕い、内面の恥を隠すといった意味になります。
「厚顔」という表現が使われたのは、これがはじまりとされています。

【例文・使い方】
(1)あの政治家の厚顔無恥な態度と言い訳にはうんざりする
(2)人を批判しておきながら、困った途端に泣きついてくるとは厚顔無恥も甚だしい
(3)厚顔無恥になりたい」という人が増えている?
自分は違うと思っていますが、周囲からの評価は不明「厚顔無恥」とは絶対に言われないように注意して謙虚に生きて行きたいと思っております。


「完全無欠」(かんぜんむけつ)

【意味】
欠けるところや足りない点がまったくなく、申し分がなく非のうちどころがないこと。 
「完全無欠」は「完全」と「無欠」の2つの言葉から成り立つ四字熟語であることがわかります。「完全」は、「欠点がない」「必要な条件を満たす」という意味。「無欠」は「足りないところがない」「欠点がない」ということ。よって「欠点や不足がなくて、非のうちどころがない」となるのです。

【語源】
「完全無欠」という言葉の由来は、はっきりとはしていません。明治時代の小説家・政治家の植木枝盛の著書「尊人説」(1878年)にその文言が記されていることから、少なくとも日常生活で使われてきた言葉といえるでしょう。

【例文・使い方】
(1)わが社のエースは、完全無欠の仕事ぶりで、後輩たちの憧れの的だ
(2)今回の新商品は完全無欠で大ヒット間違いありません!
(3)世の中に完全無欠な人などいないよ


昭和に流行した「完全無欠のロックンローラー」とい曲のタイトルを連想してしまいます。

世代が知れてしまいますが、自分としては生涯縁のない言葉と感じています。

この記事が参加している募集

#名前の由来

7,884件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?